「相続した空き家を売りたいけれど、解体して更地にした方がいいのかな?」
「不動産会社から『建物は古いから壊した方が売れますよ』と言われた。」
「解体費用は高いし、本当に更地にするメリットはあるの?」
空き家を売却する際、このような悩みを抱える方は非常に多くいらっしゃいます。
実は、「更地にした方が必ず高く売れる」というわけではありません。
建物付きで売った方が買い手が見つかるケースもあれば、老朽化が進んでいるため更地にした方が有利になるケースもあります。
つまり、空き家を更地にするかどうかは「ケースによる」のが正解です。
この記事では、宅建士・FP2級の視点から、
- 更地にした方がいいケース
- 建物付きで売る方がいいケース
- 解体費用や固定資産税への影響
- 売却価格はどう変わるのか
について分かりやすく解説します。
解体してから後悔しないためにも、ぜひ最後までご覧ください。
- この記事で分かること
- 空き家は更地にするべき?
- 更地とは?
- 建物付きとの違い
- まずは建物付きで査定を受けるのがおすすめ
- 更地にした方がいいケースとは?
- 建物付きで売る方がいいケース
- 解体費用の相場
- 解体無料見積ガイドを活用するという方法
- 固定資産税は更地にするとどうなる?
- 更地vs建物付き|売却価格はどう変わる?
- 解体して更地にして後悔した事例
- 建物付きで売れなかった事例
- 「どちらが高く売れるか」は査定して比較するのが正解
- 更地?建物付き?空き家によくある質問(FAQ)
- Q1. 古い家でも建物付きで売れますか?
- Q2. 築50年以上でも売れますか?
- Q3. 更地の方が高く売れますか?
- Q4. 解体費用はいくらくらい?
- Q5. 解体費用は売却価格で回収できますか?
- Q6. 固定資産税は上がりますか?
- Q7. 解体してから売るべき?
- Q8. 建物付きで売れなかったら?
- Q9. 更地にすると売れやすくなりますか?
- Q10. 古民家は需要がありますか?
- Q11. 査定だけでも大丈夫ですか?
- Q12. 解体前に相談した方がいいですか?
- Q13. 建物付きと更地、両方査定できますか?
- Q14. 売れない場合は買取がおすすめ?
- Q15. 再建築不可でも売れますか?
- Q16. 雨漏りがあっても売れますか?
- Q17. 相続した空き家でも同じですか?
- Q18. リフォームした方がいい?
- Q19. 空き家を放置するとどうなりますか?
- Q20. 最初にやるべきことは?
- あなたの空き家は更地or建物付きどっち向き?セルフチェックリスト
- ケース別おすすめの売却方法・サービス
- 宅建士・FP2級としてのアドバイス・まとめ
この記事で分かること
この記事では、次の内容について詳しく解説します。
- 空き家を更地にするべきか判断するポイント
- 更地と建物付き売却の違い
- 解体するメリット・デメリット
- 固定資産税への影響
- 解体費用の考え方
- ケース別におすすめの売却方法
空き家は更地にするべき?
結論からお伝えします。
空き家は「必ず更地にした方がいい」わけではありません。
実際には、
- 建物付きの方が高く売れるケース
- 更地の方が売れやすいケース
の両方があります。
つまり、大切なのは「古い家だから壊す」ではなく、その空き家の状態や立地、購入希望者のニーズを踏まえて判断することです。
例えば、
- 人気住宅地
- 土地需要が高いエリア
- 倒壊の危険がある建物
であれば、更地の方が売却しやすいことがあります。
一方で、
- 古民家需要がある地域
- リフォーム向け住宅
- 建物の状態が比較的良い
という場合は、建物付きのまま売却した方が買い手に選ばれやすいケースもあります。
なぜ「ケースによる」のか?
「解体した方が売れますよ。」
そう勧められることがありますが、それが必ずしも正解とは限りません。
例えば、更地にすると建物がなくなるため、購入希望者は自由に家を建てられるようになります。
一方で、解体には100万円以上かかることも珍しくありません。
さらに、更地にしたことで固定資産税が高くなるケースもあります。
つまり、更地にはメリットもありますが、デメリットも存在するのです。
そのため、売却を急いでいるからといって、すぐに解体を決めるのはおすすめできません。
更地とは?
まずは「更地」という言葉の意味を確認しておきましょう。
更地とは、建物や構築物がなく、すぐに新しい建物を建てられる状態の土地を指します。
古い家を解体し、
- 建物
- 物置
- ブロック塀(場合による)
などを撤去した状態が一般的な更地です。
購入希望者は、自分の希望する住宅を建築しやすいため、新築を考えている方に人気があります。
更地と空き地は違う?
よく混同されますが、更地と空き地は意味が異なります。
更地
建物がなく、すぐに利用できる土地。
空き地
建物がない土地全般。
利用できる状態とは限りません。
例えば、
- 樹木が生い茂っている
- 廃材が残っている
- 建築できない土地
でも、空き地と呼ばれることがあります。
売却時には「更地」と「空き地」を区別して考えることが大切です。
建物付きとの違い
「建物付き」と「更地」は、購入希望者の層も異なります。
建物付きは、
- リフォームして住みたい人
- 古民家を探している人
- とりあえず住みながら建て替えを考えたい人
などが対象になります。
一方、更地は、
- 新築住宅を建てたい人
- ハウスメーカーで建築予定の人
などが中心になります。
つまり、どちらが有利かは、その地域や物件の条件によって変わります。
建物付きと更地の比較
| 項目 | 建物付き | 更地 |
|---|---|---|
| 解体費 | 不要 | 必要 |
| 売却価格 | ケースによる | ケースによる |
| 固定資産税 | 軽減措置あり | 軽減措置なし |
| 主な買い手 | リフォーム派・古民家希望 | 新築希望 |
| 売却までの準備 | 比較的少ない | 解体工事が必要 |
| 初期費用 | 少ない | 多い |
この表を見ると分かるように、「更地だから必ず有利」というわけではありません。
それぞれにメリット・デメリットがあります。
まずは建物付きで査定を受けるのがおすすめ
宅建士としておすすめしたいのは、最初から解体を決めないことです。
まずは、
- 建物付き
- 更地にした場合
この両方で査定を受けて比較しましょう。
最近では、不動産会社が
「建物付きならこの価格」
「更地ならこのくらい」
という両方の査定を提案してくれることもあります。
比較することで、解体費用をかけても利益が残るのか判断しやすくなります。

「先生、古い家だから壊した方が売れそうな気がするんですが…。」

「その気持ちはよく分かります。
でも、実際には建物付きのまま購入したい方もたくさんいます。
特に最近はリフォーム前提で探している方や、古民家に魅力を感じる方も増えていますよ。」

「じゃあ、最初から解体しない方がいいんですか?」

「はい。
まずは建物付きと更地、それぞれの査定を比較してから判断するのがおすすめです。
解体はいつでもできますが、一度壊した建物は元には戻せませんからね。」
宅建士・FP2級からのアドバイス
「古い家だから壊しましょう。」
これは一見もっともらしく聞こえますが、私はご相談を受ける際、すぐに解体をおすすめすることはありません。
理由は、建物付きの方が有利になるケースも少なくないからです。
例えば、
- 人気エリアで土地需要が高い
- リフォーム前提の購入希望者が多い
- 建物の管理状態が良い
こうした条件では、建物付きで売却した方が手取りが増えることもあります。
一方で、倒壊の危険がある建物や、修繕が難しい空き家では、更地にした方が売却しやすい場合もあります。
大切なのは「思い込み」で判断するのではなく、査定や市場の反応を見ながら、自分の空き家に合った方法を選ぶことです。
更地にした方がいいケースとは?
「更地にするか、建物付きで売るか」は、空き家の状態によって大きく変わります。
建物が残っているからといって、そのまま売るのが正解とは限りません。
反対に、「古い家だから解体した方がいい」というわけでもありません。
ここでは、更地にした方が売却しやすくなる代表的なケースをご紹介します。
ケース① 老朽化が進んでいる
建物の傷みが激しい場合は、更地にした方が売れやすくなることがあります。
例えば、
- 築50年以上
- 柱や基礎が傾いている
- シロアリ被害が深刻
- 床が抜けそう
- 外壁の崩落がある
このような状態では、購入希望者は
「解体費用がかかる」
という前提で物件を検討します。
結果として、
「それなら更地で売ってほしい」
と考える方も少なくありません。
老朽化した建物は土地価格にも影響する
建物の価値がほとんどない場合、
買い手は
「土地を買う」
という感覚になります。
その場合、
古い建物は「資産」ではなく、
解体しなければならない負担
として見られてしまうこともあります。
ケース② 雨漏りがひどい
雨漏りは、建物の寿命を大きく縮める原因になります。
例えば、
- 天井のシミ
- カビ
- 木材の腐食
- シロアリ
などが発生している場合、
修繕費用が高額になるケースもあります。
リフォーム費用が大きくなると、
購入希望者は
「最初から更地の方が良い」
と考えることがあります。
ケース③ 倒壊リスクがある
老朽化が進んだ空き家では、
- 地震
- 台風
- 大雪
などで倒壊する危険があります。
行政から
「特定空家」
として指導を受けるケースもあり、
そのまま放置するリスクは決して小さくありません。
このような状態では、
早めに解体し、更地として売却した方が安心な場合もあります。
ケース④ 再利用が難しい
次のようなケースでは、
建物を活かすことが難しい場合があります。
- 間取りが特殊
- 増改築を繰り返している
- 耐震性が不足している
- 修繕費が高額
建物を残しても購入希望者が限定されるため、
更地にした方が売却しやすくなることがあります。
建物付きで売る方がいいケース
一方で、
建物を解体しない方が良いケースもたくさんあります。
ここを間違えると、
100万円以上かけて解体したのに、結局売却価格が変わらなかった
ということも起こります。
ケース① 築30年以内
築30年程度までであれば、
リフォーム前提で購入を検討する方も多くいます。
最近は、
中古住宅を購入してリノベーションする人も増えているため、
建物付きの需要も高まっています。
設備や構造が比較的新しい場合は、
解体しない方が有利になるケースがあります。
ケース② 人気エリア
駅近や住宅需要の高い地域では、
建物付きでも十分売却できる可能性があります。
人気エリアでは、
購入希望者が
「まず土地を確保したい」
と考えるため、
古い建物があっても気にしないケースがあります。
ケース③ 古民家需要がある
地方では、
古民家を探している購入希望者も少なくありません。
例えば、
- カフェ
- 民泊
- 古民家再生
- セカンドハウス
などを目的に購入されるケースがあります。
築年数だけで判断して解体すると、
こうした需要を逃してしまうこともあります。
ケース④ リフォーム向き
建物の状態が比較的良く、
内装だけのリフォームで十分利用できる場合もあります。
例えば、
- 雨漏りなし
- 基礎がしっかりしている
- シロアリ被害なし
このような建物は、
リフォーム費用を抑えられるため、
購入希望者にとって魅力的です。

「先生、じゃあ築40年なら全部壊した方がいいんですよね?」

「実はそうとも限りません。
築40年以上でも、
管理状態が良く、
人気エリアなら建物付きで売れるケースもあります。」

「じゃあ何を見ればいいんですか?」

「一番確実なのは、
建物付きと更地、
両方で査定を取って比較することですよ。」
解体費用の相場
もし更地にする場合、
最も気になるのが解体費用です。
一般的な目安は次の通りです。
| 建物 | 解体費用の目安 |
|---|---|
| 木造 | 約100〜200万円 |
| 軽量鉄骨 | 約150〜250万円 |
| 鉄骨造 | 約200〜350万円 |
| RC造 | 約250〜500万円 |
※建物の大きさや地域、付帯工事の有無によって変動します。
同じ家でも数十万円違うことも
実は、
解体工事は業者によって価格差が非常に大きい業界です。
例えば、
- A社:180万円
- B社:145万円
- C社:118万円
というケースも珍しくありません。
そのため、
最初から1社だけで決めてしまうと、
相場より高い費用を支払ってしまう可能性があります。
解体を検討するなら「比較」が重要
「更地にした方が売れそうだから解体しよう。」
そう決めた場合でも、
すぐに工事を依頼するのではなく、
まずは複数社の見積もりを比較しましょう。
解体工事では、
- 費用
- 工事内容
- 追加料金の有無
- 工期
などが業者によって異なります。
比較することで、
適正価格で安心して依頼できる業者を選びやすくなります。
解体無料見積ガイドを活用するという方法
「解体した方がいいのか判断できない。」
「費用がどれくらいかかるか知りたい。」
そんな方は、
解体無料見積ガイドのような一括見積もりサービスを利用するのも一つの方法です。
解体無料見積ガイドのような一括見積もりサービスを利用すれば、複数の解体業者から見積もりを取り寄せられるため、費用や工事内容を比較しながら検討できます。
一度の申し込みで複数の解体業者から見積もりを取得できるため、
- 相場が分かる
- 高すぎる見積もりを避けられる
- 工事内容を比較できる
というメリットがあります。
「まずは費用だけ知りたい」という段階でも利用できるため、解体するかどうか迷っている方にも活用しやすいサービスです。
宅建士・FP2級からのアドバイス
私が空き家のご相談を受ける際、「まず解体しましょう」とお伝えすることはほとんどありません。
理由は、建物付きのまま売却した方が有利なケースも多いからです。
一方で、倒壊リスクが高い建物や再利用が難しい物件では、更地にすることで売却しやすくなることもあります。
重要なのは、「解体する・しない」を感覚で決めるのではなく、
- 建物付きの査定額
- 更地にした場合の査定額
- 解体費用
この3つを比較したうえで判断することです。
少し手間はかかりますが、その比較が結果的に数十万円、場合によっては100万円以上の差につながることもあります。
固定資産税は更地にするとどうなる?
「古い家だから解体しよう。」
そう考えたとき、多くの方が見落としがちなのが固定資産税です。
実は、建物を解体して更地にすると、翌年度から固定資産税が上がる可能性があります。
その理由が、「住宅用地の特例」です。
住宅用地特例とは?
住宅が建っている土地には、固定資産税を軽減する制度があります。
これが「住宅用地特例」です。
主な内容は次のとおりです。
- 小規模住宅用地(200㎡以下)
- 固定資産税評価額が 6分の1
- 一般住宅用地(200㎡超)
- 固定資産税評価額が 3分の1
この特例によって、多くの住宅は固定資産税の負担が抑えられています。
更地になると特例がなくなる
建物を解体すると、住宅用地特例の対象外になるため、土地に対する固定資産税が高くなる場合があります。
例えば、住宅用地特例が適用されていた土地では、解体後に税額が大きく増えるケースもあります。
もちろん、実際の税額は土地の評価額や自治体によって異なりますが、「解体すれば税金が安くなる」と思っていると、予想外の負担になることもあるため注意が必要です。
解体前に確認したいポイント
解体を検討している場合は、次の点を事前に確認しましょう。
- 固定資産税はいくら増えるのか
- 売却予定時期
- 解体後すぐ売却できそうか
- 解体費用を回収できそうか
「すぐ売れる予定」なら影響は小さいこともありますが、売却まで時間がかかる場合は税負担も考慮する必要があります。
更地vs建物付き|売却価格はどう変わる?
「更地の方が高く売れる」
「建物付きの方が高い」
インターネットにはさまざまな情報があります。
結論から言えば、
どちらが高く売れるかは物件によって異なります。
ケース① 更地の方が高く売れるケース
次のような物件では、更地の方が有利になることがあります。
- 建物の価値がほぼない
- 老朽化が激しい
- 人気住宅地
- 新築需要が高い
- ハウスメーカーの建築条件がある
このような土地では、「すぐ建てられる更地」の需要が高く、購入希望者も見つかりやすくなります。
ケース② 建物付きの方が高く売れるケース
一方で、建物付きの方が有利になるケースもあります。
例えば、
- 築30年前後
- 管理状態が良い
- 古民家需要がある
- リフォーム向き
- 人気エリア
購入希望者によっては、「解体費用をかけずに住める」という点がメリットになることもあります。
ケース別の考え方
| 状況 | おすすめ |
|---|---|
| 築50年以上・老朽化 | 更地を検討 |
| 雨漏り・倒壊リスク | 更地を検討 |
| 築30年前後・状態良好 | 建物付き |
| 古民家需要あり | 建物付き |
| 人気住宅地 | 両方査定して比較 |
| 地方・需要が少ない | 建物付きから検討 |
重要なのは、「築年数だけ」で判断しないことです。
解体して更地にして後悔した事例
実際に、解体してから後悔するケースもあります。
事例① 思ったより高く売れなかった
Aさんは築45年の空き家を所有していました。
不動産会社から
「古いので解体した方が売れますよ。」
と言われ、
約180万円かけて解体しました。
しかし、更地にしても売却価格はほとんど変わらず、
結果として解体費用分だけ手取りが減ってしまいました。
事例② 固定資産税が上がった
Bさんは空き家を解体しましたが、
買い手が見つからず2年間売れませんでした。
住宅用地特例がなくなったため、
固定資産税も増加。
結果として、
解体費用に加え、
税負担も増えてしまいました。
事例③ 古民家需要を逃した
地方にある築60年の古民家。
「どうせ売れない」と考えて解体しました。
ところが、その地域では古民家カフェや移住需要が増えており、
建物付きなら購入したいという問い合わせが後から入ったそうです。
建物は一度解体すると元には戻せません。
そのため、需要を確認してから判断することが重要です。
建物付きで売れなかった事例
もちろん逆のケースもあります。
事例① 老朽化が原因
築55年。
雨漏りあり。
シロアリ被害あり。
半年以上売れず、
最終的に更地にして売却したところ、3か月で成約しました。
事例② 買い手が解体費を嫌がった
建物付きで販売していましたが、
購入希望者から
「解体費用を考えると予算オーバー」
と言われることが続きました。
解体後に再販売したところ、
新築希望の購入者が見つかり、無事売却できました。
「どちらが高く売れるか」は査定して比較するのが正解
ここまで見ていただくと分かるように、
更地にも建物付きにも、それぞれメリット・デメリットがあります。
つまり、
「解体するかどうか」は、査定結果を見てから決めるのが最も合理的です。
タウンライフ空き家解決で比較するという方法
「建物付きで売るべきか、更地にするべきか分からない。」
そんなときは、複数の不動産会社へ相談して比較することをおすすめします。
タウンライフ 空き家解決では、一度の申し込みで複数の不動産会社から査定や売却プランの提案を受けられます。
例えば、
- 建物付きで売却した場合の査定額
- 更地にした場合のアドバイス
- 地域の需要
- 売却までの見込み
など、会社ごとの考え方を比較できます。
「解体してから売るべきか、それとも建物付きのまま売るべきか」を一社だけの意見で判断するのではなく、複数の視点を知ることで、より納得のいく選択がしやすくなります。

「先生、更地の方が絶対高く売れると思っていました。」

「実は、それは物件次第なんです。
人気エリアなら更地が有利なこともありますが、古民家需要がある地域では建物付きの方が喜ばれることもあります。」

「じゃあ、どうやって決めればいいんですか?」

「一番おすすめなのは、建物付きと更地の両方で査定を受けて比較することです。
数字を見て判断すれば、『解体しなければよかった』『壊さなければもっと高く売れた』という後悔も防ぎやすくなりますよ。」
宅建士・FP2級からのアドバイス
私が空き家のご相談を受ける中で、「解体すべきか」という質問は非常に多くあります。
そのたびにお伝えしているのは、「まず査定を比較しましょう」ということです。
解体には100万円以上かかることも珍しくありません。
さらに、固定資産税への影響もあります。
一方で、建物付きのまま売却できれば、解体費用をかけずに済み、結果的に手元に残るお金が多くなるケースもあります。
感覚だけで判断せず、複数の査定や市場の反応を参考にしながら、自分の空き家に最適な方法を選ぶことが、後悔しない売却への近道です。
更地?建物付き?空き家によくある質問(FAQ)
Q1. 古い家でも建物付きで売れますか?
はい、売れる可能性は十分あります。
築年数だけでは判断できません。立地や管理状態、リフォーム需要などによっては、建物付きのまま売却した方が有利になるケースもあります。
Q2. 築50年以上でも売れますか?
売れる可能性はあります。
ただし、老朽化の程度や土地の需要によって売却方法が変わります。
Q3. 更地の方が高く売れますか?
一概には言えません。
人気エリアでは更地が有利なこともありますが、古民家需要やリフォーム需要がある地域では建物付きの方が高く売れることもあります。
Q4. 解体費用はいくらくらい?
木造住宅なら100万〜200万円程度が目安です。
建物の規模や地域によって異なるため、複数社で比較することをおすすめします。
Q5. 解体費用は売却価格で回収できますか?
ケースによります。
解体費用以上に売却価格が上がることもあれば、逆に手取りが減ることもあります。
Q6. 固定資産税は上がりますか?
建物を解体すると住宅用地特例の対象外となり、固定資産税が増える場合があります。
Q7. 解体してから売るべき?
査定結果を比較してから判断するのがおすすめです。
Q8. 建物付きで売れなかったら?
価格の見直しや販売方法の変更、買取という選択肢もあります。
Q9. 更地にすると売れやすくなりますか?
新築希望者には魅力的ですが、必ずしも売れやすくなるとは限りません。
Q10. 古民家は需要がありますか?
地域によっては、古民家カフェや移住希望者など一定の需要があります。
Q11. 査定だけでも大丈夫ですか?
もちろんです。
査定だけで契約する必要はありません。
Q12. 解体前に相談した方がいいですか?
はい。
解体後は元に戻せないため、事前に査定を比較することが重要です。
Q13. 建物付きと更地、両方査定できますか?
多くの不動産会社で対応しています。
Q14. 売れない場合は買取がおすすめ?
早く売却したい場合や、訳あり物件の場合は有力な選択肢になります。
Q15. 再建築不可でも売れますか?
専門の買取会社なら対応できるケースがあります。
Q16. 雨漏りがあっても売れますか?
売却は可能ですが、価格に影響することがあります。
Q17. 相続した空き家でも同じですか?
基本的な考え方は同じですが、相続登記や税制特例も確認しましょう。
Q18. リフォームした方がいい?
大規模なリフォームは費用を回収できない場合もあるため、慎重に判断しましょう。
Q19. 空き家を放置するとどうなりますか?
老朽化が進み、維持費や固定資産税の負担も続きます。
Q20. 最初にやるべきことは?
建物付きと更地、それぞれの査定を比較することです。
あなたの空き家は更地or建物付きどっち向き?セルフチェックリスト
次の項目にチェックを入れてみましょう。
建物付き売却向き
□ 築30年前後以内
□ 雨漏りがない
□ シロアリ被害がない
□ 人気エリアにある
□ リフォームすれば住める
□ 古民家需要がありそう
□ 管理状態が良い
更地売却向き
□ 築50年以上
□ 倒壊の危険がある
□ 雨漏りがひどい
□ シロアリ被害が深刻
□ 建物の価値がほとんどない
□ 修繕費が高額
□ 新築需要が多い地域
判定
建物付きが多い方 まずは建物付きで売却を検討しましょう。
更地が多い方 解体した方が売却しやすい可能性があります。
半々だった方 査定を比較して判断するのがおすすめです。
ケース別おすすめの売却方法・サービス
ケース① まずは高く売れる方法を知りたい
こんな方に向いています。
- 建物付きと更地で迷っている
- 売却価格を比較したい
- 複数社の意見を聞きたい
一括査定を利用することで、それぞれの売却プランを比較しやすくなります。
ケース② 解体するか迷っている
解体無料見積ガイド
解体費用は業者によって数十万円以上差が出ることもあります。
複数社の見積もりを比較することで、適正価格を把握しやすくなります。
解体無料見積ガイドのような一括見積もりサービスを利用すれば、複数の解体業者から見積もりを取り寄せられるため、費用や工事内容を比較しながら検討できます。
ケース③ 建物付きでは売れそうにない
ワケガイ
次のような物件に向いています。
- 再建築不可
- 老朽化
- 長期間売れない
- 権利関係が複雑
通常の仲介では難しいケースでも、専門の買取会社なら対応できる可能性があります。
それでも売れない場合は手放すのも手
それでも売れない不動産・空き家は、「みんなの0円物件」に相談を。
持っていてもいろいろと面倒なこと、お金のかかることもあります。マイナスの価値になりそうなものは、思い切って、手放しましょう。

「先生、結局どっちが正解なんですか?」

「一番の正解は、『比較してから決める』ことです。
建物付きで高く売れるなら、そのまま売ればいい。
更地の方が有利なら、その時に解体を検討すればいいんです。」

「先に壊しちゃうのは危ないんですね。」

「そうです。
解体はいつでもできますが、一度壊した家は元には戻せません。
だからこそ、焦らず比較することが大切なんですよ。」
宅建士・FP2級としてのアドバイス・まとめ
私がこれまでご相談を受けてきた中で、「解体してから相談すればよかった」と後悔される方は少なくありません。
解体には費用がかかるだけでなく、固定資産税や売却戦略にも影響します。
一方で、建物付きのままでは売れず、更地にしたことでスムーズに売却できたケースもあります。
つまり、「更地が正解」「建物付きが正解」という答えはありません。
大切なのは、自分の空き家にとって最適な方法を選ぶことです。
そのためにも、まずは査定や見積もりを比較し、客観的な情報をもとに判断することをおすすめします。
空き家を売却するときは、「更地にするべきか」「建物付きで売るべきか」で悩む方が多くいます。
この記事で解説したように、判断基準は次の3つです。
- 建物の状態
- エリアの需要
- 解体費用と売却価格のバランス
焦って解体すると、費用だけがかかってしまうこともあります。
逆に、建物付きでは売れないケースもあります。
だからこそ、まずは比較し、最適な方法を選ぶことが後悔しない売却への近道です。




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