ちょっとした工夫でマイホームを快適に。
今回は、ウッドパネルを活用してベランダをオシャレにDIY、カスタマイズしていきたいと思います。
壁や床に穴を開けたりはしませんから、戸建てはもちろん、マンションや賃貸でも安心して作業していただけます。
それでは早速。
ウッドパネル選び・比較のポイントは?
まずは、ウッドパネルを選びましょう。
お店でも通販でも種類豊富なウッドパネルは、どれにしようか悩むものです。
比較すべきポイントは、
- デザイン
- 価格
- 設置・施工の簡単さ
- 人工木か天然木か
- 細かくカットでき、サイズの微調整ができるか
といったところです。
ここまで決めていけば残り数種類の候補までしぼる事ができます。
特に、人工木か天然木かは最初に決めておくと良いです。
人工木ウッドパネルか?天然木ウッドパネルか?
まず、ウッドパネルには大きく分けて2種類あります。
木粉と人工樹脂を混ぜ合わせて作った「人工木」と、「天然木」です。
それぞれの特徴をみていきましょう。
人工木ウッドパネルの特徴
- 人工なので木目などがそろっている(統一感がある)
- シロアリや腐食の心配がないので耐久性が高い
- 熱を吸収しやすいので夏は熱くなる
天然木ウッドパネルの特徴
- 木のぬくもりがある
- 木目が1枚1枚違うのでぬくもりがある
- ささくれやひび割れの可能性あり
- 虫や雨による腐食のケアが必要
どちらにしようか悩みましたが、私は「天然木」を選択しました。
ぱっと見は人工木の方がメンテナンス性も高く良いかと思いましたが、今回のベランダのDIYの目的は、
「夏でも裸足でベランダでくつろぎたい」
であり、熱を吸収して火傷レベルまで高温になってしまう可能性のある人工木では、そもそもの野望が果たせないからです。
天然木のデメリット部分に関しては、一手間加えれば軽減できそうだったので、「天然木」で決めました。
ウッドパネルはニトリかIKEAかその他か
次に、ウッドパネルをどこで購入するか問題です。
インテリアやマイホーム関連商品といえば、
が浮かびます。
まずはいつもかなりお世話になっている100均ですが…。種類が少ない事、長く使う予定のウッドパネルだけは安さだけで選べなかった事、加えて1枚当たりの価格に換算するとそこまでお得でもなかった事から断念しました。
次にホームセンターを覗いてみましたが、種類が少なく気に入ったデザインがなかったので却下。
ニトリの通販をみてみると、種類もあり大手の安心感もあるのですが、不運にも私の気に入るデザインがなく却下。
IKEAの通販をみてみると、お気に入りの色味とデザインのウッドパネルを発見!しかし「キノコが生えてきた」という口コミを発見してしまい、しかも送料が相当高いということで購入まで踏み切れず。
そして最後の頼みで発見したのが楽天市場のウッドパネルです。IKEAと同じアカシア素材、ほぼ同じデザイン、価格は送料まで計算してIKEAとほぼ同等でした。
それがこちら↓
今回使用するウッドパネルの特徴や価格
今回購入を決定し、DIYで利用するのはこちらです↓
Amazonはこちら↓
特徴
寸法は30cm×30cm 高さ(厚さ) 2.4cm
- 4辺ジョイントなので何枚でも好きな方向に連結して面積を変えられる
- 1枚のパネルもカットする事で15cm×15cmまでサイズアレンジできるので、より隙間なくパネルを敷き詰める事ができる
- 金属ネジを使わない
- 水はけのよい立ち上げ柱式の樹脂製ベース
- 上からのせるだけで簡単に連結設置可能。撤去もかんたん。
価格
価格は、私が購入した時は、
- 10枚1組セットで3660円(税込)
- 送料無料
でした。
ウッドパネルのDIY作業に必要なものと所要時間
それでは早速DIYしていきましょう。まずは準備するものです。
準備するもの
準備するものは、
- ウッドパネル
- ニッパー
- 紙やすり
- 木部保護塗料
- 塗料用のミニバケツ
- はけ
- ビニールシート(敷物)
- 軍手
です。
今回の商品のウッドパネルは、ネジもいらないので、普通に設置するだけなら「ウッドパネル」のみでOKです。
しかし私は、ウッドパネルをできるだけ隙間なく敷き詰めたいので、連結部分をカットするためのニッパー(カッターやハサミではちょっとカットが厳しい)を準備。
また、天然木ウッドパネルの欠点である「ささくれ」を対処するために「やすり」。
さらに、腐敗や防虫、耐久力アップを目的としてウッドパネルに塗るための木部保護塗料、はけ、作業でベランダが汚れないように使い捨てのビニールシートを敷物として作業しました。
所要時間
所要時間は、普通に敷き詰めるだけなら本当に「10分程度」で十分です。
ただ、私のように木部保護塗料を塗ったり(2時間)乾かしたり(数時間)、細かくカットする(30分)などの作業があると、実働だけで4時間ほど、待ち時間込みで半日ほどは余裕があると安心です。
ウッドパネルでDIYスタート
それでは早速DIYの手順を紹介していきます。
ウッドパネルでDIYする前のベランダ
こちらがウッドパネルでDIYする前の、殺風景なベランダです。よくあるベランダ。雨漏りように防水加工こそされていますが、夏場は裸足で歩こうものなら火傷ほぼ確定です。
1、ウッドパネルをやすりで削り、木部保護塗料を塗っていく
まずは天然木のウッドパネルの弱点を一手間加えてカバーしてあげましょう。
木になるささくれを紙やすりで削ります。といっても、一度敷き詰めて裸足で歩いてみましたが、私はそこまで気になりませんでした。
が、一応、念には念をです。
そして、木部保護塗料(浸透タイプ、防腐・防カビ・防虫・低臭)を塗っていきます。
その際に作業する場所、木部保護塗料を塗ったウッドパネルを乾かす場所にはあらかじめビニールを敷き、汚れないようにしておきます。
2、ウッドパネルを好みのサイズにカット
次に、ニッパーを使って好みのサイズにカットしていきます。
黒い連結部分(樹脂製)の場所をカットするのですが、ハサミでは硬く、カッターでも困難、ということでニッパーにたどり着きました。
上の画像は、正方形だったパネル(30cm×30cm)を横に半分にカットし(30cm×15cm)にしたものです。
こうする事で、いろいろなサイズのや形状のベランダでも無駄なくパネルを設置できるのでいいですね。
3、ウッドパネルを敷き詰める
ここまでくれば簡単です。
パネルの連結部分にあわせて、パズルのようにどんどん組み合わせていくだけです。
ウッドパネルでDIYした後のベランダ
ようやくウッドパネルでベランダのDIY完成です。
あんな殺風景で無機質だったベランダが、ウッドデッキ風の夏場でも裸足で歩ける快適なベランダになりました。(真夏日はさすがに裸足では熱かったです。)
木のぬくもりあふれるベランダは植物などの緑ともマッチしますので、アレンジをすればとてもオシャレな空間にできます。
また、木製テーブルやガーデンチェアをおいてアウトドアリビングにしたり、バーベキューやオープンテラスのカフェのようにくつろぐ事も可能です。
昨今の住宅トレンドのように、リビングのサッシを開け放ってリビング続きのウッドデッキや、セカンドリビングとして活用するのも「おつ」ですね。
ウッドパネルのメリット・デメリット
それでは最後に、ウッドパネルのメリットデメリットも確認しておきましょう。
ウッドパネルのメリット
- 業者(プロ)に頼まなくても自分で簡単にDIYできる
- 種類デザインが豊富なので好みに合わせやすい
- パネルの数を増減すれば、どんな広さにも対応
- 人工芝と合わせたり、アレンジがしやすい
- ベランダが見違えるようにオシャレになる
- 裸足でもそこまで暑くない
ウッドパネルのデメリット
- ウッドパネルの下の掃除が困難
- ウッドパネル自体のメンテナンスが必要
- 完全なサイズ調整は困難
- 超真夏日には結局高温になる
こういった事を参考にしていただければと思います。
それでは。
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