引越し業者を決めるとき、「サカイ」「アート」「日通」など1社ずつ見積もりを取るのは意外と大変です。
同じ引越しでも業者によって料金が違うため、できれば複数社を比較したい。でも、何社にも同じ住所や荷物量を入力したり、電話したりするのは面倒ですよね。
そこで私が実際に使ったのが、複数の引越し会社へまとめて見積もりを依頼できる「引越し侍」です。
私の場合、一括見積もり後に複数社から連絡が入り、最終的に5社へ見積もりを依頼しました。
最初に提示された金額には6万円~21万円もの差があり、比較を進めた結果、最終候補は4万円~11万円まで下がりました。
一方で、申し込み後1時間ほどで8社から電話が来たので、「電話が多い」という口コミにも納得できる部分があります。
この記事では、私が実際に引越し侍を利用した結果をもとに、評判・口コミ、メリット・デメリット、電話が多いと感じたときの対策まで紹介します。
※私が一括見積もりを利用したのは2019年です。体験談は当時の内容として残し、サービス内容については現在の情報に合わせて整理しています。
結論|引越し侍は「価格を比較したい人」には便利。ただし電話には注意

実際に使った結論からいうと、私は「複数社を比較して引越し料金を抑えたいなら、使う価値はある」と感じました。
ただし、誰にでもおすすめできるわけではありません。
| 引越し侍が向いている人 | あまり向いていない人 |
|---|---|
| 複数社の料金を比較したい | 営業電話をできるだけ受けたくない |
| 引越し料金の相場が分からない | すでに依頼したい会社を1社に決めている |
| 価格とサービスを見比べたい | 複数社とのやり取りが面倒 |
| 自分で強く値下げ交渉するのが苦手 | とにかくWebだけで完結させたい |
私の場合、こちらから「もっと安くしてください」と強く交渉しなくても、他社の見積額を聞かれる中で提示額が下がっていきました。
一方、一括見積もりを申し込むと複数の引越し会社へ見積もり依頼が送られるため、各社から電話やメールが入る可能性があります。
安さを優先するなら便利。電話対応の少なさを最優先するなら、別の使い方も検討する。
この特徴を理解して利用するのが一番です。
引越し侍とは?一括見積もりだけではない
引越し侍は、複数の引越し会社の料金やサービス、口コミなどを比較できる引越し比較・予約サービスです。
運営会社は株式会社エイチームライフデザイン。株式会社エイチームホールディングスのグループ会社です。
運営会社やサービス内容が分からない、いわゆる「正体不明の怪しいサイト」というものではありません。
現在の引越し侍には、一括見積もり以外にも複数の比較方法があります。
| 方法 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 一括見積もり | 複数社へまとめて見積もりを依頼 | しっかり相見積もりしたい人 |
| スマート比較 | 料金・口コミを比較し、やり取りする会社を絞る | 電話ラッシュを抑えながら比較したい人 |
| 予約サービス | 料金やサービスをネット上で比較して予約 | 複数社との電話対応を減らしたい人 |
| 見積もりシミュレーション | 個人情報登録なし・電話なしで概算料金を確認 | まず相場だけ知りたい人 |
つまり、「引越し侍を使う=必ずたくさんの会社から電話が来る」ではありません。
自分がどこまで比較したいのか、電話対応をどこまで許容できるのかによって使い方を選べます。
※スマート比較など一部サービスは、利用条件によって使えない場合があります。実際に申し込む際は、対象となるサービスを確認してください。
引越し侍はなぜ無料で使える?
引越し侍の一括見積もりや比較サービスは、利用者側のサービス利用料がかからない仕組みです。
「無料だと逆に怪しい」と感じる方もいるかもしれませんが、無料だから運営にお金がかかっていないわけではありません。
運営会社は引越し会社をはじめとした提携事業者や広告主と連携してサービスを運営しています。
一方、提携先との個別の契約条件や紹介料の金額まですべて一般公開されているわけではありません。そのため、「1件紹介すると○円入る」など、確認できない数字を推測する必要はないでしょう。
利用者は無料で比較できる一方、運営会社と提携事業者とのビジネスとして成り立っているサービスと理解しておけば十分です。
引越し侍の一括見積もりを実際に使った結果
ここからは、私が実際に利用したときの結果を紹介します。
私の引越し条件
| 引越し条件 | |
| 家族構成 | 3人 |
| 日時 | 2019年5月31日 |
| 曜日 | 金曜日 |
| 時間 | 14時~ |
| 間取り | 2DK→4LDK |
| 距離 | 同一市内 |
| 作業依頼 | 梱包は自分たちで行う |
| 建物タイプ | マンション2階→新築戸建て |
家族が増えて賃貸住宅が手狭になり、新築戸建てへ引越すタイミングで利用しました。
一括見積もり後、候補となった会社の中から、口コミや会社規模などを見て5社に絞り、同じ日に訪問見積もりをお願いしました。
最初の見積もりは6万円~21万円
最初に提示された金額は、会社によって6万円~21万円。
同じ家族、同じ荷物、同じ移動距離なのに、ここまで価格差が出たことには驚きました。
もし最初に21万円を提示した会社だけに見積もりを頼み、そのまま契約していたら、他社との価格差に気付かなかったことになります。
この経験だけでも、引越しでは1社だけで決めず、相見積もりを取る意味は大きいと感じました。
比較を進めると4万円~11万円まで下がった
訪問見積もりを進めていると、営業担当者から、
「他社はいくらでしたか?」
と聞かれることが何度かありました。
私は積極的に「もっと値引きしてください」と交渉したわけではありません。
それでも他社の提示額を伝えていく中で価格が変わり、最終的な候補は4万円~11万円ほどになりました。
本当に市場の最安値だったかまでは分かりません。
ただ、複数社が競合していることが価格交渉の材料になったのは、実際に利用して感じたメリットです。
最終的には大手へ6万円+エアコン費用で依頼
最終的には、金額だけでなく会社への安心感も考え、大手の引越し会社へ依頼しました。
引越し料金は6万円+エアコンの分解洗浄・取り付け費用です。
一番安い会社だけを選んだわけではありません。
金額、口コミ、会社規模、サービス内容などを比較し、「この金額なら納得できる」と思える会社を選びました。
この経験からも、引越しの一括見積もりは最安値を探すだけでなく、価格と安心感のバランスを比較するために使うのがよいと思います。
引越し侍の良い評判・口コミ
公式が公開している利用者の声や外部の口コミを見ていくと、引越し侍で評価されている点には一定の共通点があります。
特に目立つのが、
- 複数の引越し会社をまとめて比較できた
- 会社ごとの料金差を確認できた
- 自分では見つけられなかった引越し会社も比較できた
- 電話で直接話したことで、料金以外の対応も判断できた
といった声です。
引越し料金は条件によって大きく変わるため、1社だけを見るより、複数社を同じ条件で比較できることにメリットを感じる人が多いようです。
複数の引越し会社を一度に比較できる
一括見積もりの一番分かりやすいメリットです。
通常なら会社ごとに住所や引越し先、家族人数、荷物量などを伝える必要があります。
一括見積もりなら、一度入力した条件をもとに複数社へまとめて見積もりを依頼できます。
私自身、引越し前は荷造りや各種手続きで忙しかったので、最初の依頼をまとめられたのは楽でした。
料金を比較すると相場感が分かる
引越し料金は、時期、曜日、時間帯、荷物量、移動距離などによって変わります。
そのため、「家族3人なら絶対○万円」と簡単にはいえません。
複数社から見積もりを取れば、同じ条件でもどのくらい価格差があるのか分かります。
私の場合は最初の提示だけで6万円~21万円の差があったので、1社だけでは相場を判断できないことを実感しました。
大手だけでなく地域の引越し会社も比較できる
引越し侍には、大手引越し会社だけでなく地域密着型の会社も参加しています。
テレビCMで見た会社だけで決めるのではなく、これまで知らなかった引越し会社を候補にできるのもメリットです。
ただし、住んでいる地域や引越し条件によって候補は変わるため、希望する会社が必ず紹介されるわけではありません。
引越し会社ごとの口コミも確認できる

引越し侍では、実際に引越し侍などを利用して引越しをした人へのアンケートをもとに、引越し会社ごとの口コミが掲載されています。
聞いたことのない地域密着型の会社が候補に出てきたときは、料金だけでなく利用者の評価を確認できるのは便利です。
ただし、口コミはあくまで個人の体験です。引越し侍内の口コミだけで決めず、見積もり時の担当者の対応や補償内容、追加料金の条件なども見て判断しましょう。
悪い評判・口コミ|引越し侍は電話がしつこい?

引越し侍について調べると、かなり目立つのが「電話が多い」「電話対応が大変だった」という口コミです。
実際、引越し侍自身が公開している利用者の声にも、複数社を比較できる点は便利だった一方、申し込み後の電話やメールが多かったという意見があります。
外部の口コミサイトでも、申し込み後に複数の引越し会社から連絡が集中したという不満が見られます。
一方で、「電話は大変だったが、各社と直接話すことでサービスや対応も比較できた」という声もあります。
つまり、電話そのものが一律に悪いというより、「価格をしっかり比較したいか」「電話対応をどこまで負担に感じるか」で評価が分かれやすいサービスと考えるのが近いでしょう。
私の場合は1時間以内に8社から電話
私が利用したときも、申し込みから数分後に最初の電話が入りました。
その電話中にも別の会社から着信があり、結果として1時間以内に8社から電話がありました。
私は「見積もりをお願いした会社から連絡が来ている」と分かっていたので、それほど嫌には感じませんでした。
ただ、これは人によって感じ方が大きく違うと思います。
仕事中に電話へ出られない人や、知らない番号から次々に電話がかかってくるのが苦手な人なら、十分に負担になる量です。
「電話が多い」という口コミを単なる悪評として片付けるのではなく、一括見積もりを使う以上は知っておきたいデメリットです。
断ったあとも連絡してきた会社が1社あった
私の場合、ややしつこいと感じた引越し会社も1社ありました。
「他の会社で検討しています」と伝えたあとにも、追加で電話がありました。
一方、それ以外の会社は断ればその後の連絡はありませんでした。
ここは引越し侍そのものというより、紹介された引越し会社によって営業スタイルに差がある部分です。
不要な会社には曖昧に返事をせず、
「今回は他社に決めましたので、見積もりは不要です」
とはっきり伝える方がやり取りを終わらせやすくなります。
電話が嫌なら「一括見積もり」以外も選べる
「電話が多いのは嫌だけど、料金は比較したい」という人もいるでしょう。
現在は、一括見積もり以外の選択肢もあります。
やり取りする会社を絞りたいなら「スマート比較」
スマート比較では、条件に合う引越し会社の料金や口コミをWeb上で比較し、その中から厳選された会社と見積もりのやり取りを進めます。
通常の一括見積もりのように、多くの会社と次々にやり取りするのを避けたい人には使いやすい仕組みです。
「たくさんの会社へ依頼するほど疲れてしまいそう」という人なら、こちらも比較してみる価値があります。
ネット中心で決めたいなら「予約サービス」
引越し予約サービスでは、対応可能な引越し会社の料金や口コミ、サービス内容などをWeb上で比較し、予約へ進めます。
「複数社から次々に電話を受けるより、自分で画面を見ながら比較したい」という人はこちらの方が向いています。
相場だけ知りたいなら電話なしのシミュレーション
まだ引越し会社へ見積もりを頼む段階ではなく、
「家族3人ならどのくらいかかる?」
「まず概算料金だけ知りたい」
という場合は、個人情報の登録や電話なしで利用できる見積もりシミュレーションもあります。
まず概算を確認してから、本格的な比較に進む方法もあります。
引越し侍のメリット
実際に利用した経験と現在のサービス内容を踏まえると、主なメリットは次のとおりです。
- 複数の引越し会社へまとめて見積もりを依頼できる
- 会社による料金差を比較できる
- 自分の引越し条件での相場感をつかみやすい
- 大手だけでなく地域密着型の会社も比較できる
- 引越し会社の口コミを確認できる
- 強い値引き交渉が苦手でも相見積もりを価格交渉の材料にしやすい
特に私が便利だと感じたのは、自分から無理に値引き交渉をしなくても「他社とも比較している」という状況をつくれたことです。
値引き交渉が得意でない人ほど、相見積もりとの相性はいいと思います。
引越し侍のデメリット・注意点
一方、利用前に知っておきたい注意点もあります。
- 一括見積もりでは複数社から電話・メールが来ることがある
- 紹介された会社すべてと話す必要はないが、断る手間はかかる
- 希望している引越し会社が必ず候補になるわけではない
- 概算見積もりと最終的な料金が同じとは限らない
- 基本料金だけでなくオプションを含む総額で比べる必要がある
「一括見積もりに申し込めば、その瞬間にすべての会社の確定料金が一覧表示される」と考えていると、イメージとの違いを感じるかもしれません。
一括見積もりは、複数の会社へ見積もり依頼をまとめて送るサービスです。
正確な料金を出すために、その後に電話や訪問などで確認が必要になる場合があります。
引越し料金は「一番安い見積もり」だけで決めない
引越し会社を比較すると、どうしても一番目立つのが金額です。
ただ、家計の負担を考えるなら基本料金ではなく、最終的にいくら支払うのかを比較してください。
たとえば、
- エアコンの取り外し・取り付け
- エアコン洗浄
- 洗濯機の設置
- 荷造り・荷解き
- 不用品処分
- 時間指定
- 追加のダンボール
- 荷物量が増えた場合の追加料金
などで費用が変わることがあります。
私自身も「6万円」で契約しましたが、実際にはエアコンの分解洗浄と取り付け費用が別にかかっています。
5万円+追加3万円と、7万円ですべて込みなら、後者の方が安いということもあり得ます。
特に新築住宅への引越しでは、家具・家電の購入など他の支出も重なりやすい時期です。
見積書は「引越し料金」という大きな数字だけを見るのではなく、何が含まれていて、何が別料金なのかまで確認しておきましょう。
引越し会社を比較するときに確認したいポイント
価格以外では、次の点も比較しておくと安心です。
- 荷物の補償内容
- 養生の範囲
- ダンボールなど資材の料金
- エアコン工事などオプション料金
- 時間指定の条件
- キャンセル・日程変更の扱い
- 当日の作業人数
- 口コミ・評判
「とにかく安い会社」に飛びつくのではなく、料金差に納得できるサービス差があるのかを見ると選びやすくなります。
引越し侍の使い方|一括見積もりは簡単
一括見積もりの流れは難しくありません。
- 現在の住所と引越し先を入力する
- 引越し予定日や人数などを入力する
- 家具・家電などの荷物情報を入力する
- 条件に合う引越し会社へ見積もりを依頼する
- 各社の料金・サービスを比較する
- 依頼する会社を決める
入力する荷物量が実際と大きく違えば、最終料金が変わる可能性があります。
特に大きな家具、エアコン、ピアノなどがある場合は、漏れなく伝えておきましょう。
私が利用した当時は、以下のような画面から荷物情報などを入力しました。

※画像は私が利用した当時の画面です。現在の入力画面・項目とは異なる場合があります。
引越し侍に関するよくある質問
引越し侍は無料ですか?
引越し侍の一括見積もりサービスは無料で利用できます。
もちろん、実際に引越し会社と契約した場合には、その会社へ引越し料金を支払います。
一括見積もりをすると何社から電話が来ますか?
一括見積もりでは、条件に合う複数の引越し会社へ見積もりが依頼されます。
そのため電話・メールの数は、依頼先となった会社数や各社の連絡方法によって変わります。
私の場合は1時間以内に8社から電話がありました。
電話なしで引越し侍を使えますか?
概算料金を知るだけなら、個人情報登録・電話なしで使える見積もりシミュレーションがあります。
また、複数社との電話を減らしたい場合は、予約サービスやスマート比較も選択肢になります。
入力した個人情報は引越し会社にも伝わりますか?
一括見積もりでは、見積もりサービスを提供するため、同意した範囲で提携する引越し会社などへ必要な個人情報が提供される場合があります。
そのため、申し込み後に引越し会社から直接電話やメールが来るのは、一括見積もりの仕組み上、不自然なことではありません。
電話番号や住所などを入力するサービスなので、申し込み前にプライバシーポリシーや入力画面の説明を確認し、どのサービスへ申し込んでいるのか把握しておくと安心です。
紹介された引越し会社は全部見積もりを取る必要がありますか?
ありません。
紹介された会社すべてとやり取りするのが負担なら、自分が比較できる範囲まで候補を絞ってもよいでしょう。
私の場合は、候補となった会社の口コミや会社規模などを見て5社に絞って訪問見積もりを取りました。
見積もりだけ取って契約しなくてもいいですか?
一括見積もりを利用したからといって、紹介された会社と必ず契約しなければならないわけではありません。
依頼しない会社には、その旨をはっきり伝えておくとその後のやり取りを減らせます。
見積もりで一番安い会社を選べばいいですか?
料金は重要ですが、安さだけで決める必要はありません。
補償、オプション、口コミ、見積もり時の説明、追加料金の条件まで含めたうえで、自分が納得できる会社を選ぶのがおすすめです。
まとめ|引越し侍は「相見積もりの道具」として使うと便利
私が実際に引越し侍を使って一番感じたのは、引越し料金は1社だけでは分からないということでした。
同じ条件でも、最初の提示額は6万円~21万円。
比較を進めると4万円~11万円ほどになり、最終的には大手引越し会社へ6万円+エアコン関連費用で依頼しました。
一方で、申し込み後1時間以内に8社から電話があったのも事実です。
そのため、一括見積もりが向いているのは、
- 複数社の料金をしっかり比べたい
- 相場を知ってから契約したい
- 多少の電話対応より安さを優先したい
- 値下げ交渉が苦手なので相見積もりを使いたい
という人です。
反対に電話対応が苦手なら、予約サービスやスマート比較、まずは電話なしの見積もりシミュレーションを使う方法もあります。
「引越し侍なら必ず一番安くなる」と考えるのではなく、複数社を比較して、自分で納得できる会社を選ぶための道具として使う。
これが、実際に利用した私がおすすめする使い方です。


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