1日の疲れを癒してくれるバスタイム。
最近ではシャワーで済ませる方も増えてきたようですが、やっぱり日本人ならゆっくりとお風呂に浸かって時間を過ごしたいものです。
リフォームでもマイホーム購入計画においても、浴室計画が大切です。なんとなくお風呂はこんな感じ、と決めてしまわずに広さや窓の位置・大きさ、機能などチェックしていきましょう。
今回は浴室計画をテーマに紹介してまいります。
浴室の広さ
まずは、浴室の広さからです。一般的に浴室の大きさは
- 1坪
- 1.5坪
の2種類です。
1坪(内法寸法1600mm×1600mm)
多くの家庭の浴室で採用されているサイズです。半分が浴槽で半分が洗い場として利用されます。
一般的なサイズなため、浴槽の種類やカラーも豊富で選択肢が広がるというメリットがありますが、ありきたりな普通の浴室になりがちです。
1.5坪(内法寸法1600mm×2000mm)
1.5坪のサイズになると、浴室のイメージがぐっと変わります。
最近では大きいサイズの浴槽もあり、すっぽりと体が包まれゆったりと入れますし、子供と一緒に入っても余裕があります。
開放感も得られ、よりリラックスしたバスタイムを過ごせるでしょう。
また、将来的に介護が必要になった時にリフォームの幅が広がるのも嬉しいポイントです。
ただ、メリットばかりではありません。節水タイプの浴槽もありますが、一般的なお風呂に比べ必要な水の量は増えます。
また、広いということはそれだけ掃除する面積も多いですし、広い分だけ浴室の室温も温まりにくいため、浴室暖房機があった方が良かったという失敗談の口コミもあります。
浴室の工法
浴室には大きく3つの工法があります。
- システムバス(ユニットバス)
- 在来工法
- ハーフユニット
それぞれのメリット・デメリットをチェックしていきましょう。
システムバス(ユニットバス)
システムバスは、あらかじめつくられている各パーツを選び、現場で組み立てるタイプです。0.75坪、1坪、1.25坪、1.5坪を中心に、現地に合わせてサイズ調整できるタイプもあります。
全て一体型なので、防水面で優位なうえ、デザイン、カラー、オプションも豊富です。工期が短くコストも抑えられるというメリットがあります。
唯一デメリットを挙げるとすれば、形がほぼ決まっているため、変わった形の浴室には設置できない場合があるということです。
最近では狭小住宅や、旗状地で変わった形の家を楽しむ方も増えていますがその際には注意が必要です。
在来工法
浴槽はもちろん、天井や壁、床、そして窓、水栓まで1つ1つを決めていき、現場で施工するタイプです。
オーダーメイドですから自由度が非常に高く、ほぼ思い描いたままの浴室を作ることができます。
ただ、長く使っていくうちに防水性が下がってくる恐れがあるため、定期的なメンテナンスが必要なことと、工期が長くコストもかかる傾向にあります。
ハーフユニット
前述のシステムバスと在来工法を合わせたタイプです。
床から浴槽を含む部分までがユニットになっていて、壁や天井の仕上げを現場で施工します。
窓の位置や壁材などのプランニングに自由度がありますが、取扱いメーカーや商品が少ないというデメリットがあります。
浴室の窓の大きさと位置
窓の大きさや位置も浴槽のイメージを左右する重要な計画ポイントです。
窓を大きくするメリットは、換気の効果が高く、明るい浴室を演出することができます。湿気が心配な浴室では通気は非常に重要なポイントです。
しかし、あまり窓を大きくしてしまうと断熱性が低くなったり、防犯面で不安が出てきます。
窓を取り付ける位置も大事で、半透明な型ガラスでも中の人影は見えるためある程度高い位置に配置するべきです。
お風呂から景色を楽しむために透明のガラスを採用する場合は、人通りのない方向に間取りを計画するか、一定の目隠しや柵を設けたり、中庭を活用したりすると良いでしょう。
浴室のカラーコーディネート
浴室のイメージや雰囲気を大きく変えるカラーコーディネートも重要な計画ポイントです。それぞれの好みではありますが、いくつか紹介します。
白一色の浴室
白一色の浴室は多くの住宅で採用されています。それだけ好みを選ばない安定したコーディネートだということになります。
浴室はあまり大きな窓を設けられない上に、おもに夜に使用するためパッと明るくなるホワイトは効果的です。
また、カビや汚れにも気づくことができ清潔に保つことができるのも嬉しいポイントです。逆に、しっかり手入れをしないと汚れが目立つ色でもあります。
アクセントにブルーで、リゾートの雰囲気を
クリームがかったホワイトではなく、はっきりとしたクリアなホワイトにアクセントで一面だけブルーにすることで、リゾートチックなカラーコディネートをすることができます。
ウッディーなイメージの浴室
お風呂といえば日本、そして和といえばウッディーなイメージです。
実際の木でなくとも、最近は木目をイメージした壁紙がありますので、浴槽や床と合わせてカラーコーディネートすることができます。
落ち着いた雰囲気で心も体もリラックスできます。インテリアで植物を飾ったりすると、緑がよく映えます。
浴槽メーカー
お風呂の浴槽のメーカーも確認しておきましょう。
- TOTO
- リクシル
- タカラスタンダード
- パナソニック
- トクラス
- クリナップ
- ハウステック
浴室の最新機能
最後に、浴室・浴槽の最新機能を紹介します。
空間やカラーコディーネートの計画だけでもかなり快適な浴室を作ることはできますが、各メーカーから発表される最新機能も、日々のバスタイムをがらりと変えてくれます。
オプション料金こそかかりますが、毎日の疲れを癒す工夫やお掃除を楽にしてくれる機能など、ぜひ採用したいものばかりです。
浴室の最新機能 | |
機能名称 | 詳細 |
浴室乾燥暖房機 | 浴室の暖房と乾燥ができます。冬場のヒートショック対策になったり、雨の日の洗濯物を乾かすのに使えたりと相当便利なので、ぜひ検討したい機能です。 |
ジェットバス | 自宅でスーパー銭湯のようなジェットバスを楽しめる機能です。お風呂好きにはたまらない機能ですが、音がうるさくて使わなくなったという口コミもありますので、よく検討しましょう。 |
テレビ | お風呂に防水のテレビを設置します。バスタイムが長い方や、お風呂嫌いなお子様におすすめ。 |
ほっカラリ床 | 一般的な床よりも、床を踏んだ時のひんやり感がかなり軽減されます。また、クッション性もあり快適です。最近ではお掃除ラクラクタイプもあり、メンテナンス性も向上しました。 |
肩楽湯・腰楽湯 |
CMでおなじみの最新機能です。腰と、肩に向けて毎分135Lの水流と心地よい刺激が全身を温め、リラックスへと導きます。 |
オーバーヘッドシャワー (フルフォールシャワー) |
一般的なシャワーは斜めに出てきますが、こちらはお湯が真上から降り注ぎ一瞬で体を包み込みます。日々のお風呂をシャワーだけで済ませるという方におすすめです。 |
調光調色システム | お風呂の照明を調節できます。リラックスしたいときは暗めに、しっかり体を洗いたいときは明るくと、シーンに応じてお風呂空間を演出します。 |
魔法びん浴槽 (サーモバスS) |
魔法瓶の仕組みを浴槽に生かした機能です。 時間が経ってもほとんどお湯の温度が変わらないので、お風呂の時間帯がバラバラな家族におすすめです。 |
床ワイパー洗浄 |
ワイパーのように水道水を散布することで、汚れの原因となる角質や皮脂汚れも洗い流し、きれい除菌水で仕上げまで完了。スイッチひとつでカビやピンク汚れの発生を抑え、床まわりのきれいが長持ちします。 |
コンフォートウェーブシャワー | 大粒の水玉をスイングしながら勢いよく吐水。スプレーシャワーとミックスし、「節水」と「適度な刺激感」を両立したシャワーです。 |
エコアクアシャワー | 散水板の穴の大きさや位置の工夫と、水滴にたっぷりの空気を含ませることで、ボリュームのある浴び心地と節水の両立を実現させました。 |
くるりんポイ排水溝 |
排水溝へ流れる水の水流を利用して、髪の毛やゴミを上手にキャッチするので、お掃除が簡単です。 |
浴室計画は、新築もリフォームも相見積もりでお得に!
ここまで紹介させていただいた情報を、ぜひ浴槽計画に役立てていただければとおもいます。
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現在マイホーム建築を検討している方は、タウンライフ家づくりがおすすめです。
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ぜひ参考にしてみてください。
それでは。
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