先日、引越し侍という引越し業社の一括相見積もりサイトで依頼をし、数社の営業さんのお話を聞きました。
しかし、素人にはサービスの明確な差は感じられず、結局最終的な比較ポイントは料金の安いところとなってしまいがちです。
その肝心の料金ですら、値引き交渉をすれば多くの業者が現在最安の価格帯まで合わせてくれます。
なので、よほどのことがない限りだいたい最後に見積もりを取りに来た業者がすべてをかっさらっていくのが常ではないでしょうか?
これではサービスの比較ができたとはいえません。ほぼ同じ料金で、もっと手厚いサービスを受けれられるなら、最安でなくともそちらに依頼したいものです。
そんな中、とある質問をすべての業者にぶつけてみたところ「本当におすすめの引越し業者」が判明しましたので紹介させていただきます。
本当におすすめ!他社も認める引越し業者
まずは結論から申し上げますと、その業者の名前は、
アート引越しセンター
です。
そして私が見積もりを取りに来た7つの業者全員に投げかけた質問は、
「自社以外で、あなたが認める引越し業者を挙げるならどこですか?」
というものです。
すると、アート引越しセンター以外の6社が答えた業者が全員一致で「アート引越しセンター」でした。
聞くたびにまったく同じ名前が挙がるので、鳥肌ものでした。
名前こそ聞いたことはありましたが、私はアート引越しセンターを利用したこともありませんし、今回の引越しでもアリさんマークの引越社を利用(営業さんが良かったため)しました。
加えて、その理由も聞いてみましたが、これに関しても「養生がすばらしく丁寧です。」と全員ぴったりと揃いました。
養生(ようじょう)とは、「引越しの際に壁や床に傷がつかないための保護」です。
この養生が、アート引越しセンターはとことん丁寧、とことんまめに行うんだそうです。
冷蔵庫などの重たい家具が家電を床に置く際には、傾けてゆっくりと降ろすため負荷がかかります。その際の傷にも配慮した専用のキッルティングマットがあるんだとか。
受け売りの情報で申し訳ないですが「餅は餅屋」です。引越し業者のことは引越し業者に聞くのが一番かと思います。
その引越しのプロが、口を揃えておすすめする業者なのですから間違いないのでしょう。しかも、なぜか皆さんアート引越しセンターがいかに素晴らしいかを話すときの表情がキラキラと輝いていて(笑)。
だったらアート引越しセンターに転職すればとツッコミたくなるほどでした。もちろん皆さん、自社のサービスが一番と思っているはずですから愚問ですね。
一番おすすめでも、一番安い引越し業者ではない
さて、ここで注意していただきたいのが、アート引越しセンターは一番おすすめというだけで、一番安い引越し業者ではないということは注意せねばなりません。
養生がいくら丁寧でも、あまりに料金が高くては選択肢から外れることもあるかと思います。
いじわるな言い方ですが、金を払ってプロに依頼する以上、傷がつかないことは大前提です。
極端な話「うちはコスト削減のため、作業員1人、養生も一切なしでやりますが、絶対に傷つけません。」という業者があり、他社よりも5万円も安いならば当然選択肢に入ります。
今回私が依頼した引越し料金比較表
では、具体的にアート引越しセンターの料金は高いのでしょうか?安いのでしょうか?
私が今回見積もり依頼をした料金で比較しましょう。
引越し料金比較表 | ||
引越し業者名 | 見積もり料金 | エアコン/洗濯機 |
アート引越しセンター | 12万9000円(フリー) | ◯/◯ |
サカイ引越しセンター | 11万1240円(15時〜) | ◯/× |
アリさんマークの引越社 | 10万9080円(9時〜) | ◯/× |
引越し本舗 | 8万6000円(フリー) | ◯/× |
A社 | 20万6000円(フリー) | ◯/× |
B社 | 5万6100円(フリー) | ◯/× |
※3人家族、近距離の引越し(2DK→4LDK) ※エアコンクリーニング・設置希望 ※洗濯機クリーニング・設置希望
上の比較表をご確認いただけるとお分かりいただけるかと思いますが、洗濯機清掃サービスがあるとはいえ、料金は他よりも若干高めの設定です。
名誉のために名前は伏せておきますが、20万円以上で見積もりを出してきたところと、5万円台という激安の見積もりを出してきた業者もありました。
そういったことも加味すると、そこまで高いとも言えない絶妙なラインかと思います。
ただ、結果的に私はアリさんマークの引越社に依頼したわけですが、それは大正解でした。おそらくアリさんマークの引越社以外にお願いをしていたらトラブってその日に引越しが出来ないか、作業が深夜にまで及び、初日からご近所に迷惑を掛けていたかもしれません。
そういったこともありますので「誰に取ってもおすすめ」という業社を紹介することはできませんが、アート引越しセンターは見積もり依頼を出す価値は十分にあると思います。
アート引越しセンターのメリット・デメリット
そんなアート引越しセンターのメリットとデメリットを簡単にまとめます。
メリット
- 全国に支社がある大手で歴史ある会社なので安心
- オリコン顧客満足度No. 1を7度獲得する実績
- 運搬時、家具のホコリや汚れ拭き取りサービス
- 引越し前のご近所挨拶サービス
- 段ボール後日無料引き取り
- 豊富な専用ケース
などがアート引越しセンターの基本サービスのメリットです。特に、豊富な専用ケースは営業さんも自信たっぷりにお話されていました。
「テレビ専用ケース」はより安全にテレビを運搬でき、「食器ケース」はポンポンと食器を入れるだけの便利なケースで人気です。
通常なら、一枚一枚割れ物用の梱包紙に包まなくてはなりませんが、この専用ケースがあればスピーディーに梱包できます。
デメリット
- 料金が最安ではない
- 多少の傷は気にしないのでさっさと作業してほしい
- 食器ケースが諸刃の剣
これだけ他社に認められているアート引越しセンターでも弱点はあるようです。料金的には、やはり激安の業者に合わせることはできないそうです。その時点で候補から外れるという場合もあるでしょう。
また、おなじみの丁寧な養生ですが、養生を貼るのにも時間はかかります。したがって、多少の傷なら気にしない・スピード重視の方にもおすすめはできません。
また、食器ケースは他社でもあまりいい印象を持っていない方がちらほら。理由は、食器のサイズが合わなければ結局包まなくてはならないことや、ケース自体の細かい洗浄ができないため、利用者がお腹を痛めたケースがあったそうです。
真偽のほどはわかりませんが、心配な方は運搬後に食器を洗浄し直すか、食器ケースを利用しないという方法で解消できます。
アート引越しセンターがおすすめした引越し業社は?
それでは最後に、そんなアート引越しセンターが認める業者はどこなのでしょうか?
偶然とはいえ、私が質問をした引越し業者たちから一目置かれるアート引越しセンターですが、当然アート引越しセンターの営業さんにも同じ質問をぶつけました。
「自社以外であなたが認める引越し業者を挙げるならどの業者ですか?」
との問いました。回答は、
サカイ引越しセンター
だそうです。
理由を伺ったところ、
「あの料金であの品質なら私は文句ありません」
とのことでした。
安いには安い理由が、高いには高い理由があるなかで、その品質に自分がどこまでお金を出せるかというところが最終的なポイントになりそうです。
「引越し料金は、相場があってないようなもの」というお話を聞いたこともあります。
このように、引越し業社は話を聞くほどに新しい発見がありますし、相見積もりを取るほどに数万円単位で料金が変わってきます。よほど好みの引越し業社がある場合を除いては、引越し侍などの引越し業社一括見積もりサイトで必ず数社のお話を聞きましょう↓
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あなたにぴったりの引越し業者探しのお役に立てれば幸いです。それでは。
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