いつもは丁寧にこのサイトの記事を書いていますが、今回ばかりは熱量込みで訴えさせていただきます。
解体業者(あいつら)のひどい対応のせいで、精神的にどころか、実害まで発生したので。
まさか隣に住んでいるのが、こういうことに詳しい宅建士だとも知らずに。
もしも、自分が依頼した解体業者だったら……。
考えただけでも気絶しそうな、やばい解体業者の体験・実録を画像多数でお届けします。
ちなみに、この記事でお伝えしたいのは「この解体業者ひどいでしょ!」だけではありません。
解体業者にあたると、ホントやばいことになるからちゃんと比較して選びましょう!
私自身の約1か月の仰天体験で、あなたにこの熱い想いを伝えたい。
※この記事は2023年に筆者宅の隣で実際に行われた解体工事の体験をもとにしています。制度・法律に関する部分は2026年現在の内容を確認しています。特定の会社を攻撃・特定することを目的とした記事ではありません。
- Q.解体業者はどこでも良い?A.いいえ、それ迷惑です
- 工事の挨拶なし
- 無断で隣家の敷地に入って作業
- 人の敷地に勝手に物を置く
- 騒音どころか大熱唱
- 解体工事が休みの日に危なそうな廃材を置きっぱなし
- 廃材・瓦礫・石の欠片が我が家まで飛んでくる
- 「現場内禁煙」と書いてあるのに作業中もタバコ
- とうとう我が家のブロック塀を破壊
- 謝罪なし、勝手に修理して放置
- この体験でわかった|解体業者は「価格以外」も比較してほしい
- 比較しても100%「やばい解体業者」を見抜けるわけではない
- 解体工事が始まったら「なんか変だな」を放置しない
- そもそも「解体するか」が決まっていないなら、業者探しはまだ早い
- まとめ|依頼した家だけを壊してくれる解体業者を選びましょう
Q.解体業者はどこでも良い?A.いいえ、それ迷惑です

そもそも解体工事って、ぱっと見では、今ある建物を壊して、その瓦礫を片付けて、更地にすれば良いわけです。
新築みたいに、クロスを1mm単位できれいに貼る必要もない。
床に傷をつけないよう慎重に運ぶ必要もない。
どうせ壊す。
まあ、そう思いますよね。私もそう思ってました。
すると、だいたいこうなる↓

解体業者なんて、別にどこでも良いんじゃん?安けりゃなおさら。
はい、それ迷惑です。
すごく迷惑です。
まじで迷惑でした。
そうなんです。
やばい解体業者にめっちゃ迷惑かけられました。
まさか、「解体する家」の「隣」に住む私が。
業者を依頼した人ではなく、まさか隣に住む私が被害に遭うとは。
これを聞いて「え?やば……」と思う方もいれば、
あるいはそれでも、

なーんだ。隣の家に迷惑かけただけなら、業者が謝れば良いし、俺には関係ない。
と思う方もいるかもしれません。
いえいえ。
この土地を購入したご家族は、古い建物を解体したあとに新築し、これからこの地域で暮らしていく予定でした。
ところが工事中、近所では「あそこの工事、ひどいよね」という空気になってしまいました。
施主本人が現場で迷惑行為をしているわけでもないのに、業者の振る舞いひとつで施主側の印象まで悪くなっていました。
このときご家族は、こんなことはつゆ知らず、新築のプランニングに夢を膨らませていたことでしょう。なんと可哀想に。
それでは、さっそく解体業者(こいつら)が何をしでかしてくれたのか紹介していきます。
読み終わるころにはきっと、
「解体業者、ちゃんと比較しないとヤバそう」
と思えることでしょう。
工事の挨拶なし


工事の挨拶がないくらいは別にそんな。心ちっちゃ。
そう思われる方もいるでしょう。
私も、いちいち業者が挨拶に来る必要はないと思うタイプです。
なんなら対応するの面倒だから、勝手にやって勝手に帰ってくれって思う側です。
でもそれは、
近所に大きな迷惑をかけず、まともに工事ができる
ならです。
それから、最近の工事業者は、体感かなりの確率で工事前の挨拶に来ます。
だから、こういう挨拶に来ない業者は激レアで、逆に目立っちゃう。
とはいえ、挨拶がなかったこと自体に、この時点では別に腹も立っていません。
ただ、その後にあまりにもいろいろやらかしてくれたことで、
「そういえば、最初の挨拶もなかったよな」
と、あとからジワジワ効いてくる。
例えばその辺の飲食店で、
笑顔もなくダルそうに接客する店員と、
笑顔で一生懸命働いている店員。
同じ失敗をしたとき、どちらの方が「なんだこいつ」と思われやすいか。
想像しやすいですよね。
「工事前にはご近所へ挨拶します」と言える解体業者を選びましょう。
無断で隣家の敷地に入って作業

次に違和感を覚えたのは、平気で隣家である我が家の敷地に入ってくることです。
泥だらけの靴で。
きれいな駐車場でもないし、雨が降れば泥くらい流れます。
そこじゃないんです。
いや、一言言えよ。

2023年9月30日、筆者撮影。解体工事中、我が家の駐車場側に入って作業していたときの様子。
上の写真、左の土が見える部分が解体工事中の土地。
そして右側、作業員が立っているコンクリート部分が我が家の駐車場です。
「え?なんでこっち側で作業してるの?」
たまたまカーテンを開けたら、普通に我が家の敷地で作業をしていたので「ギョッ」となって写真を撮りました。
別に、
「一歩でも入ったら許さん!」
なんて意地悪を言いたいわけではありません。
「作業でどうしてもお庭に入らなくてはならないのですが、よろしいですか?」
と一言あれば、
「あ、どうぞどうぞ」
で終わる話なんです。
隣の敷地を使うなら、せめて入る前に「入っていい?」と言える解体業者を選びましょう。
人の敷地に勝手に物を置く

これも先ほどの件と似ていますが、近所の敷地に勝手に物を置きます。
- 缶コーヒー
- ラジオ
- スマホ
- 軍手
- 作業道具
- 椅子代わりに自分も座る
とにかく、ポン。
当たり前のように置きます。

写真は、私の家と隣の家との間にあるブロック塀へ置かれた作業用ホースです。
このブロック塀ですが、隣家との境界の真ん中に立っている共有物ではありません。
すっぽり全部、我が家の敷地内。
私がお金を出して建てたブロック塀です。
境界の位置も確認しています。
なにが腹立つって、自分たちが解体している敷地にもスペースはあるんです。
なぜわざわざ、
隣の家の塀に置きたいのか。
さっぱり理解できません。
これが1日だけなら耐えます。
しかし残念ながら、工事は約1か月。
さすがに「こちらの敷地へ物を置かないでほしい」と申し出たところ、業者は境界付近にこんな仕切りを作りました。

解体業者自ら、境界にヒモのような目印をピーーーっと、設置。
これで大丈夫。
……と思いきや、スススッと板が雪崩を起こしてもう境界はみ出しちゃってる。
それでも我が家側に廃材を置く。
なんで。
当然、不安定に積まれた廃材は、風などでこちら側へ滑り落ちてきます。
そして、
当たり前のようにまた我が家へ入って回収する。
いや、ヒモなんだったの。
せめて自分たちで作った境界くらい守れる解体業者を選びましょう。
騒音どころか大熱唱


騒音って、工事なんだからそれはさすがに仕方がないでしょ。
私もそう思います。
工事なんだから騒音は仕方ない。
私の家を建築するときだって、きっとトンテンカンテン、ガガガガガーーッて、ご近所には相当うるさかったはず。
そう。
それを想像できれば我慢できます。
その騒音が、解体工事に必要な騒音なら。
ショベルカーでガッツガツやる音も。
コンクリートを砕く音も。
作業員同士の大きな掛け声も。
全部、仕事で必要なら仕方ありません。
でも、
大熱唱の歌はちょっと……。
ラジオも爆音。
作業場がうるさいので、大きくしないとラジオも聞こえないのでしょう。
まあ、ラジオくらいは我慢しましょう。
でも、そのラジオに合わせて大声で歌う。
重機より声でかいの、どういうことよ。
歌は解体作業に関係ないだろ。
関係ない騒音はやめてくれ。
せめて解体工事とは関係のない騒音まで追加してこない解体業者を選びましょう。
解体工事が休みの日に危なそうな廃材を置きっぱなし

二つの画像を見比べてください。

上は、普段の我が家の前の生活道路です。
この道は、この付近の約15世帯が日常的に通ります。
そして下が、解体作業中。

2023年9月、筆者撮影。生活道路のすぐそばまで積み上げられていた解体工事の廃材。
わかりますか?これ、本物の写真ですからね?
生活道路のすぐそばまで、そしてショベルカーより高い位置まで廃材を積み上げています。
この辺りは子育て世帯も多く、小さな子どももたくさんいます。
これ、怖くないですか?
そして、さらに驚いたことに、
この解体業者、ここから2日間お休み。
え。
このまま?
はい。
たっぷり2日間、この状態でした。
風が強く吹いたら?
地震が起きたら?
廃材が道路側へ崩れたら?
隣に住んでいる側としては、そりゃ気になります。
みなさんが依頼した解体業者が、近所でこんな状態にして帰っていると思ったらゾッとしませんか?
仕事がお休みの日も現場が存在することを覚えている解体業者を選びましょう。
廃材・瓦礫・石の欠片が我が家まで飛んでくる

写真をご覧いただければ分かりますね。

もう、廃材も瓦礫も木くずも小石も、いろいろ我が家側へやってきます。
我が家のブロック塀に板を一枚立てかけて、高く高く廃材を積み上げ、支えの板がしなって我が家の敷地にいまにも崩れんばかり。
なんで我が家のブロック塀に、解体工事で出た廃材を立てかけるのか。
理解不能です。
「これ、重さでうちのブロック塀に負担かからない?」
って、ずっと気になります。
何度も言いますが、解体している敷地にはスペースがあります。
わざわざこちら側へギュウギュウに寄せなければならないようには見えませんでした。
重機で激しく作業したあとは、とくに細かな瓦礫や木くずが飛んできました。
中でも腹が立ったのが、駐車している車の上にまで小石や木くずが飛んできていたこと。
安い軽自動車です。
でもね。
安い軽自動車でも私の車なんですよ。
傷ついていないか心配になります。
このとき車の状態を写真に撮っておかなかったことは、今でも後悔しています。
こんなことが約1か月。
みなさん耐えられますか?
解体する家と、解体しない家の区別がつく解体業者を選びましょう。
「現場内禁煙」と書いてあるのに作業中もタバコ

もう勘弁してくれ。
でも、まだまだこの人たちの暴挙は続きます。
作業現場には、簡易的な作業ルールのような看板・貼り紙がありました。
そのルールの一つに、
「作業場での喫煙禁止」
というものがありました。
もちろんこの人たちは吸います。
自分たちで決めたルールを、
自分たちで現場に貼り、
自分たちで破ります。

しかもこの、木材などの廃材がある中で。いまこの写真を見返しても、ここでタバコはホント酷いなと思います。
もし火がついたままの灰がポロッと落ちたら、
くわえタバコが何かの拍子に廃材に落ちたら、
こんなに燃えるものだらけの場所で。
私は喫煙そのものをどうこう言いたいわけではありません。
休憩中に決められた場所で吸うなら、それは好きにすればいい。
でも、
「現場内禁煙」って自分たちで書いてんじゃん。
さらに、重機を操作しながらタバコをくわえている姿を見ることもありました。
ここまでくると、
「この現場のルールって何のために貼ってあるんだろう」
と思います。
せめて自分で決めたルールくらい守れる解体業者に依頼しましょう。
とうとう我が家のブロック塀を破壊

とうとうやってしまいました、こいつら(解体業者)。

画像のような重機を使い、古いコンクリートを壊して更地にする作業中にそれは起きました。
くわえ煙草で重機を操作しているので、さぞかし運転が上手なんでしょうねと、私も窓から現場を見ていたのですが、
ガッガーー!!
という、なんとも嫌な音。
「今、うちの塀にいったよね?」
嫌な予感しかしません。
彼らが作業を終えて帰ったあと、おそるおそる確認しに行くと、

2023年9月30日、筆者撮影。解体工事後に確認した我が家のブロック塀の破損箇所。
あーあ。
しっかり欠けてます。
さらに、実はもう1か所。

2023年9月30日、筆者撮影。別の場所でも確認したブロック塀の破損箇所。
もう一つおかわりで破損。
騒音は仕方ない。
多少のほこりも仕方ない。
解体工事ですから。
でも、
隣の家を解体していて、うちまで解体するのは違う。
依頼した家のみを解体してくれる解体業者を選びましょう。
謝罪なし、勝手に修理して放置

上の2か所の破損があった次の日。
謝罪にでも来るのかなと思いました。
「昨日、すみませんでした」
とか、
「塀を傷つけてしまったので修理させてください」
とか。
まあ、普通は何かあると思うじゃないですか。
ありません。
そのかわり、相変わらず勝手に我が家へ入り、破損したブロック塀付近をコソコソ、もぞもぞ。

あいつ何やってんだろう…。
彼らが帰ったあと、その箇所をチェックしに行くと、

壊してしまったブロック塀を補修してくれていました。
なんだー。
良い人たちだったんだー。
っじゃねえわターーーコ!!!!
壊したことの説明もない。
謝罪もない。
「直していいですか?」もない。
勝手に我が家へ入って、勝手に直して、
はい、終了。
じゃねえわ。
おまけに、直したのはこちらだけ。
もう1か所は、2026年9月現在も壊れたままです。
人の物を壊したら、勝手に直してなかったことにしない解体業者を選びましょう。
奇しくも、その日が解体工事の最終日。
大声で気持ちよさそうに歌いながら歩く彼らの後ろ姿が、少しずつ小さくなり、
やがて見えなくなった。
――完――
じゃないんですよ。
「解体工事比較ナビ」でもなんでもあるじゃん。解体業者を比較できるサイトが。
ちゃんと調べて依頼してよ(涙)。
ここまで笑い話っぽく書いてきましたが、もしこれが自分がお金を払って依頼した解体業者だったら、全然笑えません。
自分の知らないところで隣家へ入り、物を置き、近所へ迷惑をかけ、最後には他人の塀まで壊す。
そして、業者の対応によって、これからそこに住む自分たちまで、
「あの家の工事ひどかったよね」
と思われる。
嫌ですよね。
私はこの約1か月を隣家側から見たことで、
解体業者選びは「一番安い会社を探す作業」じゃない。
ということが、ものすごくよく分かりました。
この体験でわかった|解体業者は「価格以外」も比較してほしい

さて。
ここまで散々、
「○○できる解体業者を選びましょう」
と言ってきました。
途中から、もはや業者選びというより「普通に人としてそれくらい頼むよ」みたいな条件になっていましたが。
でも、これを自分が解体工事を依頼する側に置き換えると、結構難しいんです。
見積書を見ても、
- A社:120万円
- B社:135万円
- C社:145万円
と書いてあるだけなら、120万円のA社が一番魅力的に見えます。
でも、そのA社が工事を始めたあと、
隣家に何の説明もなく入り、
廃材を飛ばし、
近所に迷惑をかけ、
最後に隣の塀まで壊して、
「直しといたんで」
で帰る会社だったら?
私はもう、10万円や20万円の差だけで選ぶ気にはなれません。
だから解体業者は、見積金額と一緒に「この会社に工事を任せて大丈夫そうか」を比較してほしい。
今回の経験をした私なら、少なくとも次のことを聞きます。
| 比較したいこと | 私なら業者に聞くこと |
|---|---|
| 近隣への対応 | 工事前の挨拶は誰が、いつ行いますか? |
| 養生・飛散対策 | 隣家や道路へ廃材・ほこりが飛ばないよう、どんな対策をしますか? |
| 境界・隣地 | 境界は事前に確認しますか?隣地へ入る必要がある場合は誰が説明しますか? |
| 現場管理 | 休工日を含め、廃材や重機はどのように管理しますか? |
| 事故・物損 | 隣家の塀や車などを傷つけた場合、誰が対応しますか? |
| 保険 | 工事中の物損などに備えた保険へ加入していますか? |
| 見積内容 | 追加料金が発生する可能性がある項目は何ですか? |
難しい専門用語を使って質問する必要はありません。
むしろ、こういう普通の質問をしたときの反応を見たいです。
すぐ具体的に答えてくれる会社。
「大丈夫っすよ」で終わる会社。
面倒そうな顔をする会社。
見積金額には出ない違いが、結構見えてくると思います。
相見積もりは「一番安い業者」を探すためだけじゃない
よく「解体工事は相見積もりを取りましょう」と言います。
以前の私なら、
「何社か見積もりを取って、一番安いところを探すためでしょ?」
くらいに考えていたと思います。
今なら、もう一つ目的を追加します。
業者を比べるためです。
同じ質問を何社かにしてみる。
「近所への挨拶はどうしますか?」
「隣の敷地へ入る必要が出たら?」
「もし隣家の塀を傷つけたら?」
その回答や説明の丁寧さまで比較する。
1社だけに聞いていると、その回答が普通なのか、雑なのかすら分かりません。
2社、3社と話をすると、
「あれ?こっちの会社はここまで説明してくれるんだ」
という違いが見えてきます。
少なくとも私は、次に解体業者を選ぶなら1社だけの見積もりでは決めません。
あんな1か月、今度は「依頼した側」として味わいたくないので。
比較しても100%「やばい解体業者」を見抜けるわけではない

ここまで読むと、
「じゃあ複数社を比較すれば、変な解体業者には絶対当たらないのね?」
と思うかもしれません。
残念ながら、そこまでは言えません。
見積もりのときだけ爽やか。
説明も丁寧。
笑顔も素敵。
でも工事が始まったら、
重機より大きな声で歌い始める可能性だってゼロではありません。
人間ですから、数回話しただけで全部を見抜くなんて無理です。
だから私は、
「良さそうな業者を比較して選ぶ」+「万一に備えて自分でも準備しておく」
の両方が必要だと思っています。
実際に隣家側としてトラブルを経験した今なら、少なくとも次のことはやります。
契約前|安さだけでなく「トラブルが起きたとき」を聞く
見積もりを比較するとき、工事費や追加料金について確認するのはもちろんですが、私はそれ以外にも聞きます。
- 近隣への挨拶は誰がするのか
- 養生や飛散防止はどうするのか
- 隣地へ入る可能性はあるのか
- 物損事故が起きたときの連絡窓口は誰なのか
- 工事中の事故に備えた保険へ加入しているか
- 追加費用が発生する可能性があるのはどんな場合か
ここで大事なのは、模範解答を暗記しているかではありません。
質問したときに、具体的な説明が返ってくるか。
たとえば、
「隣の家の塀を傷つけたらどうしますか?」
と聞いて、
「そういう場合はまず現場責任者から所有者の方へご説明し、会社にも報告して……」
と具体的に説明してくれる会社と、
「まあ、大丈夫っすよ」
で終わる会社。
同じ金額なら、私は前者にお願いします。
いや、多少高くても前者を選ぶかもしれません。
着工前|家・塀・車は写真を撮っておく
これは今回、私自身がかなり後悔したことです。
工事が始まる前に、現場に近いところをスマホで撮っておきましょう。
- ブロック塀
- フェンス
- 外壁
- 窓
- 駐車場
- 車
- 庭や植栽
私はブロック塀については工事後の写真を残せました。
ところが、車に小石や木くずが飛んできたとき、
車の写真を撮っていませんでした。
これは失敗。
もし傷が見つかったとしても、
「これ、工事前からあったっけ?」
となってしまいます。
自分でも分からないんだから、業者との話し合いはもっと難しくなります。
「写真なんて撮らなくても大丈夫っしょ」と思わず、撮っておけるものは撮っておきましょう。
「大丈夫っしょ」で1か月過ごした人間からのアドバイスです。
境界と「壊すもの・残すもの」は着工前に確認する
これも今回の体験から強く感じます。
解体工事では建物だけではなく、
- ブロック塀
- フェンス
- 門柱
- カーポート
- 庭木
- 物置
- 土間コンクリート
など、建物周辺にもいろいろあります。
しかも境界付近にあるものほど、
「これは誰の物?」
「ここまで壊すの?」
という問題が起きやすい。
私なら工事前に、業者と現地を見ながら、
「これは撤去」
「これは残す」
「ここから先は隣家」
を確認します。
できれば口頭だけでなく、見積書や図面、写真などにも残しておきたいところです。
「たぶん分かるだろう」は禁物。
我が家の場合、解体する家と解体しない家の区別まで怪しくなりましたから。
アスベストの事前調査も「やってますよね?」で確認
見た目では分かりにくいけれど、解体工事で忘れてはいけないのがアスベスト(石綿)です。
もちろん、法令に基づく事前調査は元請業者等が適切に行うものです。
でも発注者として、
「アスベストの事前調査はどうなりますか?」
と一言聞くことはできます。
そこで調査方法や費用、もし見つかった場合の流れまで説明してくれる会社なら安心材料になります。
逆に、古い建物なのに、
「アスベスト?たぶん大丈夫ですよ」
だけで終わったら、私はかなり気になります。
80㎡以上の解体なら建設リサイクル法の届出も確認
もう一つ、戸建ての解体で関係しやすいのが建設リサイクル法です。
こういう話をすると、
「なんか解体って、思ったより面倒だな……」
と思うかもしれません。
そうなんです。
建物をガガガガガーッと壊して、瓦礫をトラックへ載せて終了。
ではありません。
だからこそ私は、
「家を壊せる会社」ではなく、「解体工事をちゃんと任せられる会社」を探した方がいい
と思っています。
解体工事が始まったら「なんか変だな」を放置しない

もう一つ。
今回の私にも反省点があります。
最初は、
「まあ、挨拶がないくらい別にいいか」
「ちょっと敷地に入るくらいなら……」
「物を置くくらいなら……」
と流していました。
すると、
敷地に入る。
物を置く。
廃材がはみ出す。
飛んでくる。
大熱唱する。
そして最終的には、
塀が壊れる。
どんどんレベルアップしていきました。
そこ成長しなくていいんだよ。
もちろん、ちょっとしたことですぐ怒鳴り込めという話ではありません。
ただ、
「これはちょっと困る」
「ここには入らないでほしい」
「これはうちの所有物です」
と感じたなら、早い段階で現場責任者や施工会社へ伝えた方がいいと思います。
そして物損など実害が発生したら、写真を残し、いつ・どこで・何が起きたのかも記録しておく。
感情だけで、
「あいつら最悪なんです!」
と言うより、
「○月○日にここがこうなりました。工事前はこの状態でした」
と示せる方が、話はずっと進めやすくなります。
そもそも「解体するか」が決まっていないなら、業者探しはまだ早い

ここまで散々、
「解体業者は比較して!」
と訴えてきた私ですが、最後に一つだけ。
そもそも、その家って今すぐ解体した方がいいですか?
ここは別問題です。
とくに空き家の場合、
- 古家付きのまま売る
- 解体して更地で売る
- リフォームして使う
- 賃貸する
- しばらく管理する
など、解体以外の選択肢もあります。
解体業者を何社比較して100万円で工事できたとしても、
「実は壊さず売った方が手元にお金が残った」
となったら、本末転倒です。
空き家を壊すか迷っている段階なら、まずは更地にする場合と古家付きで残す場合を比べてみてください。
解体すると決めたら、先に費用の目安を知っておく
「この家は解体する」と決めたら、次に気になるのが費用ですよね。
木造なのか、鉄骨なのか、RCなのか。
20坪なのか、30坪なのか、50坪なのか。
さらに前面道路の広さや、重機が入りやすい土地なのかでも金額は変わります。
実際の見積もりを取る前に、自分の家ならだいたいいくらになりそうかを知っておくと、提示された見積額も判断しやすくなります。
売却するなら「解体費」ではなく最後に残るお金で考える
もう一つ、FPとしてかなり大事だと思っていることがあります。
解体費が、
120万円。
150万円。
200万円。
それだけ見て、
「高い!」「安い!」
と判断しないことです。
空き家を売却するなら、最終的に見るべきなのは売ったあとにいくら手元へ残るかです。
仲介手数料、登記費用、測量、残置物処分、税金、そして解体費。
逆に、解体することで売却しやすくなるケースもあります。
これらをまとめて考えないと、解体が得だったのか損だったのか判断できません。
空き家をどうするか自体が決まっていない人へ
そもそも、
「売るの?」
「貸すの?」
「壊すの?」
「まだ持っておくの?」
そこから決まってない。
という方もいると思います。
その段階で解体業者を探し始める必要はありません。
空き家を放置するリスクと、売却・賃貸・管理・解体・建て替えなどの選択肢を一度整理してから決めてください。
まとめ|依頼した家だけを壊してくれる解体業者を選びましょう

約1か月にわたる、隣家の解体工事。
最初は、
「挨拶ないんだな」
くらいでした。
それが、
勝手に我が家へ入る。
勝手に物を置く。
廃材がはみ出す。
小石や木くずが飛んでくる。
大声で歌う。
現場内禁煙なのに吸う。
そして最後には、
我が家のブロック塀まで壊す。
いや、誰がそこまで成長しろと言った。
今回の出来事を隣家側から全部見て、私の中ではっきり変わった考えがあります。
解体業者は「建物を壊して更地にできれば、どこでも同じ」ではありません。
もちろん費用は大切です。
同じような工事内容なら、できるだけ安く済ませたいのは当然。
でも、それと同時に見てほしいのが、
- 近隣への対応
- 境界や隣地への意識
- 養生・飛散対策
- 現場の管理
- 事故が起きたときの対応
- 質問したときの説明の仕方
です。
そして、こういう部分は1社だけ見ていても比較しにくいです。
同じ質問を2社、3社へしてみる。
見積金額と一緒に、その回答まで比べてみる。
私は今回の体験をしたので、もし自分が解体工事を依頼することになったら絶対そうします。
相見積もりは「一番安い会社を探すため」だけではなく、「どの会社なら任せられそうか比べるため」に使ってください。
解体工事比較ナビなら、複数の解体業者を比較できます。
そして紹介された会社だからと全部お任せにするのではなく、この記事で紹介した質問もぶつけてみる。
金額も、対応も、自分で納得できた会社を選ぶ。
それが、今の私ならやる解体業者の選び方です。
最後に、もう一度だけ言わせてください。
工事前に挨拶ができる解体業者を選びましょう。
勝手に隣家へ入らない解体業者を選びましょう。
人の敷地に物を置かない解体業者を選びましょう。
自分で決めたルールを守れる解体業者を選びましょう。
そして何より、
依頼した家だけを解体してくれる解体業者を選びましょう。
ほんと、それだけはお願いします。

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