マイホームを購入するにあたり、親から資金面で支援をしてもらえることがあると思います。
しかし、ふと「贈与税」という言葉が頭をよぎります。マイホーム購入時の贈与に関しては、非課税枠の増額が受けられますので、今回はそのあたりを詳しく紹介してまいります。
贈与税とは?
一般的に財産の贈与を受ける場合には、贈与された金額から110万円の基礎控除額を差し引いた部分に対して相続税がかかります。
贈与税の税率と計算方法
贈与税の税率
税率の一覧は以下のようになっています。
贈与税の税率 | |
贈与された財産から110万円の基礎控除額を引いた金額 | 贈与税率 |
200万円以下 | 10% |
300万円以下 | 15% |
400万円以下 | 20% |
600万円以下 | 30% |
1000万円以下 | 40% |
贈与税の計算方法
実際に贈与税を計算してみましょう。
例えば350万円の支援を受けたとすると、
350万円-110万円=240万円
240万円×10%=24万円
24万円の贈与税が課せられるのが一般的です。
マイホーム購入時の贈与税は非課税額が拡大
住宅取得にかかる契約で、親などから資金を贈与された場合は、700万円(質の高い住宅は1200万円)まで非課税となるのです。
つまりは、贈与を受けるなら家を購入するタイミングがお得ということです。
現在は暫定2020年3月までとなっていますが、消費税10%となってからは、2500万円(質の高い住宅は3000万円)までとさらに拡充されます。
住宅取得時の贈与税非課税額 | ||
一般的な住宅 | 質の高い住宅(※) | |
消費税8% | 700万円 | 1200万円 |
消費税10% | 2500万円 | 3000万円 |
※質の高い住宅とは、長期優良住宅などを指します。
また、相続時精算課税制度を活用すると、2500万円まで贈与税がかからず、親などがなくなった場合、遺産に贈与分を加えて相続税を計算されます。
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