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【遮音性能】快適の基準とチェック方法

マンションやアパートなど、集合住宅では「音の問題」が出てきます。

子供がいる世帯ではお子様の走り回る音が心配です。逆に上の階で暮らす方が生活音に無頓着ですと、今度はこちらが被害者です。

このように、安心できる暮らし、快適な暮らしに遮音性は無視できない存在です。

特に、マイホームとしてマンション購入を検討している方には大切なポイントとなります。

今回は、そんな遮音性能について、「快適の基準」と「チェック方法」について紹介していきます。

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空気音と固体音

まずは音の種類を確認しましょう。

音の種類には大きく分けて

  • 空気音
  • 固体音

の2つに分類されます。

外部に音の発生源があって、外壁や戸境壁(界壁)や窓などを通過して伝わってくる「空気音」と、床や配管などが直接振動することで伝わってくる「固体音」です。

空気音は、「窓やドア、換気口」に遮音の工夫を施すことで改善されます。

固体音は、「配管や床、壁」に遮音の工夫を施すことで改善されます。

とはいえこれは施工段階での話であり、リフォームを検討している方を除いては改善のしようがありません。

問題は、どういう基準の家を選べば音問題で悩まされずに生活をできるかです。

その指標を決める基準があるので、次項より紹介していきます。

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軽量床衝撃音と重量床衝撃音

生活音は、周波数の高低によって、

  • 軽量床衝撃音
  • 重量床衝撃音

の2つに分けられます。

軽量床衝撃音

軽量床衝撃音 スプーン 落下

周波数 125Hz〜250Hz

  • スプーンなど食器を落とした時の音
  • 椅子を引きずった時の音
  • 靴履きで歩行した時の音

重量床衝撃音

重量床衝撃音 子供が走り回る音

周波数 63Hz〜125Hz

  • 人が歩く音
  • 飛び跳ねたりする音
  • 洗濯機の振動
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遮音性能の指標

遮音性能の指標は、数値化することができます。

  • 軽量床衝撃音=ΔLL-1〜ΔLL-5
  • 重量床衝撃音=ΔLH-1〜ΔLH-4

という単位で表示され、数字が小さいほど遮音性能が高いということになります。

それではレベルに応じて音レベルの低減量がどうなるのかを見てみましょう。

軽量床衝撃音レベル低減量

軽量床衝撃音レベル低減量
  125Hz帯域 250Hz帯域 500Hz帯域 1kHz帯域 2kHz帯域
ΔLL-5 15dB 24dB 30dB 34dB 36dB
ΔLL-4 10dB 19dB 25dB 29dB 31dB
ΔLL-3 5dB 14dB 20dB 24dB 26dB
ΔLL-2 0dB 9dB 15dB 19dB 21dB
ΔLL-1 -5dB 4dB 10dB 14dB 16dB

0dBを1とすると、音の大きさは

  • 6dBで2倍
  • 10dBで3倍
  • 20dBで10倍

と大きくなっていきます。

そう考えると、ΔLL-5とΔLL-1の遮音性能の違いが実感できるかと思います。

安心できる目安の数値は、ΔLL-3以下です。

重量床衝撃音レベル低減量

同じく、重量床衝撃音レベル低減量についても確認しましょう。

重量床衝撃音レベル低減量
  63Hz帯域 125Hz帯域 250Hz帯域 500Hz帯域
ΔLH-4 5dB -5dB -8dB -8dB
ΔLH-3 0dB -5dB -8dB -8dB
ΔLH-2 -5dB -10dB -10dB -10dB
ΔLH-1 -10dB -10dB -10dB -10dB

安心できる目安の数値は、ΔLH-2以下です。

遮音性能レベルのチェック方法

さて、安心できる目安の数値は、

  • 重量床衝撃音はΔLH-2以下
  • 軽量床衝撃音はΔLL-3以下

と紹介させていただきました。

しかし、これらの数値はどこでチェックできるのでしょうか?

  • 構造のスペックが記載されている設計図
  • パンフレット

などに記載されています。もしも記載がない場合は、担当窓口に問い合わせれば答えてくれます。

遮音性能はコンクリート床のスラブ圧がポイント

最後に、遮音性能を大きく左右するポイントを紹介いたします。

それは、床コンクリートのスラブ圧です。

この厚みが、目安20cm〜25cm、

最低でも20cm以上ある物件を選ぶことが大切です。

遮音性能はコンクリート床のスラブ圧がポイント

こちらも、設計図や窓口で確認ができますので必ずチェックしましょう。

まとめ|遮音性能チェック方法と快適の基準

ということで、遮音性能の快適の基準は、

  • 重量床衝撃音はΔLH-2以下
  • 軽量床衝撃音はΔLL-3以下
  • 床コンクリートのスラブ圧20cm以上

が快適の最低基準。

そのチェック方法は、パンフレットやスペック記載の設計図やパンフレット、もしくは担当窓口に確認ということでした。

快適な暮らしのために、必ずチェックをしてくださいね。

それでは。

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