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【自己資金ゼロって言ったじゃん…】頭金ゼロで家を買って分かった予想外の出費

今回は、私がマイホームを購入したときに何度も心の中で叫んだ、

「だからさ、自己資金ゼロって言ったじゃん……」

という話です。

 

いま思えば、自己資金ゼロのくせにマイホームを建てようとした私の頭もバグってますが、

毎日のように数千、数億の商売をしているあの営業の金銭感覚もバグってます。

 

まじで。

 

注文住宅の打ち合わせでは、キッチンやお風呂、トイレなど、最初から建物価格に含まれている設備がたくさんあります。

自己資金ゼロでも安心してください。入居までに準備するものは、それほど多くありませんよ。ちょこっと税金とか、手付金とかありますけどね。

こんな説明を聞けば、「頭金なしでもいけるなら、手元にそれほどお金がなくても家を建てられるのでは?」と思ってしまいます。

私もその一人でした。

ところが家づくりが進むにつれて、手付金、契約時のお金、カーテン、テレビを見るための設備、外構……と、予想していなかった出費が次々と出てきました。

テレビはあるのにテレビが映らない新生活になる可能性だってあったのです。

この記事は、自己資金をできるだけ使わずに注文住宅を建てようとした私の失敗談です。宅建士となった今なら契約前に何を確認するかもわかります。必要なところだけ補足します。

自己資金ゼロのつもりで家を建てたら、予想外の出費が続いた

自己資金ゼロのつもりで家を建てたら、予想外の出費が続いた

 

まず、私が

「え、これも必要なの?」となったお金を並べてみます。

お金 我が家の実例
土地の手付金 50万円を契約時に用意
カーテン 住宅会社経由の概算は約30万円。自分で探して全居室分を5万円以下で購入
駐車場のコンクリート 2台分で約60万円の見積もり
その他 契約時の印紙代、テレビの受信環境、引越しなど

金額はすべて我が家が家を建てた当時の話です。手付金は売買代金と別に丸ごと増える費用ではありませんし、30万円と60万円は当時提示された見積もり。上の数字を足して「誰でもこれだけ必要」と言いたいわけではありません。

ただ、当時の私は建物の見積もりを見て、入居までのお金もだいたい足りると思い込んでいました。それが間違いの始まりでした。

ここだけ先に確認:「頭金ゼロ」は住宅価格の頭金を入れないという話です。「自己資金ゼロ」という説明を受けた場合も、手付金・諸費用・入居準備費まで0円という意味なのかは別に確認した方が安心です。

土地の手付金50万円!?「自己資金ゼロって言ったじゃん……」

土地の手付金50万円!?「自己資金ゼロって言ったじゃん……」

私の場合、土地の契約が近づいたころ、営業担当者から突然こんな話がありました。

土地の手付金が50万円ですね。来週の契約時にご用意ください

自己資金ゼロでもぜんぜんいけますよって言ってた人から、来週ちょっと50万円持ってきってと言われる。

ご、50万円?

いや、そんな笑顔で当たり前のように?(ですが、この人たちにとってはいつものことなのです。)

 

あくまで手付けですから。

手付けの意味くらいわかってるよアホ。

 

そうじゃなくて、

自己資金ゼロって言ったじゃん。

 

幸い、私たちは「何かあったときのためのお金」を残していたので用意できました。

「住宅ローンを組む予定だから大丈夫」と思っていても、土地の契約日は、住宅ローンのお金を受け取る日より先に来ることがあるんです。

宅建士メモ:土地の手付金は契約時に支払い、通常は売買代金の一部として精算されます。「住宅ローン実行後に必ず現金で返ってくるお金」とは限りません。また、融資が受けられなかったときのローン特約の有無・解除期限・手付金の扱いは契約書で確認を。手付解除や契約違反による解除とは扱いが異なります。

契約時の印紙代も「完全0円」とは限らない

私が家を建てたときには、契約の際に営業担当者から、

契約で収入印紙が必要なので用意してください

と言われました。

また突然。

しかも当たり前のように。(そう、この人たちにとっては当たり前なのです。)

印紙税

たしか、10,000円ほどだったと思います。

印紙は知ってる。

けど、

い、いちまん!!?

これも、心の中では、

「だから自己資金ゼロって言ったじゃん……」

です。

50万円の手付金を聞いた後だったので、金額の大小というより「まだ何か出てくるの?」という気持ちでした。

契約前の確認:書面の契約書にかかる印紙税は、契約書の種類や記載金額などで異なります。電子契約の電磁的記録そのものは印紙税の課税対象となる「文書」に含まれません。ただし、紙の契約書などを別に作成する場合は、その書面について確認が必要です。

ハウスメーカーの標準仕様だけで、そのまま暮らせると思っていた

ハウスメーカーの標準仕様だけで、そのまま暮らせると思っていた

 

注文住宅では、住宅会社があらかじめ標準仕様を決めていることがあります。例えば、キッチン、トイレ、洗面化粧台、お風呂、給湯器、インターフォンなどです。

私が家を建てた当時も、「これだけ設備が付いているなら、そのまま入居できそう」と感じていました。

トイレ ハウスメーカーで標準で付いてくる設備の一例

もちろん、標準仕様の範囲は住宅会社や商品によって違います。同じキッチンでも選べるグレードが決まっていたり、変更するとオプション料金がかかったりします。施主支給も、施工や保証の都合で認められないものがあります。

でも、私が見落としていたのは、そこだけではありませんでした。

「家が完成すること」と「生活を始められること」は別だったんです。

 

いざ入居を考えると、カーテンやカーテンレール、エアコン、家具、テレビの受信設備、外構、引越しなど、建物の見積もりとは別に確認したいものが次々に出てきます。

どれも住宅会社によっては資金計画に入っていることがあります。だからこそ、私なら今は「標準仕様ですか?」だけで終わらず、「この金額で、実際に暮らし始められるところまで入っていますか?」と聞きます。

カーテン30万円!?自分で探したら全居室分を5万円以下にできた

カーテン30万円!?自分で探したら全居室分を5万円以下にできた

もう一つ盲点だったのがカーテンです。

インテリアの打ち合わせ終盤に、担当者から、

カーテンはどうしますか?

と聞かれました。

そういえば忘れていた。

カーテンがなければ、さすがに落ち着いて暮らせません。

「ちなみに、いくらくらいになりますか?」

「そうですね。明確な金額はお見積りを取らせていただいてからとなりますが、窓の数や大きさから概算すると、およそ30万円ほどかと思います。」

カーテン 自己資金ゼロでも準備するもの

↑30万円のカーテン。

 

あのさ、

だから、自己資金ゼロだって言ったじゃん……。

 

そこで私は既製品も含めて探し直し、最終的には全居室分を5万円以下でそろえることができました。

もちろん、オーダーカーテンには窓のサイズや部屋に合わせてきれいに仕上げやすいメリットがあります。でも、全部の部屋を同じグレードにする必要はありません。

我が家のように予算を抑えたいなら、「リビングにはお金をかけるけれど、子ども部屋は既製品」など、使い分ける方法もあります。

あのとき自分で探さず、提案されたままお願いしていたら、入居前の出費はもっと大きくなっていました。

→ニトリの遮像ミーラーレースカーテンを実際に使った話

新築のテレビは、買ってアンテナ端子につなげば映ると思っていた

新築のテレビは、買ってアンテナ端子につなげば映ると思っていた

私が特に驚いたのがテレビでした。

引越しの約1か月前、インターネットの手続きをしに家電量販店へ行ったところ、担当者から、

「ところで、テレビはどうやって見ますか?」

と聞かれました。

私は普通に、

「テレビを買う予定なので、それで見ます」

と答えました。

テレビ 新築引越し

すると、少し呆れた店員さんから、

「アンテナにしますか?ケーブルテレビですか?光回線を利用したテレビサービスにしますか?」

と聞かれます。

そこで初めて、

「え?テレビってアンテナ端子につなげば見られるんじゃないの?」

と気付きました。

慌ててハウスメーカーの営業担当者に確認すると、

アンテナを設置するか、テレビを視聴できるサービスを契約する必要がありますね

とのこと。

あのさ、自己資金ゼロって言ったじゃん。

新築戸建てでテレビを見るには、アンテナの設置、ケーブルテレビ、光回線を利用したテレビサービスなど、家に合った受信方法が必要です。

本体を買う予算しか考えていなかった私には、盲点でした。入居前に「テレビの配線はあるか」だけでなく、「その配線の先で、どうやって放送を受信するのか」まで聞いておけばよかったです。

最後の最後に待っていたのが外構費。駐車場だけで約60万円

最後の最後に待っていたのが外構費。駐車場だけで約60万円

家づくりも大詰めとなったころ、私を待っていたのが「外構」です。

駐車場、門柱、フェンス、砂利、人工芝、ウッドデッキなど、建物の外にもお金はかかります。

私の場合、一番驚いたのが駐車場のコンクリートでした。

2台分で60万円くらいですね

へ?

駐車場のコンクリート 自己資金ゼロの注意点

↑2台分で60万円の駐車場コンクリート

 

あのさ、

マジでさ、

自己資金ゼロって言ったじゃん……。

 

外構費は敷地の広さや工事内容によって変わります。最初は最低限にして、入居後に少しずつ追加する方法もあります。

でも、私が失敗したのは外構が高かったこと以上に、建物の見積もりを見て「これが家づくりの総額なんだ」と思い込んでいたことでした。

住宅会社から資金計画をもらったら、駐車場やフェンスなど、暮らし始めるのに必要な外構がどこまで含まれているかを確認しておきたいところです。

→「え?外構費ってこんなにかかるの?」という話

頭金ゼロで家を建てるなら、現金が必要になる日を確認しておきたい

頭金ゼロで家を建てるなら、現金が必要になる日を確認しておきたい

 

ここまで読んで、「じゃあ、頭金ゼロで家を買ってはいけないの?」と思った人もいるかもしれません。

そういう話ではありません。

私が知っておきたかったのは、家づくりの総額だけでなく、いつまでに自分でいくら用意する必要があるのかでした。

例えば、確認するタイミングを分けるとこんな感じです。

時期 確認しておくお金
土地・建物の契約前後 土地の手付金、建物の契約金、印紙代など
工事中 着工金・中間金など、工事請負契約で定めた支払い
引き渡し前後 残代金、登記費用、住宅ローン関係の費用、保険料など
入居前後 引越し、カーテン、家具・家電、テレビの受信環境、外構など

支払う項目や順番は、土地・建物の契約や融資方法によって変わります。すべての人が表の費用を別々に支払うという意味ではありません。

ただ、「最終的には住宅ローンから出せます」と聞いただけで安心してしまうと、あのときの私のように、契約直前に「来週50万円お願いします」となりかねません。

住宅ローンの確認:登記費用などの諸費用を借入対象にできる住宅ローンもありますが、対象範囲は商品によって異なります。さらに「借入対象になる」ことと「支払日までにお金を受け取れる」ことは別。土地の手付金や工事中の支払いを、いつ・どの資金でまかなうかまで確認しましょう。つなぎ融資があっても、手付金まで対応できるとは限りません。

そして、頭金を入れる額を考えるときは、家を買った後の貯金も忘れたくありません。

以前の私は「100万円くらい残しておけば大丈夫だろう」と考えていました。でも今なら、一律に100万円とは言いません。毎月の生活費、家族構成、車の買い替え、子どもの教育費などで必要なお金は違うからです。

FPメモ:頭金を少なくして手元のお金を残す方法もありますが、借入額が増えれば返済負担も増えます。入居までに使うお金と、入居後の生活のために残すお金は分けて考えたいところ。借りられる額と、無理なく返せる額は同じではありません。

契約前に私なら聞く「自己資金ゼロ」のチェックリスト

契約前に私なら聞く「自己資金ゼロ」のチェックリスト

もし今、営業担当者から「頭金ゼロでも大丈夫ですよ」と言われたら、私は次のことを聞きます。

  • 「頭金ゼロ」「自己資金ゼロ」は、それぞれ何の費用が0円という意味ですか?
  • 土地の手付金はいくらで、いつまでに必要ですか?
  • 住宅ローンの実行前に、自分で用意するお金は合計いくらですか?
  • 諸費用のうち、住宅ローンに入れられるものはどれですか?
  • 外構はどこまで資金計画に入っていますか?
  • カーテン・レール・照明・エアコンは、見積もりに含まれていますか?
  • テレビを視聴するための準備は何が必要ですか?
  • 引越しや家具・家電を買った後、手元にいくら残りますか?

一つずつ聞くのが面倒なら、まずはこれでもいいと思います。

「この見積もり以外に、入居までに払う可能性があるお金を全部教えてください。支払う時期も知りたいです」

あのころの私が営業担当者に聞くべきだったのは、まさにこれでした。

まとめ|「自己資金ゼロって言ったじゃん……」とならないために

まとめ|「自己資金ゼロって言ったじゃん……」とならないために

土地の手付金50万円、契約時の印紙代、テレビの受信環境、カーテン、外構。

家づくりの途中で次々と出てきて、そのたびに、

「自己資金ゼロって言ったじゃん……」

と思いました。

今振り返ると、一番の失敗は「自己資金ゼロ」という言葉を信じたことだけではありません。建物価格ばかり見て、「実際に住み始めるまで全部でいくらかかるのか」を把握していなかったことです。

頭金ゼロで建てるとしても、手元のお金までゼロにしてよいとは限りません。これから契約する人は、総額と支払い時期、そして入居後に残すお金を確認してみてください。

まだ住宅会社を決めておらず、複数社の資金計画を比較したい場合は、タウンライフ家づくりを利用する方法もあります。

希望条件を入力して、対応する住宅会社へ間取りプランや資金計画などをまとめて依頼できます。ただ、提案された金額を比べるときには、「外構や諸費用まで含まれているか」「この金額で本当に入居できるか」も忘れずに。

私のように、家づくりの途中で何度も「それ聞いてないよ」とならずに済みますように。

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