今回は、
「ハウスメーカーの注文住宅の違いはココ!」
というテーマで、今時のハウスメーカーのサービスを、
- オリジナリティー
- デザイン性
- 機能性
- 自由度
の面でどこまで進化したのかをお伝えしたいと思います。
これからハウスメーカーで注文住宅を検討しているが、なにを比較したらいいのか違いがわからないという方のお役に立てれば幸いです。
注文住宅を依頼する候補は3つ
注文住宅でマイホームを建てる場合、依頼先は
- ハウスメーカー
- 設計事務所
- 工務店
の3種類です。
設計事務所
建材からクロス、外壁や工法、断熱材の種類まで完全にゼロから自由に作るのが「設計事務所」です。建築基準法に準じていれば不可能がない、完全自由なマイホームをつくれます。
工務店
優良な会社を足を使って見つければ、比較的安価で建築でき、建てた後もスピーディーなアフターサービスに期待できるのが街の「工務店」です。
ハウスメーカー
そして、会社の大きさを活用し、資材などを大量発注することでコストを抑え、多くの作業工程をマニュアル化して効率化を実現、大量に販売することで基盤をつくるのが「ハウスメーカー」です。大手ならではの安心感と保障は数十年後まで期待できます。
では、ハウスメーカーの注文住宅をもう少し詳しく確認していきます。
ハウスメーカーの注文住宅のしくみ
ハウスメーカーの注文住宅というと、間取りこそ自由に決められるものの、
- 玄関ドア
- タイル
- フローリング
- 窓
- 壁紙
- 外壁
など他のパーツに関しては、あらかじめ準備された候補(種類やカラー)の中から選択していくパッケージプランです。
これまでのハウスメーカーの注文住宅
しかしながらその選択肢はかなり限定されていたため、できることはパターンの組み合わせ程度「着せ替え」レベルに留まりオリジナリティーを出すことは困難でした。
パッケージの中にない壁紙や外壁を依頼すれば、当然オプションとして別料金が発生します。
パッケージ内の候補の素材は、会社の規模を活用して大量発注しているから安いのであり、候補にないものを採用すると割引が効かず結果として割高に感じられます。
結果的に「そんなに追加料金がかかるなら…」と断念していくと、せっかくの注文住宅なのに、建売住宅と同じようなマイホームが完成し「こんなはずじゃなかったのに」という結果に陥ります。
進化するハウスメーカーの注文住宅
しかし、月日とともにハウスメーカーの注文住宅は進化し、ほぼほぼ自分たちの思い描いたままを表現できるほどになりました。
もちろんどのハウスメーカーにするのか、同じハウスメーカーでもどのグレードのプランにするかによって自由度に違いはあります。
まさに、それこそがハウスメーカーの「違い」であり「差」であり「比較ポイント」なのです。
激化する競争の中で各社とも時代背景やマイホームのトレンドを取り入れ、かなりの進化を遂げました。
次の項から、進化したハウスメーカーの注文住宅の実力を紹介してまいります。
ご覧頂ければ、今時のハウスメーカーは追加料金・オプションなしでもかなり自分の思い描いたマイホームを実現できそうだとご理解頂けるかと思います。
すでに検討しているハウスメーカーがある場合は、そこの標準装備と比較検討しつつご覧頂ければと思います。
【壁紙・クロスの種類】ハウスメーカーの注文住宅の違い
まずはインテリアの重要な役割を担う、壁紙・クロスです。同じハウスメーカーでもグレードによって差が出るポイントでもあります。
一般的に最近のハウスメーカーの注文住宅は、壁紙・クロスの種類が十分すぎるほど豊富です。
私が依頼したハウスメーカーでは、カラーや質感だけでなく、汚れ防止や消臭など優れた機能を備えた 876 点のラインナップが掲載された分厚いサンプルカタログを一冊渡され、
「この中からどれでもお好きなものをお選びください。」
といわれました。
質感では
- 石
- 塗り
- タイル
- カジュアル
- ナチュラル
- フェミニン
- エレガンス
- クラシック
- スタイリッシュ
- 和
などなど、また機能面では、
- 蓄光
- マイナスイオン
- 吸放湿
- 通気性
- 珪藻土
- 不燃認定
- 汚れ防止
- 抗菌
- スーパー耐久性
- マルチクリーン
- EB フィルム
- ウレタンコート
- ルームエアー(消臭)
- 抗アレルゲン
- 抗ウイルス
などから選択することができ、トイレは抗菌、寝室にはマイナスイオンなど、日々の暮らしを想像しながら選択していきます。
種類が豊富なので、同じブルーでも微妙な色彩を選択できるので、より自分の好みにあったマイホームにすることができます。
【玄関周り】ハウスメーカーの注文住宅の違い
最近では、ハウスメーカーの注文住宅でも玄関周りのこだわりをかなり出しやすくなりました。
まずは玄関ドアのカラーと質感、形状などが数十種類から選択できます。
上の画像はほんの一部ですが、すりガラスやルーバーのついたデザインなど、マイホームの顔である玄関ドアの選択肢が豊富なのはかなり嬉しいポイントです。
また、それぞれの形状に、それぞれのカラーバリエーションがあります。
そして玄関タイルも質感や豊富なカラーバリエーションから選択できるようになっており、
「家の外観」×「玄関ドア」×「玄関タイル」によるコーディネートは、まさにアレンジの可能性が無限大です。
【フローリング】ハウスメーカーの注文住宅の違い
フローリングのカラーや質感も豊富です。
上記のようなウッド調のものだけでも豊富なカラーバリエーションがあり、例えばホワイト系のフローリングを壁紙と合わせることで、流行りの北欧風インテリアを表現することも可能です。
他にも高級感がでる石目柄もあったり、へこみ傷や擦り傷への耐性、汚れが落ちやすいなど機能を備えたものも選択可能です。
【窓】ハウスメーカーの注文住宅の違い
これまで、窓といえば長方形で左右にスライドしてあけるタイプが一般的でした。
しかし、設置する箇所や住む地域の気候によっては「通気性」「機密性」「防犯性」の重要度がことなり、形状や開閉方法を工夫することでより効果的な窓にすることができるのです。
現在、窓の種類には
- 引き違い窓
- 外開き窓
- 滑り出し窓
- 上げ下げ窓
- ルーバー窓
- はめ殺し窓(FIX)
- 折りたたみ窓
- 出窓
などがあり、多くのハウスメーカで好みに応じて選択できるようになっています。
また、これまで窓枠(サッシ)はアルミサッシがほぼでカラーにも限界がありましたが、最近では樹脂サッシや複合サッシなども開発され、マイホームの外観やインテリアに応じてカラーを、内側はホワイト、外側はブラックなど変えることが可能になりました。
さらにハウスメーカーによって、特に差が出るのはサッシとガラスの部分です。
樹脂サッシや複合サッシは、よりデザイン性を重視できるようになるだけでなく断熱性も高く、複層ガラス(ペアガラス、トリプルガラス)などと組み合わせて高気密・高断熱住宅を実現させています。
【階段の種類】ハウスメーカーの注文住宅の違い
階段といえば、昔は玄関を上がったすぐの廊下に続いているイメージでした。
もちろんまだまだ多くの家屋で採用される階段のスタイルですが、昨今では間取りのトレンドに変化があり、開放的なLDKが人気です。
LDKをそれぞれ独立させず、あえて空間をつなぎ広く見せ、さらにリビングには2階部分を活用した吹き抜けで開放感を持たせます。
こういった間取りの場合は、LDKの面積をより広げるためにあえて階段をLDK内に設置し、ささら桁階段(シースルー階段)を活用します。
ささら桁階段(シースルー階段)は向こう側が抜けて見えるため、圧迫感も軽減されるだけでなく、カラーをアレンジすれば階段そのものがインテリアになります。
最近のハウスメーカーの注文住宅では、昇り降りだけを目的とした一般的な階段を、あえてLDKに持ち込むことでスペースだけでなく複数の恩恵が得られるこういった階段も選択できるようになっています。
こういった提案をメリット・デメリットの説明込みであるかないか、これもハウスメーカーで差が出るポイントです。
【外壁】ハウスメーカーの注文住宅の違い
外壁のカラーや種類、機能やメンテナンス性もかなり向上され、ハウスメーカーの注文住宅でも選択肢が増えました。
一般的に多くの家屋で採用されているのがサイディングというものです。
加工しやすいため、質感やカラーバリエーションが豊富で、近未来的なデザインやレンガ調、石目調、ウッド調など好みのものを100種類以上の中から選択することができます。
外壁は機能面も大事です。ニチハやケイミューなどの会社が有名ですが、各社開発を進め、雨水を使って汚れを落とす「ナノ親水マイクロガード」や太陽光で汚れを浮かす「光触媒の光セラ」のほか、塗装の耐久が長い「プラチナコート」などがあり、好みに応じて選択できます。
特にハウスメーカーで違いが出るのは以下の選択肢があるかどうかです。
デザイン面やメンテナンス性を向上させるため、シーリング目地(外壁同士のつなぎ目)を目立たないよう工夫した「四方合いじゃくり」など、ハウスメーカー社員一押しの外壁「Fu-geシリーズ」も選択できます。
【勾配天井】ハウスメーカーの注文住宅の違い
最近のマイホームトレンドになっている「勾配天井」も、面積によってはオプション料金なしで採用できるハウスメーカーが増えてきました。
勾配天井とは、上の写真のように一定の勾配で高い天井を演出するものです。
同じ広さの部屋でも、天井が高いことで広く感じさせる効果があります。単なるハイ天井よりも遊び心があり、デザイン性が高いと人気です。
また機能面でも優秀で、勾配天井の一番高い場所に窓を設けることで、高い位置からの採光が可能で、部屋の奥まで自然の光を取り込むことができます。
【外観】ハウスメーカーの注文住宅の違い
最新のハウスメーカーの注文住宅は、インテリアだけでなく外観の演出にもこだわれるようになっています。
例えばバルコニーであれば、
上の写真のように、手すり部分の壁をシースルーのパネルにしたり、
ウッド調の縦ラインのルーバーを上のように飾りとしてつけたりすることも可能です。
↑のように外壁にお気に入りの飾りをアクセントとしてつけたりすることも可能です。
【標準装備の拡充】ハウスメーカーの注文住宅の違い
昨今のハウスメーカーの注文住宅は、ここまで紹介してきたような、インテリアや外観へのこだわりを実現できるだけでなく、標準装備の拡充にも力を入れています。
- システムキッチン(IHも可)
- 食器洗い乾燥機
- システムバス
- 浴室暖房乾燥機
- 洗面化粧台
- 各階トイレ
- 1階の窓全てにシャッター
- 各居室・廊下の照明
- シューズケース
- ウォークインクロゼット
- インターフォン
- 庭の散水栓
などが追加料金なしで標準装備です。まさに、カーテンとカーテンレールさえ準備すれば、その日から住みだすことが可能なほど充実しています。さらに、ハウスメーカーによっては、
- ソーラーパネル
- エコジョーズ・エコキュート
- 各居室エアコン
- ナノイー
- 室内物干し
- 床暖房
などまで標準装備という強者ハウスメーカーまで登場しています。
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冒頭申し上げた通り、すべてのハウスメーカーでこれらを追加料金なしでできるわけではありません。
しかし、激化する競争で勝ち残るためにこれらを標準としているハウスメーカーは増えてきているのは事実です。
だからこそハウスメーカー選びは重要なのです。
注意していただきたいのは、追加料金こそありませんが、設備が充実しているということは元々の坪単価が他のハウスメーカーよりも高い可能性があるということです。
不要な設備のために坪単価、つまり建物本体代が上がっては元も子もありませんから、ハウスメーカーの比較は非常に大切です。
ハウスメーカーの強みや価格は様々で、
- ローコスト住宅
- 耐震構造に自信あり
- 標準装備が充実
- 間取り(設計士)に自信あり
- 全館床暖房の家
- 高気密高断熱で年中快適
など各社それぞれの特色を打ち出しています。
その中で、予算や間取りなど、あなたの要望を満たしてくれるハウスメーカーを探すには、面倒でも情報収集しかありません。
ひとつだけ、タウンライフ家づくりというサービスが便利なのでおすすめいたします。
このサイトでは、いくつかの条件や希望を入力するだけで、複数の大手ハウスメーカーが
- 間取りプラン
- 資金計画
- 土地探しサポート
を、なんと無料で出してくれます。
通常ならば、各ハウスメーカーの店舗に行き、みっちりと担当者と話し合ってからでないとなかなかもらえない(出し惜しみされる)「資金計画」や「間取りプラン」を複数社からまとめてもらえるのは、これからの家づくりを任せるパートナーを比較する貴重な情報源と言えます。
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それでは。
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