「住宅情報館の注文住宅って、実際どこまで自由にできるの?」
注文住宅を検討していると、間取りや設備をどこまで変更できるのか気になりますよね。
私自身、住宅情報館の「QUAD V」で家を建てましたが、勾配天井や照明、トイレの寸法、スキップフロア、収納、コンセント、外構など、かなり細かな部分まで相談できました。
一方で、「自由設計=何でも自由にできる」というわけではありません。
設備には選択肢がありますし、私の場合は施主支給を断られたものもありました。こだわりを増やしていけば、当然オプション費用も積み上がります。
住宅情報館は現在も「自由設計」を家づくりの特徴として掲げています。QUAD Vでも、勾配天井やアーキテクチャルライトなどを使った個性的な空間づくりが紹介されています。
この記事では、住宅情報館で実際に家を建てた私が、どこまでアレンジできたのか、採用して良かったもの、逆に制限があったものまで写真付きで紹介します。
※この記事で紹介する標準仕様・追加費用・無料だった設備などは、私が住宅情報館で建築した当時の内容です。現在の標準仕様やオプション価格、採用できる設備は商品・契約時期・プランなどによって異なるため、実際の打ち合わせ時に確認してください。
- 住宅情報館の注文住宅はどこまで自由?私が実際にできたこと
- 勾配天井で約5mの開放感あるLDKに
- 照明を変えるだけでも注文住宅らしさが出る
- トイレや収納の寸法も暮らしに合わせて調整できた
- スクリーンルーバーも形を変えてアクセントに
- スキップフロアで書斎に気持ちの切り替えをつくった
- キッチンの吊戸棚を移動してLDKをより開放的に
- 住宅設備は差額を払ってグレードアップした
- 壁埋め込み収納は今でも採用して良かった
- 門柱・玄関アプローチで外構もアレンジ
- コンセント・LAN配線は建築時に考えておいて良かった
- 猫用ドアは設置できたが施主支給はできなかった
- フロアコーティングはペットとの暮らしに合わせて採用
- 住宅情報館の自由設計で注意したい3つのこと
- 住宅情報館の注文住宅アレンジまとめ
住宅情報館の注文住宅はどこまで自由?私が実際にできたこと
先に結論をお伝えすると、私が住宅情報館で家を建てたときは、間取りだけでなく、照明や収納、住宅設備、外構、電気配線まで幅広く相談できました。
| 相談した内容 | 私の場合 |
|---|---|
| 勾配天井 | 採用できた |
| トイレなどの寸法調整 | 採用できた |
| スキップフロア | 採用できた |
| 間接照明・スポット照明 | 採用できた |
| キッチン収納の位置変更 | 対応してもらえた |
| 住宅設備のグレードアップ | 差額を払って変更 |
| 壁埋め込み収納 | 採用できた |
| LAN配線・コンセント追加 | 採用できた |
| EV用コンセント | 採用できた |
| 猫用ドア | 指定された商品の中から採用 |
| 猫用ドアの施主支給 | 私の場合は不可だった |
| 門柱・玄関アプローチ | 別料金で対応 |
こうして振り返ると、かなり多くの部分を自分たちの暮らしに合わせて変更しています。
ただし、住宅情報館に限らず、注文住宅は構造、敷地条件、法令、商品仕様、施工方法、予算などによってできないこともあります。
「これだけは実現したい」という希望は、できるだけ早い段階で担当者や設計士さんに伝えておくのがおすすめです。
勾配天井で約5mの開放感あるLDKに
わが家で特に満足しているのが勾配天井です。
私がQUAD Vでプランニングした当時は追加料金なしで採用でき、2階LDKの天井を思い切って高くしました。

ソファに座って天井を見上げたときの開放感は、今でも採用して良かったと思うポイントです。
ただ、勾配天井にはデメリットもあります。
天井を高くすれば室内の容積が増えるため、一般的な天井高の部屋と比べると冷暖房の効き方は変わります。シーリングファンなどで空気を循環させる方法もありますが、断熱性能やエアコンの能力まで含めて考えた方がいいでしょう。
それでも、わが家の場合はこの開放感を優先して正解だったと感じています。
見た目の好みだけでなく、住んでからの空調や光熱費まで想像して選ぶと後悔しにくくなります。
照明を変えるだけでも注文住宅らしさが出る
間取りを大きく変更しなくても、部屋の印象をかなり変えられるのが照明です。
わが家では、カラーコーディネーターさんからの提案も受けながら照明計画を決めました。

梁の裏側から上向きに光を当て、ダイニングテーブルには下向きのスポット照明を配置しています。
天井から部屋全体を明るくするだけではなく、「どこを照らすか」を考えるだけでも、夜のLDKの雰囲気はかなり変わりました。
さらに採用したのが、壁などに光源を隠して柔らかく照らすアーキテクチャルライトです。

映画を見るときや、夜に照明を少し落として過ごしたいときには、このくらいの明るさがちょうどよく感じます。
現在のQUAD Vでも、勾配天井やアーキテクチャルライトを使った空間が紹介されています。
玄関には人感センサー付き照明も採用しました。
買い物袋で両手がふさがっていても、玄関へ入れば自動で点灯します。派手な設備ではありませんが、住んでから便利さを実感しているものの一つです。
屋外にも人感センサー付き照明を設置しました。夜間の玄関まわりを明るくできるうえ、人が近づいたときに点灯するため防犯面でも一定の抑止効果が期待できます。
トイレや収納の寸法も暮らしに合わせて調整できた
住宅情報館は現在も自由設計を家づくりの特徴としています。
私が建てたときも、決められた間取りをそのまま選ぶというより、設計士さんと相談しながら自分たちの生活に合わせて間取りを考えていきました。
その象徴ともいえるのが、このトイレです。

一般的なトイレより奥行きを長くしています。
理由は、奥に猫用のトイレスペースをつくりたかったからです。
わが家ではトイレへ流せるタイプの猫砂を使っていたので、人間用トイレと猫用トイレを同じ場所にまとめると、掃除や処理がかなり楽になります。臭い対策の面でも、この配置はわが家には合っていました。
こうした「その家族にしか必要ない間取り」を相談できるのは、自由設計ならではの面白さだと思います。
収納をもう少し深くしたい、洗面室を広くしたい、家族の体格や将来を考えてトイレを広くしたいなど、細かな希望でもまず相談してみる価値があります。
もちろん、構造や設備配管、敷地条件などによって実現できない場合はあります。
スクリーンルーバーも形を変えてアクセントに
こちらは、わが家で採用した木製のスクリーンルーバーです。

目隠しとして使われることもありますが、わが家では室内のアクセントとして取り入れました。
標準の長さをそのまま使うのではなく、屋根の傾斜に合わせて斜めにカットしてもらっています。
私が建てた当時は、この加工に数万円程度の追加費用がかかりました。
家の性能が上がるオプションではありませんが、毎日目にする場所なので、「ここはこだわりたい」と思える部分にはお金をかけて良かったと感じています。
スキップフロアで書斎に気持ちの切り替えをつくった
わが家では書斎スペースにスキップフロアを採用しました。

わずかな段差なのですが、リビングとは少し違う場所にいる感覚になり、仕事や作業をするときの気持ちの切り替えに役立っています。
私の場合は10万円程度の追加費用でした。
一方、実際に住んでみて分かる注意点もあります。
段差があるため、ロボット掃除機だけではフロアをまたいで掃除できません。また、年齢を重ねたときや、家族がけがをしたときには段差が負担になる可能性もあります。
デザインの面白さだけでなく、10年後、20年後にも使いやすいかまで考えて採用するのがおすすめです。
キッチンの吊戸棚を移動してLDKをより開放的に
キッチンも、わが家では細かく変更した部分です。
複数人でキッチンを囲んで料理することはあまり想定していなかったため、アイランドキッチンではなく、省スペースにしやすいペニンシュラ型を選びました。
さらに、料理をしながらリビング・ダイニングを見渡せる方向へ配置しています。
そこで気になったのが吊戸棚でした。

収納としては便利ですが、目線の高さに収納があると、せっかくのLDKの広がりが少し損なわれます。
そこで吊戸棚をキッチン背面へ移動してもらいました。

収納量を大きく減らさず、LDKから見た開放感も確保できたので、今でも気に入っています。
注文住宅では設備のグレードに目が向きがちですが、同じ設備でも「どこへ置くか」で使いやすさや見え方はかなり変わります。
住宅設備は差額を払ってグレードアップした
住宅設備については、用意された選択肢の中から選ぶだけではなく、私の場合は差額を支払って別の商品へ変更することもできました。
たとえば洗面化粧台です。
QUAD Vで建てた当時、標準候補の洗面化粧台があまり好みに合わず、「もっと洗面ボウルが大きいものはありませんか?」と相談しました。
すると、別商品の洗面化粧台を差額で採用できると提案してもらえました。
ほかにも、トイレットペーパーホルダーやタオルリング、浴室の床などを、自分たちの好みや掃除のしやすさに合わせて変更しています。


ここで感じたのは、「標準仕様が気に入らない=変更できない」とすぐに諦めなくていいということです。
差額で変更できるものや、別の商品を提案してもらえるケースもあります。気になる部分は仕様が確定する前に相談してみてください。
なお、私が建てた当時に選べたメーカーや設備が現在も同じとは限りません。現在の標準仕様や選択できる設備は、その時点の商品内容を確認してください。
壁埋め込み収納は今でも採用して良かった
限られた床面積の中で収納を増やしたい方に、個人的にかなりおすすめなのが壁埋め込み収納です。

トイレや洗面所などの壁面を利用して、トイレットペーパーや掃除用品、タオル類などを収納できます。
収納家具を床へ置かなくて済むため、室内を圧迫しにくいのもメリットです。
実際に暮らしてみても、とにかく細かな物が片付きます。
詳しくはこちらの記事でも紹介しています。
門柱・玄関アプローチで外構もアレンジ
室内だけでなく、外構も家全体の印象を大きく左右します。
わが家では門柱を採用しました。

門柱にはインターホン、郵便ポスト、表札などをまとめることができ、玄関まわりも整って見えます。
また、訪問者が玄関ドアのすぐ近くまで来なくてもインターホンを押せる配置にすれば、道路とプライベート空間の境界も分かりやすくなります。
門柱についてはこちらの記事でも詳しく紹介しています。
さらに、玄関アプローチもアレンジしました。

外構は家が形になってくると「あれもやりたい、これもやりたい」となりやすい部分ですが、まとまった費用もかかります。
建物だけで予算を使い切らず、外構まで含めた総額を早めに考えておくと安心です。
→【外構費って、こんなにかかるの!?】注文住宅|資金計画の落とし穴
コンセント・LAN配線は建築時に考えておいて良かった
住んでから変更するのが意外と大変なのが、コンセントやLAN配線です。

わが家ではルーターの親機を置く場所から各居室やテレビ裏まで、壁の中を有線LANでつないでもらいました。
Wi-Fiだけでも生活できますが、有線LANは通信の安定性を確保しやすいため、テレビまわりや仕事部屋では今でも重宝しています。
住宅情報館では現在も、インテリアコーディネーターとの打ち合わせで、家具・家電の配置に合わせて壁紙やコンセント位置などの細部までサポートすると案内しています。
コンセントを決めるときは、単純に「各部屋に何個」ではなく、テレビ、パソコン、キッチン家電、ベッド、掃除機、Wi-Fi機器など、何をどこで使うのかを先に考えると配置しやすくなります。
わが家では、将来の電気自動車も想定して屋外にEV用コンセントも設置しました。
配線は完成後に追加すると、壁や外構の工事が必要になる場合があります。将来使う可能性があるものも含め、設計段階で相談しておく価値があります。
猫用ドアは設置できたが施主支給はできなかった
猫を飼っているわが家では、居室のドアに猫用ドアも設置しました。

猫が自由に部屋を行き来できるため、人がそのたびにドアを開閉する必要がありません。
一方で、ここでは自由設計の「できないこと」も経験しました。
用意された猫用ドアのデザインがあまり好みではなかったため、自分で商品を購入して取り付けてもらえないか相談しましたが、私の場合は施主支給での取り付けはできませんでした。
施工後に不具合が起きた場合の責任範囲などが理由だったと記憶しています。
自由設計でも、好きな設備を何でも持ち込めるとは限りません。
施主支給したい設備があるなら、商品を購入してしまう前に対応できるか確認しておくことをおすすめします。
フロアコーティングはペットとの暮らしに合わせて採用
犬や猫と暮らす家庭なら、フローリングのコーティングも検討候補になります。
わが家では、床の傷や汚れ対策として採用しました。
家具や家電を入れたあとでは施工が難しくなるため、採用するなら引き渡し前後のタイミングも確認しておいた方がいいでしょう。
ただ、実際に暮らした感想としては、コーティングしていない場所でも想像していたほど傷が気にならない部分もあります。
そのため、個人的には必須設備というより、ペットの種類、床材、予算などを見ながら検討するくらいでいいと思います。
滑りにくさや傷への強さはコーティング商品によって異なるため、ペット対策を目的にする場合は性能も確認して選んでください。
住宅情報館の自由設計で注意したい3つのこと
実際に住宅情報館で家を建ててみると、かなり多くの要望を相談できました。
ただ、「自由設計」という言葉だけで判断するのはおすすめしません。
「自由設計=何でもできる」ではない
住宅情報館は現在も自由設計を強みとしていますが、希望する間取りや設備がすべて実現できるとは限りません。
構造上の安全性、設備配管、商品仕様、敷地条件などによって制限される場合があります。
今回紹介した猫用ドアのように、施工や保証の関係から施主支給に対応してもらえないこともあります。
絶対に実現したい要望があるなら、契約後ではなく、できるだけ早い段階で対応可能か確認しておくと安心です。
希望の間取りができるかは土地にも左右される
ここは宅建士の視点からも、土地探し中の方に知っておいてほしいところです。
住宅の間取りは、ハウスメーカー側の設計自由度だけで決まるわけではありません。
土地には建ぺい率・容積率、高さに関する制限、防火上の規制、接道条件などがあり、土地によって建てられる建物は変わります。
そのため、「住宅情報館ならこの間取りができそうだから」と土地を先に買ってしまうのではなく、希望する家がその土地で実現できるか確認してから契約することが重要です。
土地と建物を別々に考えず、候補地が見つかった段階で希望プランを住宅会社に相談しておくと判断しやすくなります。
オプションは1つずつではなく総額で考える
注文住宅で注意したいのが、オプション費用の積み重ねです。
今回紹介しただけでも、スクリーンルーバーの加工、スキップフロア、照明、住宅設備のグレードアップ、外構、コンセント、LAN配線、ペット設備、フロアコーティングなどがあります。
1つずつ見ると「数万円なら付けよう」と判断しやすいのですが、それが重なると最終的には大きな金額になります。
FPの視点では、建物本体の価格だけではなく、オプション・付帯工事・外構・諸費用まで含めた「家づくりの総額」で予算を見ることが重要です。
せっかく注文住宅を建てるのですから、こだわりたいところへお金を使うこと自体は悪くありません。
私なら、完成後に変更しにくいもの、毎日使うもの、家事を楽にしてくれるもの、自分たちが特に気に入っているものから優先します。
逆に、住んでからでも簡単に交換できるものは、予算オーバーしそうなら後回しにするのも一つの方法です。
住宅情報館の注文住宅アレンジまとめ
私が住宅情報館のQUAD Vで実際に家を建てたときは、勾配天井、照明、間取り寸法、スキップフロア、収納、住宅設備、外構、電気配線、ペット用設備まで、かなり幅広く相談できました。
特に良かったのは、「用意された商品を選ぶ」だけではなく、自分たちの生活に合わせて細かな部分を変えていけたことです。
一方で、施主支給できなかった設備もありましたし、こだわりを増やすほど費用も増えていきます。
住宅情報館は現在も自由設計を強みとしていますが、自由設計とは「何でも無条件でできる」という意味ではありません。
これから打ち合わせをする方は、最初に「絶対に実現したいこと」「できれば実現したいこと」「予算次第では諦められること」を分けておくと、オプションを選びやすくなります。
そして住宅情報館で希望をどこまで実現できるか確認すると同時に、他の住宅会社なら同じ間取り・設備をどのくらいの予算で実現できるのかも比較しておくと判断しやすくなります。
住宅情報館で実際に建てた感想や、注文住宅そのものの特徴については以下の記事でも詳しく紹介しています。
間取りや設備にこだわるほど総額は変わりやすいため、「タウンライフ家づくり

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