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空き家の相続放棄で注意すること|3か月ルール・管理責任・後悔しない判断方法を宅建士・FP2級が解説

「親が亡くなり、誰も住まない実家だけが残ってしまった……。」

「古い空き家だから相続したくない。」

「相続放棄すれば、固定資産税や管理の心配はなくなるの?」

このような悩みを抱えている方は少なくありません。

近年は空き家の増加に伴い、「相続放棄」という選択肢を検討する人も増えています。

しかし、相続放棄は「空き家だけを放棄する制度」ではありません。

一度相続放棄が認められると、原則として撤回できず、預貯金やその他の財産も含めて相続できなくなります。

さらに、状況によっては相続放棄をした後でも一定の管理が必要になるケースがあり、「放棄したから完全に何もしなくてよい」とは限りません。

この記事では宅建士・FP2級の視点から、

  • 相続放棄とはどのような制度か
  • 空き家で相続放棄を考える人が多い理由
  • 放棄する前に確認しておきたいポイント

について、初めての方にも分かりやすく解説します。


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  1. この記事で分かること
  2. 空き家を相続放棄する前に知っておくべきこと
    1. 相続放棄とは?
  3. なぜ空き家で相続放棄を考える人が多いのか
    1. 売れないと思っている
    2. 固定資産税がかかる
    3. 修繕費がかかる
    4. 遠方に住んでいる
    5. 管理ができない
  4. 相続放棄する前に確認したいこと
  5. 相続放棄で絶対に注意したい5つのポイント
    1. 注意点① 相続放棄には「3か月ルール」がある
    2. 注意点② 財産を勝手に処分しない
    3. 注意点③ 相続放棄してもすぐに全ての責任がなくなるとは限らない
    4. 注意点④ 相続財産清算人が必要になる場合がある
    5. 注意点⑤ 空き家だけで判断しない
    6. 必要書類は事前に確認しよう
  6. 空き家の相続放棄前に売却できるか確認する
    1. 査定は1社ではなく複数社へ
    2. 相続登記を済ませておく
    3. 老朽化が進んでいるなら解体も選択肢
    4. 一般の仲介で売れない場合は?
    5. それでも売れない空き家は?
    6. 相続放棄より売却が向いているケース
  7. 空き家の相続放棄でよくある質問(FAQ20選)
    1. Q1. 空き家だけ相続放棄できますか?
    2. Q2. 相続放棄の期限はいつまでですか?
    3. Q3. 3か月を過ぎたら相続放棄できませんか?
    4. Q4. 相続放棄したら固定資産税は払わなくてよくなりますか?
    5. Q5. 相続放棄したら管理責任もなくなりますか?
    6. Q6. 相続放棄は撤回できますか?
    7. Q7. 相続放棄すると借金もなくなりますか?
    8. Q8. 相続放棄すると預貯金も受け取れませんか?
    9. Q9. 相続放棄する前に査定を受けても大丈夫ですか?
    10. Q10. 空き家は売れないので放棄した方がいいですか?
    11. Q11. 相続放棄する前に片付けても大丈夫ですか?
    12. Q12. 解体した方がいいですか?
    13. Q13. 相続登記は必要ですか?
    14. Q14. 再建築不可物件でも売れますか?
    15. Q15. 一般の仲介で売れない場合は?
    16. Q16. 相続人が複数いる場合はどうなりますか?
    17. Q17. 空き家を放置するとどうなりますか?
    18. Q18. 相続放棄した方が得ですか?
    19. Q19. 相続放棄するか迷ったら何をすればいいですか?
    20. Q20. 最初に相談するなら誰ですか?
  8. 相続放棄する前のチェックリスト
  9. 空き家の相続放棄|ケース別アドバイス
    1. ケース① 遠方に住んでいて管理できない
    2. ケース② 老朽化が進んでいる
    3. ケース③ 売れないと思っている
    4. ケース④ 借金も相続する可能性がある
    5. ケース⑤ 一般の仲介で売れなかった
  10. 宅建士・FP2級によるまとめ
    1. 相続放棄を決める前に

この記事で分かること

この記事では次の内容を解説します。

  • 空き家を相続放棄する前に知っておきたいこと
  • 相続放棄の基本的な仕組み
  • 相続放棄を考える人が多い理由
  • 放棄する前に確認すべきポイント
  • 後悔しないための判断基準
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空き家を相続放棄する前に知っておくべきこと

まず最も大切なポイントからお伝えします。

相続放棄は、「空き家だけ」を放棄する制度ではありません。

「実家だけいらない。」

「預貯金だけは相続したい。」

このような選択は、原則としてできません。

相続放棄をすると、

  • 土地
  • 建物
  • 預貯金
  • 株式
  • 自動車
  • 借金

など、亡くなった方の財産や負債をすべて相続しないことになります。

つまり、「都合の良い財産だけ受け取る」ということはできないのです。

そのため、空き家だけを見て判断するのではなく、相続財産全体を確認することが重要です。


相続放棄とは?

相続放棄とは、家庭裁判所で行う正式な手続きです。

相続放棄が受理されると、その人は初めから相続人ではなかったものとして扱われます。

その結果、

  • 財産を受け取る権利
  • 借金を引き継ぐ義務

の両方がなくなります。

ただし、口頭で「相続しません」と言うだけでは相続放棄にはなりません。

家庭裁判所への申述が必要です。

また、一度受理されると、原則として撤回はできません。


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なぜ空き家で相続放棄を考える人が多いのか

では、なぜ空き家を相続した人は相続放棄を考えるのでしょうか。

代表的な理由を見ていきましょう。

売れないと思っている

「古い家だから誰も買わない。」

「田舎だから価値がない。」

このように思い込み、相続放棄を考えるケースがあります。

しかし、実際には投資家や専門業者から需要がある場合もあります。


固定資産税がかかる

空き家を所有すると、毎年固定資産税などの維持費が発生します。

利用予定がない家に税金を払い続けることを負担に感じる方は少なくありません。


修繕費がかかる

古い住宅では、

  • 雨漏り
  • 外壁の劣化
  • シロアリ被害
  • 設備の故障

などが起こりやすくなります。

修繕費が高額になることを心配して、相続放棄を検討する方もいます。


遠方に住んでいる

実家が遠方にあると、定期的な管理が難しくなります。

郵便物の確認や草刈り、換気などができず、建物の傷みが進んでしまうこともあります。


管理ができない

空き家を放置すると、

  • 雑草
  • 害虫
  • 不法侵入
  • 近隣トラブル

などの問題が起こる可能性があります。

こうした管理の負担を避けたいという理由で、相続放棄を考えるケースもあります。


相続放棄する前に確認したいこと

「もう使わない家だから放棄しよう。」

そう考える前に、一度立ち止まって確認してほしいことがあります。

それは、

本当に売却できないのか

という点です。

古い空き家でも、

  • 立地が良い
  • 土地が広い
  • 投資用として需要がある

などの場合は、売却できる可能性があります。

また、建物を解体せずにそのまま売却できるケースも少なくありません。

相続放棄をすると、その後に「やっぱり売ればよかった」と思っても、原則として取り消すことはできません。

まずは物件の価値を把握してから判断することをおすすめします。

HOMEくん
HOMEくん

HOMEくん

「先生、親の実家は古いし、誰も住まないので相続放棄した方がいいと思っていました。」

先生
先生

先生

「その気持ちは分かります。でも、空き家だからといって必ずしも価値がないとは限りません。」

HOMEくん
HOMEくん

HOMEくん

「売れる可能性もあるんですか?」

先生
先生

先生

「あります。まずは査定を受けて、売却や活用の可能性を確認してから判断する方が安心ですよ。」

 

相続放棄で絶対に注意したい5つのポイント

「相続放棄で失敗しないために知っておきたい注意点」

を詳しく解説します。

「放棄したつもりだったのに認められなかった」

「期限を過ぎてしまった」

というケースもあるため、制度を正しく理解しておくことが大切です。


注意点① 相続放棄には「3か月ルール」がある

相続放棄には期限があります。

原則として、

自分が相続人になったことを知った日から3か月以内

に家庭裁判所へ申述しなければなりません。

この期間を「熟慮期間」といいます。

この3か月の間に確認しておきたいことは、

  • 預貯金
  • 借金
  • 土地
  • 建物
  • 株式
  • その他の財産

など、相続財産全体です。

空き家だけを見て判断するのではなく、相続全体を把握してから決めることが重要です。


注意点② 財産を勝手に処分しない

相続放棄を考えている人が特に注意したいポイントです。

相続財産を自分の判断で処分すると、状況によっては単純承認と判断される可能性があります。

単純承認とは、相続する意思があると法律上みなされることです。

例えば、

  • 建物を勝手に売却する
  • 高額な遺品を処分する
  • 預貯金を私的に使う

などは、ケースによって慎重な判断が必要になります。

一方で、

建物の安全確保や最低限の保存行為などは、必要な対応として認められる場合があります。

判断に迷う場合は、自己判断せず専門家へ相談しましょう。


注意点③ 相続放棄してもすぐに全ての責任がなくなるとは限らない

「相続放棄したから、もう何もしなくていい」

と思われる方もいますが、実際にはそう単純ではありません。

法改正により制度は整理されましたが、相続放棄をした人が実際に空き家を占有している場合などは、一定の管理が必要になるケースがあります。

例えば、

  • 建物の倒壊を放置する
  • 危険な状態をそのままにする

などは、近隣へ影響を及ぼす可能性があります。

放棄後の管理について不安がある場合は、家庭裁判所や専門家へ確認すると安心です。


注意点④ 相続財産清算人が必要になる場合がある

相続人全員が相続放棄した場合、

財産を引き継ぐ人がいなくなるケースがあります。

このような場合には、必要に応じて家庭裁判所が相続財産清算人を選任することがあります。

相続財産清算人は、

  • 財産の管理
  • 債務の整理
  • 財産の処分

などを行う役割を担います。

「放棄したから誰も管理しなくてよい」というわけではなく、状況に応じた手続きが必要になることを知っておきましょう。


注意点⑤ 空き家だけで判断しない

相続放棄を考える理由の多くは、

「空き家が古い」

「売れそうにない」

というものです。

しかし、

実際には、

  • 土地に価値がある
  • 建物付きで売却できる
  • 投資家から需要がある

というケースもあります。

相続放棄をすると、その財産を売却して現金化することもできなくなります。

そのため、相続放棄を決める前に、

本当に売却できないのかを確認すること

が重要です。


必要書類は事前に確認しよう

相続放棄には、

一般的に次のような書類が必要です。

  • 相続放棄申述書
  • 戸籍謄本
  • 被相続人の戸籍
  • 住民票など

相続関係によって必要書類は異なることがあります。

提出前に家庭裁判所の案内を確認しておくと安心です。

HOMEくん
HOMEくん

HOMEくん

「先生、荷物を整理しただけでも相続したことになるんですか?」

先生
先生

先生

「日常的な片付けや保存行為と、財産を自分のために処分する行為では意味が異なります。判断が難しい場合は、先に専門家へ相談した方が安心ですよ。」

HOMEくん
HOMEくん

HOMEくん

「3か月しかないなら、早めに動いた方がいいですね。」

先生
先生

先生

「その通りです。期限があるからこそ、財産の確認と相談は早めがおすすめです。」

空き家の相続放棄前に売却できるか確認する

相続放棄をする前に、本当にその空き家は売れないのでしょうか。

実際の現場では、

「価値がないと思っていた空き家が売れた」

というケースは珍しくありません。

この章では、相続放棄を決断する前に確認しておきたい選択肢をご紹介します。

空き家を相続したら、最初にやるべきことは

「売却できるか調べること」

です。

古い家でも、

  • 駅に近い
  • 人気エリア
  • 土地が広い
  • 賃貸需要がある

などの条件があれば、十分に売却できる可能性があります。

また、

建物を解体しなくても、そのまま購入したい人が見つかるケースもあります。

相続放棄は一度受理されると原則として撤回できません。

だからこそ、

「売れる可能性」を確認してから判断することが重要です。


査定は1社ではなく複数社へ

不動産会社によって、

査定額や販売方法は大きく異なります。

例えば、

A社では

「売れません。」

と言われても、

B社では

「投資家向けなら売れます。」

というケースもあります。

そのため、

査定は複数社へ依頼することが基本です。

複数社を比較することで、

  • 相場
  • 売却方法
  • 建物付きがよいか
  • 更地がよいか

などを客観的に判断できます。

売却を検討している方は、一括査定サービスを利用すると効率的です。

タウンライフ 空き家解決なら、複数の不動産会社へまとめて査定を依頼できるため、「売却できる可能性があるか」を確認する第一歩として活用しやすいでしょう。

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相続登記を済ませておく

売却する場合には、原則として名義が自分になっている必要があります。

そのため、

まずは相続登記を行いましょう。

2024年から相続登記は義務化されており、正当な理由なく手続きを行わない場合は過料の対象となる可能性があります。

相続放棄を考えている場合でも、

制度を理解しながら早めに手続きを進めることが大切です。


老朽化が進んでいるなら解体も選択肢

空き家によっては、

  • 雨漏り
  • 傾き
  • シロアリ被害
  • 倒壊リスク

などが進行していることがあります。

このような場合、

建物付きで売るよりも、更地にした方が売れやすいケースもあります。

ただし、

解体には100万円以上かかることも珍しくありません。

先に解体してしまうと、

「建物付きなら売れたのに……」

というケースもあるため、

査定を受けたうえで判断することが重要です。

解体費用を比較したい場合は、複数の解体業者へ見積もりを依頼すると費用差が分かりやすくなります。

解体無料見積ガイドのような一括見積もりサービスを利用すれば、複数の解体業者から見積もりを取り寄せられるため、費用や工事内容を比較しながら検討できます。

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一般の仲介で売れない場合は?

査定を受けても、

「一般市場では売却が難しい」

と言われるケースもあります。

例えば、

  • 再建築不可物件
  • 長年放置された空き家
  • 老朽化が激しい住宅
  • 狭小地
  • 権利関係が複雑

などです。

このような物件は、一般仲介よりも専門の買取会社が向いていることがあります。

一般市場では売れない物件でも、

訳あり不動産を専門に取り扱う会社なら相談できるケースがあります。

例えば、

  • 再建築不可
  • 共有持分
  • 老朽化
  • 相続案件

などを専門に扱う買取会社もあります。

ワケガイでは、このような一般市場では売却が難しい不動産の相談が可能です。

「何年も売れない」

「不動産会社に断られた」

という場合でも、一度相談してみる価値があります。

また対象エリアが東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の方であればLIXL(リクシル)の【訳あり物件買取センター】 も利用できるのでおすすめです。

それでも売れない空き家は?

それでも売れない不動産・空き家は、「みんなの0円物件」に相談を。

持っていてもいろいろと面倒なこと、お金のかかることもあります。マイナスの価値になりそうなものは、思い切って、手放しましょう。


相続放棄より売却が向いているケース

次のようなケースでは、

相続放棄ではなく売却を優先した方がよい場合があります。

  • 固定資産税の負担だけをなくしたい
  • 利用予定はないが価値はありそう
  • 管理できないだけで借金はない
  • 相続人全員が売却に同意している
  • 現金化して相続人同士で分けたい

相続放棄は最終手段です。

まずは「売却できるか」を確認することが後悔しないポイントです。

HOMEくん
HOMEくん

HOMEくん

「先生、相続放棄する前に査定を受けた方がいい理由が分かりました。」

先生
先生

先生

「実際に査定してみると、思っていた以上の価格が付くこともあります。」

HOMEくん
HOMEくん

HOMEくん

「もし普通には売れなかったら?」

先生
先生

先生

「その場合は、再建築不可や空き家を専門に扱う買取会社という選択肢もありますよ。」

 

空き家の相続放棄でよくある質問(FAQ20選)

Q1. 空き家だけ相続放棄できますか?

できません。

相続放棄は、空き家だけではなく、預貯金や借金などを含めたすべての相続財産を放棄する制度です。


Q2. 相続放棄の期限はいつまでですか?

原則として、自分が相続人になったことを知った日から3か月以内です。


Q3. 3か月を過ぎたら相続放棄できませんか?

原則として難しくなります。

ただし、事情によっては例外が認められる場合もあります。


Q4. 相続放棄したら固定資産税は払わなくてよくなりますか?

相続放棄が受理されれば相続人ではなくなりますが、状況によって対応が異なる場合があります。


Q5. 相続放棄したら管理責任もなくなりますか?

必ずしも「その瞬間に全てなくなる」とは限りません。

法改正後も、占有状況などによっては一定の管理が必要となるケースがあります。


Q6. 相続放棄は撤回できますか?

家庭裁判所で受理された後は、原則として撤回できません。


Q7. 相続放棄すると借金もなくなりますか?

原則として、借金を引き継ぐこともありません。


Q8. 相続放棄すると預貯金も受け取れませんか?

はい。

プラスの財産も相続できなくなります。


Q9. 相続放棄する前に査定を受けても大丈夫ですか?

もちろんです。

査定を受けるだけなら相続放棄の妨げにはなりません。


Q10. 空き家は売れないので放棄した方がいいですか?

一概には言えません。

まずは売却できるか確認しましょう。


Q11. 相続放棄する前に片付けても大丈夫ですか?

通常の整理や安全確保と、財産を処分する行為では意味が異なります。

判断に迷う場合は専門家へ相談しましょう。


Q12. 解体した方がいいですか?

物件によります。

解体前に査定を受けることをおすすめします。


Q13. 相続登記は必要ですか?

売却する場合は原則として必要です。


Q14. 再建築不可物件でも売れますか?

はい。

立地や需要によっては売却できるケースがあります。


Q15. 一般の仲介で売れない場合は?

専門の買取会社へ相談する方法があります。


Q16. 相続人が複数いる場合はどうなりますか?

遺産分割協議などが必要になるケースがあります。


Q17. 空き家を放置するとどうなりますか?

老朽化や近隣トラブル、特定空家への指定などのリスクがあります。


Q18. 相続放棄した方が得ですか?

財産や負債の状況によって異なります。

空き家だけで判断しないことが大切です。


Q19. 相続放棄するか迷ったら何をすればいいですか?

まずは相続財産を整理し、不動産会社へ査定を依頼しましょう。


Q20. 最初に相談するなら誰ですか?

不動産の価値は不動産会社、法律手続きは司法書士や弁護士など、それぞれの専門家へ相談するのがおすすめです。


相続放棄する前のチェックリスト

次の項目を確認してみましょう。

□ 空き家の査定を受けていない

□ 相続財産全体を確認していない

□ 相続放棄の期限を把握していない

□ 固定資産税だけ払い続けている

□ 建物を何年も放置している

□ 売却できないと思い込んでいる

□ 解体費用を調べていない

□ 相続人同士で話し合っていない

□ 専門家へ相談していない

□ 一般仲介以外の方法を知らない

3項目以上当てはまる場合は、相続放棄を決める前に状況を整理することをおすすめします。


空き家の相続放棄|ケース別アドバイス

ケース① 遠方に住んでいて管理できない

管理が難しい場合は、売却や空き家管理サービスの利用を検討しましょう。


ケース② 老朽化が進んでいる

建物付きで売るか、更地にするかは物件によって異なります。

解体前に査定を受けることが重要です。


ケース③ 売れないと思っている

再建築不可や古い空き家でも、投資家や専門業者から需要がある場合があります。

まずは査定を受けましょう。


ケース④ 借金も相続する可能性がある

空き家だけではなく、預貯金や借入金など相続財産全体を確認したうえで判断しましょう。


ケース⑤ 一般の仲介で売れなかった

訳あり不動産を専門に扱う買取会社へ相談すると、新たな選択肢が見つかる場合があります。

宅建士・FP2級によるまとめ

HOMEくん
HOMEくん

HOMEくん

「先生、最初は『空き家だから相続放棄しよう』と考えていました。」

先生
先生

先生

「でも、ここまで読んでいただくと分かるように、放棄する前に確認することがたくさんあります。」

HOMEくん
HOMEくん

HOMEくん

「査定を受けてみる価値はありそうですね。」

先生
先生

先生

「はい。相続放棄は最後の選択肢として考え、その前に売却や活用の可能性を確認することが大切です。」

空き家の相続では、「管理が大変だから」「古いから」という理由だけで相続放棄を考える方が多くいらっしゃいます。

しかし実際には、

  • 売却できた
  • 投資家が購入した
  • 専門買取会社で成約した

というケースも少なくありません。

相続放棄は、借金だけでなくプラスの財産も放棄する重要な手続きです。

焦って結論を出すのではなく、不動産の価値や維持費、売却の可能性を確認したうえで、自分に合った方法を選びましょう。

この記事では、空き家の相続放棄について解説しました。

ポイントを整理すると、

  • 相続放棄は空き家だけを放棄する制度ではない
  • 相続放棄には原則3か月の期限がある
  • 財産を処分すると判断に影響する場合がある
  • 相続放棄をしても状況によっては一定の管理が必要になることがある
  • 売却できる可能性を確認してから判断することが大切
  • 一般仲介が難しい場合は専門買取も選択肢になる

相続放棄を決める前に

「空き家を相続したけれど、本当に相続放棄した方がいいのか分からない……。」

そんな場合は、まず不動産の価値を把握することから始めましょう。

売却を検討している方は、複数の不動産会社へ査定を依頼し、建物付き・更地・投資用など、さまざまな提案を比較することをおすすめします。

一般的な売却が難しい場合でも、訳あり不動産を専門に扱う買取会社なら対応できるケースがあります。

相続放棄は一度行うと原則として取り消せません。

後悔しないためにも、「売却できるか」「活用できるか」を確認してから判断しましょう。

 

 

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この記事を書いた人

名前:早坂

プロフィール:不動産のプロである現役の宅地建物取引士(令和6年11月26日合格・令和7年5月7日宅地建物取引士資格登録あり)。また

  • マンション管理業協会 管理業務主任者
  • 賃貸不動産経営管理士
  • 国家資格ファイナンシャル・プランニング技能士2級
  • ファイナンシャル・プランニング(資産設計提案業務・生保顧客資産相談業務)
  • 日本商工会議所主催 簿記検定2級

など、その他の不動産に関連する国家資格も多数保有するだけでなく、FPや簿記などお金や企業経営、財務分析の知識も活用しながら、わかりやすく、公平かつ正確な情報の提供に努めています。

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