「親から相続した実家が空き家になったまま……。」
「今は誰も住んでいないけれど、そのままでも大丈夫だろう。」
そう考えている方は少なくありません。
しかし、空き家を長期間放置すると、自分だけでなく近隣住民にもさまざまな影響を与える可能性があります。
例えば、
- 雑草が伸び放題になる
- 害虫や害獣が発生する
- 不法侵入や不法投棄の被害に遭う
- 老朽化で屋根や外壁が落下する
といったトラブルは、実際に全国各地で発生しています。
さらに状況が悪化すると、行政から指導を受けたり、「特定空家」に指定されたりする可能性もあります。
この記事では宅建士・FP2級の視点から、
- 空き家を放置すると何が起こるのか
- よくある近隣トラブル
- 放置しないための考え方
について分かりやすく解説します。
- この記事で分かること
- 空き家を放置するとどうなる?よくあるトラブル
- 雑草や庭木が伸び放題になる
- 害虫・害獣が発生する
- 不法侵入
- ゴミの不法投棄
- 景観が悪くなる
- 悪臭が発生する
- なぜ空き家を放置すると問題になるのか
- 事例① 雑草が伸びて近隣から苦情が来た
- 事例② 屋根材や外壁が飛散した
- 事例③ 倒木や枝の落下
- 事例④ 不法侵入
- 事例⑤ 放火
- 放置すると行政から指導されることも
- 苦情が来たらどうする?
- 空き家を放置しないための対策とは?
- 放置するより早めの行動が大切
- よくある質問(FAQ20選)
- Q1. 空き家を放置すると違法になりますか?
- Q2. 雑草が伸びるだけでも苦情になりますか?
- Q3. 空き家に不法侵入されたら所有者の責任ですか?
- Q4. 空き家は放火されやすいですか?
- Q5. 屋根が飛んで隣家を壊したらどうなりますか?
- Q6. 空き家を放置すると固定資産税は上がりますか?
- Q7. 特定空家とは何ですか?
- Q8. 遠方なので管理できません。
- Q9. 管理会社へ依頼すると何をしてくれますか?
- Q10. 空き家管理はいくらくらいかかりますか?
- Q11. 売却した方がいいですか?
- Q12. 古い家でも売れますか?
- Q13. 一般の仲介で売れない場合は?
- Q14. 解体した方がいいですか?
- Q15. 解体費用は高いですか?
- Q16. 苦情が来たらどうすればいいですか?
- Q17. 空き家を放置すると資産価値は下がりますか?
- Q18. 実家を相続したばかりです。
- Q19. 空き家を放置しない一番の方法は?
- Q20. 最初にやるべきことは?
- 空き家放置のトラブルリスクのチェックリスト
- 空き家トラブル|ケース別アドバイス
- 宅建士・FP2級から、空き家放置トラブルへのアドバイス
この記事で分かること
この記事では次の内容を解説します。
- 空き家を放置すると起こる問題
- よくある近隣トラブル
- なぜ空き家は危険なのか
- 所有者が知っておきたい管理責任
- トラブルを防ぐために今できること
空き家を放置するとどうなる?よくあるトラブル
まず結論です。
空き家を放置すると、近隣住民とのトラブルにつながる可能性が高くなります。
「誰も住んでいないだけだから問題ない」
と思われがちですが、空き家は時間の経過とともに急速に劣化していきます。
人が住まなくなると、
- 換気がされない
- 掃除がされない
- 庭の手入れが止まる
- 建物の異常に気付けない
という状態になり、小さな問題が大きなトラブルへ発展しやすくなります。
さらに、管理されていない空き家は周囲からも「誰も見ていない家」と認識されやすく、防犯面でもリスクが高まります。
空き家の放置によって発生しやすいトラブルを見ていきましょう。
雑草や庭木が伸び放題になる
最も多い苦情の一つが、雑草や庭木です。
草木が隣地まで伸びると、
- 通行の妨げ
- 景観の悪化
- 害虫の発生
などの原因になります。
特に夏場は成長が早く、数か月放置しただけでも近隣へ影響が及ぶことがあります。
害虫・害獣が発生する
管理されていない空き家では、
- ハチ
- ゴキブリ
- ネズミ
- ハクビシン
- アライグマ
などが住み着くケースがあります。
これらは近隣住宅にも被害を広げる可能性があり、苦情につながりやすい問題です。
不法侵入
人の気配がない空き家は、不法侵入の対象になることがあります。
空き巣だけでなく、
- 子どもの立ち入り
- 不審者の侵入
- 無断使用
などが発生するケースもあります。
万が一、建物内で事故が起きた場合には、所有者として対応を求められる可能性もあります。
ゴミの不法投棄
空き家の敷地は、人目につきにくいことから不法投棄の被害に遭うことがあります。
一度ゴミが捨てられると、
さらに別の人が捨てる悪循環に陥るケースも珍しくありません。
結果として、景観悪化や悪臭、害虫の発生につながります。
景観が悪くなる
老朽化した建物や荒れた庭は、街全体の景観にも影響します。
近隣住民から、
「早く何とかしてほしい」
という声が寄せられることもあります。
悪臭が発生する
雨漏りや湿気によるカビ、放置されたゴミ、動物の死骸などが原因で悪臭が発生するケースもあります。
悪臭は近隣トラブルになりやすく、行政へ相談される原因にもなります。
なぜ空き家を放置すると問題になるのか
空き家は、人が住んでいる住宅とは違い、異変に気付きにくくなります。
例えば、
- 雨漏り
- 外壁のひび割れ
- 屋根材のズレ
- 排水管の破損
などが起きても、発見が遅れがちです。
その結果、
建物の傷みが急速に進み、修繕費が高額になるケースも少なくありません。
また、管理されていない家は周囲から「空き家」と認識され、防犯上のリスクも高くなります。
所有者には管理責任がある
「誰も住んでいないから関係ない」
ということはありません。
空き家であっても、所有者には適切に管理する責任があります。
例えば、
- 雑草を除去する
- 建物の安全を保つ
- 危険箇所を放置しない
など、周囲へ被害を及ぼさないよう管理することが求められます。
管理不足によって近隣へ損害を与えた場合には、状況によって責任を問われる可能性もあります。

HOMEくん
「先生、実家は誰も住んでいないので、そのままでも問題ないと思っていました。」

先生
「実は、空き家は住んでいないからこそ管理が大切なんです。」

HOMEくん
「近所に迷惑をかけることもあるんですね。」

先生
「はい。雑草や害虫だけでなく、老朽化による事故のリスクもあります。早めの管理がトラブル防止につながりますよ。」
宅建士・FP2級からのアドバイス
現場では、「苦情が来て初めて空き家の状態を知った」という相談を受けることがあります。
空き家は放置期間が長くなるほど、
- 修繕費
- 売却の難しさ
- 近隣トラブル
が大きくなる傾向があります。
定期的な管理や早めの売却・活用を検討することで、多くの問題は防ぐことができます。
次の項からは実際にあった事例を交えて
空き家を放置するとどのような問題へ発展するのか
を詳しく解説します。
「うちはまだ大丈夫。」
と思っていても、小さな管理不足が思わぬトラブルにつながることがあります。
事例① 雑草が伸びて近隣から苦情が来た
空き家で最も多い相談が、
雑草や庭木の放置です。
例えば、
- 隣の敷地まで枝が伸びる
- 歩道にはみ出す
- 落ち葉が大量に飛ぶ
- 虫が増える
などの理由で、近隣住民から苦情が寄せられるケースがあります。
特に春から夏にかけては植物の成長が早く、数か月管理しないだけでも大きく様子が変わります。
一度苦情が入ると、その後の近所付き合いにも影響する可能性があるため、定期的な草刈りや剪定が大切です。
事例② 屋根材や外壁が飛散した
老朽化した空き家では、
- 瓦
- スレート
- 外壁材
- 雨どい
などが強風で飛散することがあります。
もし飛散した部材が、
- 隣家
- 駐車中の車
- 通行人
などに被害を与えた場合には、所有者が対応を求められる可能性があります。
建物の劣化は少しずつ進行するため、「まだ大丈夫」と思わず、定期的な点検を心掛けましょう。
事例③ 倒木や枝の落下
庭木も放置すると危険です。
例えば、
- 台風で倒木する
- 枝が道路へ落ちる
- 電線に接触する
などの事故が発生することがあります。
特に何年も剪定していない樹木は、大きなリスクとなります。
事例④ 不法侵入
空き家は、人の出入りが少ないため、不法侵入の対象になりやすい傾向があります。
例えば、
- 空き巣
- 不審者の侵入
- 子どもの無断立ち入り
- 無断居住
などです。
建物が傷つけられるだけでなく、万が一事故が起きれば、所有者として対応が必要になる可能性もあります。
郵便物が溜まったままになっていると、「誰も管理していない家」と判断されやすくなるため注意が必要です。
事例⑤ 放火
消防庁などでも、管理されていない空き家は火災リスクの一因として注意喚起されています。
例えば、
- 敷地内にゴミが放置されている
- 枯れ草が多い
- 誰も出入りしない
という状況は、放火犯に狙われやすくなることがあります。
火災が発生すれば、自分の財産だけでなく、近隣住宅へ延焼する危険もあります。
そのため、
敷地を整理し、人が管理している状態を維持することが重要です。

これはこわいですね。人命に関わる問題です。
放置すると行政から指導されることも
近隣住民からの相談が続くと、
自治体から所有者へ連絡が入る場合があります。
内容としては、
- 草木の管理
- 建物の修繕
- 危険箇所の改善
などのお願いや指導です。
この段階で適切に対応すれば、大きな問題へ発展しないことも少なくありません。
特定空家になる可能性
管理不足が続き、
倒壊のおそれや衛生上の問題などがあると判断された場合には、
特定空家
に指定される可能性があります。
特定空家とは、
周囲へ悪影響を及ぼしている空き家を指します。
指定されると、
行政から改善を求められたり、必要に応じて法令に基づく手続きが進められたりすることがあります。
詳しくは関連記事
「特定空家とは?指定される条件・行政指導・固定資産税への影響」
で詳しく解説しています。
苦情が来たらどうする?
もし近隣から苦情が来た場合は、
まず状況を確認しましょう。
そのうえで、
- 草刈り
- 清掃
- 建物の点検
- 危険箇所の補修
など、できる範囲で早めに対応することが大切です。
放置期間が長くなるほど、改善費用も大きくなる傾向があります。
近隣トラブルを防ぐためにできること
近隣トラブルを防ぐには、
次のような管理が効果的です。
- 定期的な見回り
- 草刈り
- 郵便物の回収
- 建物の換気
- 庭木の剪定
- 外観の点検
遠方に住んでいる場合は、家族や管理会社へ依頼する方法もあります。

HOMEくん
「先生、雑草だけでも苦情になるなんて知りませんでした。」

先生
「実際には、雑草や庭木が原因で相談されるケースはとても多いですよ。」

HOMEくん
「放火や不法侵入まであるなんて怖いですね。」

先生
「だからこそ、『誰かが管理している家』という状態を維持することが大切なんです。」
宅建士・FP2級のアドバイス
空き家の近隣トラブルは、ある日突然起こるものではありません。
多くの場合、
「少しずつ管理が行き届かなくなった結果」
として発生します。
定期的な管理だけで防げる問題も多いため、
遠方に住んでいる方は管理サービスの利用や、売却も含めた活用方法を早めに検討することをおすすめします。
空き家を放置しないための対策とは?
では、こうした問題を防ぐにはどうすればよいのでしょうか。
空き家対策は、大きく分けると次の3つです。
- 自分で管理する
- 管理会社へ依頼する
- 売却・活用する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
自分で管理する方法
近くに住んでいる場合は、自分で管理することも可能です。
例えば、
- 郵便物の回収
- 換気
- 通水
- 草刈り
- 庭木の剪定
- 建物の点検
などを定期的に行うことで、建物の劣化や近隣トラブルを防ぎやすくなります。
ただし、管理には時間と労力が必要です。
特に夏場は雑草の成長が早く、数週間で庭全体が草だらけになることも珍しくありません。
遠方なら管理会社へ依頼する方法も
実家が遠方にある場合や、仕事が忙しく定期的に通えない場合は、空き家管理サービスを利用する方法があります。
管理会社では、
- 外観確認
- 郵便物の整理
- 換気
- 通水
- 写真付き報告
- 庭木や雑草の確認
などを代行してくれます。
費用はサービス内容によって異なりますが、月数千円程度から利用できるプランもあります。
「空き家管理サービスおすすめ比較|費用・選び方・放置リスク」の記事では、管理会社の選び方や費用相場を詳しく紹介していますので、あわせてご覧ください。
売却という選択肢
今後住む予定がなく、管理だけが負担になっているのであれば、売却を検討するのも有効な方法です。
空き家を所有し続けると、
- 固定資産税
- 草刈り
- 修繕費
- 管理の手間
など、毎年さまざまなコストがかかります。
一方、売却できればこれらの負担から解放されるだけでなく、資産を現金化することも可能です。
まずは「いくらで売れるのか」を知ることが重要です。
複数の不動産会社へ査定を依頼できるタウンライフ 空き家解決なら、建物付き・更地・投資用など、それぞれの提案を比較できるため、「売却できるか分からない」という方にも利用しやすいサービスです。
関連記事


老朽化が進んでいるなら解体も検討
空き家の状態によっては、建物を残すよりも解体した方が活用しやすいケースがあります。
例えば、
- 雨漏りがひどい
- 傾きがある
- 倒壊のおそれがある
- シロアリ被害が深刻
といった場合です。
ただし、解体にはまとまった費用がかかります。
木造住宅30坪程度でも100万円以上になることがあるため、事前に見積もりを比較することが大切です。
複数の解体業者へ見積もりを依頼すれば、費用や工事内容を比較しやすくなります。
解体無料見積ガイドのような一括見積もりサービスを利用すれば、複数の解体業者から見積もりを取り寄せられるため、費用や工事内容を比較しながら検討できます。


一般の仲介で売れない場合は?
「不動産会社へ相談したけれど売れないと言われた」
というケースもあります。
特に、
- 再建築不可物件
- 築年数が古い住宅
- 権利関係が複雑な土地
- 長期間放置された空き家
などは、一般の仲介では買い手が見つかりにくいことがあります。
しかし、それでも諦める必要はありません。
一般市場では売却が難しい空き家でも、訳あり不動産を専門に扱う買取会社なら対応できる場合があります。
例えば、
- 再建築不可
- 老朽化
- 空き家
- 共有持分
- 相続案件
などを専門に扱っている会社もあります。
ワケガイでは、このような一般市場では売りにくい不動産の相談が可能です。
「何年も売れない」
「仲介では断られた」
という場合は、一度相談してみる価値があるでしょう。
また対象エリアが東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の方であればLIXL(リクシル)の【訳あり物件買取センター】
も利用できるのでおすすめです。
それでも売れない場合は手放すのも手
それでも売れない不動産・空き家は、「みんなの0円物件」に相談を。
持っていてもいろいろと面倒なこと、お金のかかることもあります。マイナスの価値になりそうなものは、思い切って、手放しましょう。
放置するより早めの行動が大切
空き家は放置期間が長くなるほど、
- 建物の劣化
- 修繕費
- 近隣トラブル
- 売却の難しさ
が大きくなる傾向があります。
逆に、早めに行動すれば、
- 管理
- 売却
- 活用
など、選択肢が広がります。
「まだ大丈夫」と思っている今こそ、現状を確認するタイミングです。

HOMEくん
「先生、放置するより管理や売却を考えた方が良さそうですね。」

先生
「その通りです。住む予定がないなら、管理を続けるか、売却するかを早めに考えることが大切です。」

HOMEくん
「もし普通には売れなかったら?」

先生
「その場合は、訳あり不動産を専門に扱う買取会社という選択肢もあります。状況に応じて方法を選びましょう。」
よくある質問(FAQ20選)
Q1. 空き家を放置すると違法になりますか?
空き家を所有しているだけで違法になるわけではありません。
ただし、管理不足によって周囲へ危険や迷惑を及ぼすと、行政から指導を受ける場合があります。
Q2. 雑草が伸びるだけでも苦情になりますか?
はい。
実際に最も多い相談の一つが、雑草や庭木の管理不足です。
Q3. 空き家に不法侵入されたら所有者の責任ですか?
状況によりますが、管理不足が問題となるケースもあります。
防犯対策や定期的な見回りが重要です。
Q4. 空き家は放火されやすいですか?
管理されていない空き家は、人の気配が少ないため、防犯上のリスクが高まるとされています。
Q5. 屋根が飛んで隣家を壊したらどうなりますか?
状況によっては、所有者として対応を求められる可能性があります。
Q6. 空き家を放置すると固定資産税は上がりますか?
放置しただけでは上がりません。
ただし、特定空家に指定され、一定の手続きが進むと住宅用地特例の対象外となる可能性があります。
Q7. 特定空家とは何ですか?
周囲へ悪影響を及ぼすおそれがある空き家のことです。
詳しくは関連記事「特定空家とは?」をご覧ください。
Q8. 遠方なので管理できません。
空き家管理サービスを利用する方法があります。
Q9. 管理会社へ依頼すると何をしてくれますか?
外観確認、通風、通水、郵便物確認、庭木の点検など、サービス内容は会社によって異なります。
Q10. 空き家管理はいくらくらいかかりますか?
内容によりますが、月数千円程度から利用できるサービスがあります。
Q11. 売却した方がいいですか?
今後住む予定がない場合は、早めに売却を検討することで維持費や管理負担を軽減できる可能性があります。
Q12. 古い家でも売れますか?
立地や建物の状態によっては売却できるケースがあります。
Q13. 一般の仲介で売れない場合は?
訳あり不動産を専門に扱う買取会社へ相談する方法があります。
Q14. 解体した方がいいですか?
老朽化の程度や土地の需要によって異なります。
解体前に査定を受けることをおすすめします。
Q15. 解体費用は高いですか?
木造30坪程度で100万~180万円程度が目安ですが、地域や条件によって変動します。
Q16. 苦情が来たらどうすればいいですか?
現地を確認し、草刈りや修繕など必要な対応をできるだけ早く行いましょう。
Q17. 空き家を放置すると資産価値は下がりますか?
一般的に、管理されていない建物は老朽化が進み、売却時の評価に影響する可能性があります。
Q18. 実家を相続したばかりです。
まずは名義や建物の状態を確認し、今後住む予定があるか、売却するかを整理しましょう。
Q19. 空き家を放置しない一番の方法は?
定期的な管理、または住む予定がない場合は早めの売却を検討することです。
Q20. 最初にやるべきことは?
建物の現状を確認し、不動産会社へ査定を依頼することから始めるのがおすすめです。
空き家放置のトラブルリスクのチェックリスト
次の項目に当てはまるか確認してみましょう。
□ 半年以上現地へ行っていない
□ 郵便物が溜まっている
□ 雑草や庭木が伸びている
□ 雨漏りの有無を確認していない
□ 外壁や屋根を数年間点検していない
□ 近隣住民と連絡を取っていない
□ 固定資産税だけ払い続けている
□ 今後住む予定がない
□ 売却する予定も決まっていない
□ 管理を頼める家族がいない
3項目以上当てはまる場合は、管理方法や売却について一度検討することをおすすめします。
空き家トラブル|ケース別アドバイス
ケース① 遠方に住んでいる
管理が難しい場合は、空き家管理サービスの利用や売却を検討しましょう。
ケース② 相続した実家が空き家になった
まずは建物の状態と資産価値を確認し、活用・売却・管理の方向性を決めることが大切です。
ケース③ 老朽化が進んでいる
倒壊リスクがある場合は、修繕や解体も含めて検討しましょう。
ケース④ 苦情が来てしまった
放置せず、できるだけ早く現地確認と必要な対応を行うことが重要です。
ケース⑤ 売れない空き家
一般仲介だけでなく、専門の買取会社へ相談することで解決できる場合があります。
宅建士・FP2級から、空き家放置トラブルへのアドバイス

HOMEくん
「先生、空き家って放置するだけでもいろいろな問題があるんですね。」

先生
「はい。実際には近隣トラブルや建物の劣化など、時間が経つほど対応が難しくなることもあります。」

HOMEくん
「じゃあ、まずは管理か売却かを決めることが大切なんですね。」

先生
「その通りです。『いつか何とかしよう』ではなく、今できることから始めるのが一番の対策ですよ。」
空き家に関する相談では、「まだ困っていないから」と対応を先送りにしてしまうケースを多く見てきました。
しかし、空き家は時間が経つほど、
- 建物の劣化
- 修繕費の増加
- 近隣トラブル
- 売却価格の低下
など、さまざまなリスクが大きくなります。
特に遠方に住んでいる方は、自分で管理を続けることが難しいケースもあります。
住む予定がないのであれば、管理サービスの活用や売却も含めて早めに検討することをおすすめします。
この記事では、空き家を放置した場合に起こりやすい近隣トラブルと、その対策について解説しました。
ポイントを整理すると、
- 空き家を放置すると雑草・害虫・不法侵入・放火などのリスクが高まる
- 管理不足が続くと行政指導や特定空家につながる可能性がある
- 遠方の場合は管理サービスの利用も有効
- 住む予定がないなら売却という選択肢も検討する
- 老朽化が進む前に行動することが大切
空き家で困る前に(CTA)
「実家が空き家になってしまった。」
「管理が大変だけれど、どうすればいいか分からない。」
そんな場合は、まず現状を把握することが大切です。
住む予定がないのであれば、不動産会社へ査定を依頼して売却の可能性を確認してみましょう。
一般的な売却が難しい場合でも、訳あり不動産専門の買取会社という選択肢があります。
また、老朽化が進んでいる場合は、解体費用も比較しながら最適な方法を検討することをおすすめします。
空き家は「何もしないこと」が最もリスクを大きくします。
早めの行動が、近隣トラブルや余計な出費を防ぐ第一歩になります。


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