たまの休日に風を感じながらの日光浴でリラックス
日当たりを活用した洗濯物干しスペース
週末にはウッドデッキに仲間を呼んでバーベキュー
DIYで家庭菜園もインテリアも自分好みに
自分の好みやライフスタイルに応じていろんなことができるバルコニー。しかし、それにはしっかりとした計画が必要です。
今の家のバルコニーをアレンジしたい方も、注文住宅でこれからバルコニーの広さや場所を決める方も、今回紹介するポイントを是非チェックしてみてください。
バルコニー・ベランダ・テラスの違い
早速ですが、まずはバルコニーの定義から紹介していきます。
ベランダやテラスと混同してしまいがちですが、一言でまとめると
- 屋根があるのが「ベランダ」
- 屋根がないのが「バルコニー」
- 1階にあるのが「テラス」
ということになります。
マンションなどで、屋根があるのにバルコニーと呼ばれたりすることがありますが、それは「屋根」ではなく「上の階のバルコニーの床」だからです。
あくまで雨をしのげれば良いので、ベランダでもバルコニーでも良いかと思いますが、一応紹介させていただきました。
バルコニー計画の口コミ失敗談
思っていたより狭い
バルコニーでよくある口コミ、特に失敗談で多いのが、
「あれ?思ってたより狭い」
というものです。
なぜなら、バルコニーは居室の間取りに比べて、手すり壁や外壁などが分厚いため、同じ広さの感覚で間取りを決めると完成時に狭く感じるからです。
ですから、例えば1畳分のバルコニーを想定して180cm×90cmとしても、実際には壁全体がぎゅっと内側にきますので、165cm×75cmくらいになると想定しなくてはなりません。
洗濯物を干すには奥行きが大事
さらにバルコニーである口コミ、失敗談
「洗濯物を干すのにもっと奥行きがあればよかった」
というものです。
注文住宅で間取りを決める際、バルコニーのサイズを大きくするために横幅を優先的に広げる方が多いようです。
例えば、いまより0.5畳分バルコニーを広げる計画をします。
上の図のように、多くの方は横幅を広げます。こうすれば物干し竿を長く利用でき、一見非常に効率が良いようにみえます。しかし奥行き75〜80cmのスペースに幅45cmほどの洗濯物を干すと、図のようにほぼいっぱいになり、洗濯物を干すあなたの作業スペースがなくなってしまいます。
ならばと洗濯物を干す場所を手前いっぱいまでよせると、風であおられた洗濯物が外壁につき、汚れてしまいます。
ですから、下の図のように
同じ0.5畳分の面積を奥行きに広げます。すると、物干し竿の長さは先程より短くはなりますが、洗濯物を干す作業スペースが確保でき、結果的に効率が上がるのです。
また、これだけスペースに余裕があれば、バルコニーの手すりより背の低い洗濯物干しを別途設置でき、目隠したいもの用の洗濯物干しとして活用することもできます。
このようにバルコニーは奥行きが大事で、洗濯物を干す場合の目安のサイズは壁芯で136.5cmと言われています。
屋根・軒があるとバルコニーはさらに便利
洗濯物を干す場合は特に、屋根や少しでも軒がでていると急な雨でも安心できます。
つまりはベランダになるのですが、それが難しい場合はバルコニーのサッシの室内側に窓枠室内物干しを設置するだけでかなり利便性が上がります。
是非、参考にしていただければと思います。
リビング続きのフラットバルコニーが開放感抜群で人気
次に、人気のバルコニーの設置方法を紹介します。
「リビング続きのバルコニー」というものを聞いたことがあるでしょうか?
リビングに大間口のサッシを設置し、床の高さを合わせてそのままバルコニーにつなげるというものです。フラットバルコニーとも呼ばれます。
このフラットバルコニーは、リビングとの行き来がしやすいだけでなく、リビング・バルコニー双方を広く見せる効果があります。
あまり広さを確保できないリビング、バルコニーに非常に効果的ですし、流行りのセカンドリビングとしても使えます。
ただ一点注意していただきたいのは、ハウスメーカーによっては2階のサッシは浸水防止のためにサッシの設置を〜20cmほど高くしなくてはならないと決められているところがあり、その場合はフラットバルコニーにすることはできません。
それでもリビングのサッシを大きくとり、その先にバルコニーを設置することは非常に開放感がありおすすめです。
バルコニーでバーベキューがしたい
ある程度バルコニーの広さを確保できたなら、一度はやってみたいと思うのがバーベキューではないでしょうか?
家でそのままバーベキューとは、最高のロケーションなのですが、ここで注意ポイントをいくつか紹介します。
- 近隣からの目線が気になる
- 近隣へ煙・臭いが届く
- 笑い声や話し声の騒音問題
- 床に油・脂が飛び散る
- 火の始末に注意
上記のように、まずは立地によっては恥ずかしくてバーベキューどころではない可能性があります。バルコニーの設置は、周辺環境も考慮して間取り決めをしなくてはなりません。また、バルコニーの目隠しとしてルーバーなども人気です。
また、自分たちがよくとも大前提として近隣の方への配慮が必要です。大自然でバーベキューをしていると気づきにくいのですが、予想以上に煙や臭いが充満します。風向きによってはご近所の洗濯物に迷惑をかけたりとトラブルになりがちです。アルコールが入って来れば楽しくなって、知らず知らずのうちに大きな声になっているものです。
また、油はねや火の始末にも注意が必要です。
バーベキューをしていると油・脂が床に飛び散ります。この脂が、床材によってはデッキブラシで掃除してもなかなか落ちないのです。せっかくの気持ちいいバルコニーが台無しにならないように、床にシートを敷いたり事前にケアをしましょう。
炭火にも注意です。炭火は一度火がつくと長時間燃え続けます。しっかり始末をし、火災に備えましょう。
DIYで設置!バルコニーのおすすめ床材
バルコニーの床材は、イメージをガラリと変える便利アイテムです。種類が豊富で、お好みのインテリアの雰囲気を出すことも可能です。
人気はDIYで簡単設置の商品で、女性でもカットしやすくサイズ変更も楽々できるものが人気です。
デザインや素材は好みかと思いますが、私がおすすめする床材を1つだけ紹介しておきますと、IKEA/フロアデッキ 屋外用です。
値段も安く、設置も楽なので重宝しています。
このウッディーな感じに緑が映えるので、ガーデニングや人工芝との組み合わせもオススメです。
バルコニーの椅子(デッキチェア)とテーブルのおすすめ
同じくバルコニーに雰囲気を出すには、椅子やテーブルも大切なインテリアです。
やはり好みが分かれると思うので、私のおすすめを1つだけ紹介しますと、やはりIKEA/テーブル屋外用とチェア。
先ほどの床材フロアデッキと合わせてもおしゃれですし、やはりガーデニングの緑が映えます。そしてこのテーブルとチェアのいいところは、使わないときは畳んで片付けられること、そしてリーズナブルなこと。
目隠しをしつつバルコニーに採光と通気をする方法
最後にバルコニーの手すりや手すり壁、パネルの工夫によって目隠しをしながらも採光や風通しをよくする方法を紹介します。
ルーバー
ルーバーとは、上の図のように細長い羽板(はいた)を隙間をあけて平行に並べたもののことを言います。似たもので、格子やパンチングメタルなどもあります。
素材は木材だけでなくアルミなどもあり、カラーやデザイン、形状も様々なので、マイホームの外観にアクセントを持たせるために採用する方も多いです。
ルーバーのメリットは程よい目隠し効果を得つつ、通風・採光もできるということです。
ペット対策としてもオススメで、バルコニーで風を感じながら日向ぼっこをさせてあげたいけれど、間違って転落してしまったり、脱走してしまわないか心配という飼い主におすすめです。バルコニーをすっぽり包んでも通風・採光することが可能です。
シースルーパネル
バルコニーがただの壁では味気ないという場合は、シースルーパネルという選択肢もあります。
ガラスのように完全に透明なものもありますが、あえて半透明にすることで程よく目隠しをしつつ、手すり壁よりも開放感・採光・通風の効果があります。
なにも見えない壁よりも、防犯性が高まるのもポイントです。
カラーも豊富で、やはり外観にアクセントを加えるために採用する方も多いです。
バルコニー計画は、新築もリフォームも相見積もりでお得に!
ここまで紹介させていただいた情報を、ぜひバルコニー計画に役立てていただければとおもいます。
DIYやネット商品でもかなり安くおしゃれに仕上げることができます。
ただ、DIYなどでは限界がある場合はリフォームが必要ですし、新築の場合は間取り決めの際の事前計画がとても大切です。
リフォームを検討する場合はアイディアから見積もりまで複数社を一括比較できるタウンライフリフォーム がおすすめです。是非賢いリフォーム計画にお役立て下さい。
現在マイホーム建築を検討している方は、タウンライフ家づくりがおすすめです。
バルコニーにもこだわった間取りプランから資金計画のシミュレーションまで、大手ハウスメーカーを一括比較してくれるので「自分の理想」を実現できる間取りを、豊富なバリエーションで紹介してもらえます。
ぜひ参考にしてみてください。
それでは。
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