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【実録】戸建ての近隣トラブル|土地を買って10年、購入前に知りたかったこと

土地を買ったとき、近所の人はみんな普通に見えました。

 

そして約10年後。

私道のことで、我が家に弁護士事務所から封筒が届きました。

 

どうしてこうなった。

 

今回は、宅建士の私が約10年住んだこの土地の隣人、ご近所さんトラブル事情を紹介します。

全部リアルです。

人間同士がこじれると、

AIすら思いつかないノンフィクションの連発です。

 

引っ越してきたばかりの時は、

「ふつうの人」

「ふつうの笑顔」

「ふつうの挨拶」

それなのに、住めば住むほどみえてくる人間関係。

表の顔と裏の顔。

 

「嘘でしょ!?」ってくらいのご近所トラブル・泥沼劇場。

みんなやりたい放題、言い放題。

 

さらに10年住むと、人だけではありません。

空き家、私道、雑草、騒音、町内会。

 

土地を見に来た数十分ではわからなかったものが、次から次へと姿を現します。

たまたま私が選んだこの土地でこれだけあるんですから、これからあなたが選ぶ土地にも何かあるかもしれません。

 

人ごとだと思えば愉快なエンターテインメント。

しかし私のような目に遭わないためにも、ちょっと真剣に最後までお付き合いください。

 

ちなみに、この土地を買った当時の私はまだ宅建士ではありません。

約10年住み、その後宅建士になった今振り返ると、

「いや、これは購入前に確認できただろ」

というものもあれば、

「こんなんどうやって調べんだよ」

というものもあります。

その答え合わせもしていきます。

私は、この土地の夏を知らない

土地探しは季節の変化も調査

空き家がある

まずはジャブ程度に空き家の存在から。

最近はよくメディアでも取り上げられる空き家問題。軽く耳にしたことがあるでしょう。

この土地を買うときも営業さんにサクッと紹介されました。

その時の私の反応と言えば、

「へー、ここにも空き家あるんだ。時代ですねー」

くらいなもんです。

 

まさかこの空き家が、10年経ってボロッボロに朽ちて今も残っているなんて、当時の私は知らないですから。

 

第一に不気味。

第二に老朽化で崩れないかが心配。

悪臭こそありませんが、生活の通り道にあるので、存在を忘れられない。

そして万が一、建物や塀などが道路側へ倒れれば、生活道路にも影響しかねません。

 

たかが空き家。

されど空き家。

宅建士メモ
空き家が近所にあるからといって、それだけで購入を避ける必要はありません。ただし国土交通省も、管理されていない空き家について、倒壊・外壁等の落下・害虫・悪臭・枝の道路へのはみ出しなどのリスクを挙げています。購入前は「空き家があるか」だけでなく、外壁・屋根・塀・庭木などの管理状態も見ておきたいところです。

雑草や樹木が生活道路に覆い被さり通行困難

この空き家がこんなトラブルも引き起こします。

私がマイホーム購入のための土地を決めたのは12月、住み始めたのは5月。

 

そう、私はこの土地の夏を知らない

 

住み始める頃には生活道路を20%ほど塞ぐように茂った雑草、樹木。

そしてこの草木が道路まで茂る状況は、空き家付近だけでなく至る所に。

軽自動車同士がすれ違うのすら困難なこの道路では、その20%が一気に通行を不便にさせる。

所有者側で対応してもらったり、周囲で相談しながら対応したり。

とにかく面倒です。

 

まさに季節の変化を想像できていなかった私のチェックミス。

 

12月の私は、冬の道路を見て、「通れるな」と思っていました。

夏の道路は、「通れるけど、せまっ」になりました。

 

同じ土地です。

宅建士メモ
土地を確認するときは、現地を訪れた日の状態だけで判断しないことも大切です。草木、虫、日当たり、農地、交通量など、季節や時間帯によって見え方が変わるものがあります。すべての季節に確認するのは現実的ではありませんが、「夏ならどうなるか」「雨の日ならどうなるか」と想像するだけでも違います。

道を塞ぐのは、草木だけじゃありません

生活道路をしっかりチェック。私道、通行時間帯、妨げになる物

敷地外にバイクをとめる

この土地で過ごし始めて2年ほど経過したとき、私たちの生活道路に、とあるバイクが停められるようになる。

「なんだろう?」

「誰のだろう?」

なぜ気になるかって、前述の通りこの道路は狭い。

草木の20%ですら不便な道では、バイク一台の駐車も邪魔でしょうがない。

しかし持ち主がわからないので放置するしかない。

 

数日後、私はこの生活道路である私道の所有者から、

「あのバイク、邪魔だからどけるようにいってくれ!!」

と、お叱りをいただく。

「あ、すみません。」

って、

 

なんで私が謝らなくちゃならんのだ。

 

簡潔に説明すると、

  • この生活道路は私道
  • その私道の持ち主が、お怒りのこの方(地主)
  • そして私は当時、たまたま順番でこの町内会の代表(理事)だった

地主さんもバイクの所有者がわからない。

とりあえずこの地域の理事である私にぶつけてみたという流れ。

 

なんでやねん。

 

しかし解決せなばならないのでご近所に聞き取り調査。

その結果、バイクの持ち主の女性を特定。

そこで、私はその持ち主のところに行き、地主さんがお怒りなのでなんとかして欲しいと説明をする。

すると、

「邪魔って言われたって、あそこは生活道路ですから使う権利があるじゃないですか!」

とお叱りをいただく。

 

だからなんでやねん。

 

それは地主に言ってくれ。

「生活道路なので使用することと、バイクを駐車しておくことは別だと思いますけど。というか、地主さんと直接やりとりしてくれないですか?」

なだめる私。

女性はキッとなって、

「そんなこと言ったって、主人が足を悪くしてあんな風になっているのに、バイクも止められなかったら私はどうしたらいいんですか!!」

 

は?

 

へ?

 

え、どゆ意味?

 

「すみません、どんな事情があるかは、地主さんと直接やりとりしてくれないですか?バイクを置くのをやめるか、地主さんに交渉に行かれるか、どちらでもいいのでよろしくお願いします。」

会話にならなすぎて面倒なので、その家を後にする。

あとあと知りましたが、旦那さんが足を悪くして歩くのが大変になり、その女性がメインで働くようになったそうです。

事情はわかりました。

大変なのもわかりました。

しかし、

だからといって他人の土地にバイクを止めていい理由にはならないし、なんで私が2回も怒られたのかもわからない。

宅建士メモ
ここでは当時の会話をそのまま紹介していますが、「生活道路だから当然に駐車できる」「私道所有者なら自由に通行を止められる」と一律に判断できるものではありません。私道の種類、所有関係、持分、契約、通行権などによって扱いは異なります。個別の私道については、登記や契約内容まで確認して判断する必要があります。

私道問題は、これで終わらなかった

私道はやめとけ。

これはホントにみなさんに言いたい。

……と言いたくなるくらい、私は私道でいろいろ経験しました。

少し触れましたが、私たちの生活道路は私道。

そして、この私道を通らなければ公道へ出ることができません。

この私道問題が10年も経つと、いろんなところに歪みを生みます。

  • 人間関係
  • 金銭関係
  • 生活の利便性
  • 将来性
  • 不動産の価値

ああ、なんでこんなことになったんだ。

 

この土地を紹介されたときに、たしかに営業さんは言っていました。

眺めもいいですし、日当たりもいいです。近くに公園もある。駅にも近くて。まあ、あとはこの道が私道ってことくらいですかね。あっ!ここ花火大会が家から見えるんですよ!

一言一句とは言わないが、けっこう記憶に残っているこのセリフ。

うまいことメリットの間にデメリット挟み込んだなって、その営業トークを警戒した記憶もある。

でも当時の私も、「私道かぁ」くらい。

 

10年後、

道路が陥没して、

自分たちで業者を探して、

見積もりを取って、

住民でお金を出し合って、

さらに弁護士事務所から通知まで届くとは知らない。

 

さすがにこの話は長くなるので、私道については別記事で詳しくまとめました。

道路の陥没。

補修業者探し。

実際の見積書。

住民での費用負担。

そして、弁護士事務所から届いた通知。

通行料の話まで出ています。

「私道ってことくらいですかね」を軽く考えた10年後、実際に何が起きたのかはこちらです。

【実録】私道の家を買って後悔?10年住んで起きた補修費・通行・近隣トラブル

宅建士メモ
私道だから必ず問題が起きるわけではありません。ただし、宅地・建物の売買では「私道に関する負担」は重要事項説明の対象です。私道物件を検討するときは、公道・私道という区分だけでなく、道路種別、所有者、自分の持分、通行、ライフライン工事、維持管理や費用負担まで確認しておきたいところです。

デイサービスや介護の車の停車が多い

車がすれ違えないほど狭いこの道路はさらに問題を抱えます。

この一帯は若いファミリー層も多いのですが、この地域に長くお住まいの年配層も多く、デイサービスや介護の車が頻繁に入ってきます。

宅配便などとは違い、ご年配の方をケアしながら車に乗ってもらうため、停車時間が長い。

しかもそれが、近所の出勤時間とかぶってしまう。

車で通勤の場合、少し時間に余裕を持って家を出る必要があります。

毎日ではない。

だからこそ予測もできない。

どの家のデイサービスがいつ、何時に来るかを把握するなんて無理ですから。

これも事前にわかっていたら、土地選びの候補は変わったかもなと思います。

 

道路って、「車が通れるか」だけじゃないんです。

その道路が、ふだんどう使われているか。

10年前の私は、そこまで見ていませんでした。

静かな住宅街。たしかに静かなんですけどね

静かな住宅街。しかし、時間帯が変われば騒音もある。暴走族、子供の遊び場、サイレン

夜には暴走族

夜中にこの家で寝るまで気づかなかったのですが、このエリアにはまだいるんです。

暴走族。

えー嘘でしょーーー。

いろんな意味でこわーい。

だいぶ遠くの大通りを走っているようですが、もう少しあっち側の土地を選んでいたらと思うと、色んな意味でゾッとします。

救急車・消防車

このエリアのために24時間ありがとうございますと言いたいところですが、消防署も近くにあるため、サイレンの音は日常茶飯事です。

自分の身に何かあったときに安心。

ここはプラスに捉えています。

同じ「音」でも、人によって評価は変わります。

小学生の溜まり場

家で仕事をしていると、外から子供の声がしてきます。

小学生くらいの男の子数人。

隣の家の子供とその友達で、窓一枚隔てた場所で大はしゃぎするので、話している内容まではっきり聞こえます。

「子供が元気なのはいい地域の証かな」

なんて最初は微笑ましく思っていました。

 

夏の日は、プールに水鉄砲。

ぎゃーぎゃーぎゃーぎゃー。

我が家があることなどおかまいなしで放水。

うちの窓に、

ビチャーー!

 

雪の日は、雪合戦だー。

ぎゃーぎゃーぎゃーぎゃー。

我が家の方にもかまわず雪玉をそれっ!!

うちの窓に、

ドサーー!

 

鬼ごっこ、かくれんぼ、なわとび。

きゃーきゃーきゃーきゃー。

 

これがほぼ毎日。

 

うーん、ちょっと。かなりうるさいかも。

 

仕事にならん。

まあ、我慢かな。

この子達が中学生になるくらいまで。

口喧嘩や暴言

比較的閑静な住宅街に位置するエリアなので、静かなのはいいのですが、どこかで口喧嘩や暴言がはじまると丸聞こえです。

 

春や秋、気候が穏やかな日には窓を開けて過ごしています。

小鳥のさえずりなどを聞いていると、

 

「だーかーらー、なんでオメーがそれできねんだよ!できるまで帰ってくんなボゲェーー。」

「いい加減にしろよテメー!だったらあんたの所とは取引終わりだ!!」

 

と、荒ぶった声。

ああ、またか。

我が家の裏には建築関係の会社があるのですが、そこからの暴言がしょっちゅう。

それで私はそっと窓を閉めるのです。

 

またとある日。

窓を開けて季節の風を感じていると、今度は家の表側から女性の声。

 

「あんたは言ったこともできないんだね!ほんといい加減にして!!」

「オムツだよ、もうあんたはオムツ。この布団がオムツになっちまうよ!めんどくさい」

 

向かいの家には、よく大声で喧嘩をするおばあちゃんとその娘が住んでいます。

それで私はそっと窓をしめるのです。

 

またとある日。

「何回言わせんだよこのクソガキ!!」

「ばーか!このクソババア!」

「なんだとてめーこの野郎!じゃあ一人で行けよ!!」

「ぎゃああああああああーーごめんなさーーーいーーー」

我が家の横には暴言ママとギャン泣き息子が住んでいます。

それで私はそっと窓を閉めるのです。

 

またとある日。

ブオーーンボボボブオーンボボボボーーーーーーー!!

我が家の左斜め前にはバイクが趣味の若いお兄ちゃんが住んでいます。

それで私はそっと窓を閉めるのです。

 

嗚呼、四面楚歌也。

 

土地を見に来たのは昼間。

しかも一回あたり、せいぜい数十分。

そりゃ分からんわ。

夜、休日、窓を開ける季節。

時間を変えると、同じ住宅街でも聞こえるものが変わります。

具体的な現地確認の方法はこちらでまとめています。

土地購入前の近隣調査は必要?隣人・騒音・自治会の確認方法を宅建士が解説
土地購入前の近隣調査で何を確認すべきかを宅建士・FP2級が解説。朝昼夜の現地確認、騒音・臭い・ゴミ集積所、自治会、不動産会社への質問、近隣住民への聞き込み、自分で調べても分からない場合の近隣調査サービスまで紹介します。

こんなご近所ですが、他人の騒音には厳しいのです

ご近所トラブル 変わった人 騒音にうるさい sns書き込み 挨拶に厳しい

静かにしてという近隣住民

住む前はこんなに近隣がうるさいとは知りませんから、常識人として工事前にご近所に挨拶に行きました。

「これから新築工事でしばらく騒音などでご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。完成して入居しましたらまた改めてご挨拶に伺います。」

と言って回りました。

 

向かいの家の方、

「あーそうなの。うるさくなるわねー。早く終わるといいわ。」

 

2軒先のおじいちゃん、

「来週日曜だけは静かにしてください。孫が来るんで、工事がうるさいと孫の声が聞こえないもんで。すみません。お願いだから静かにしてください。」

 

家の裏の会社の人、

「えー?建つの?へぇ。あんまうるさくしないでね。」

露骨に嫌な顔。

 

じつはこのあたりは元々うるさいって、先に知っていればなぁ。

挨拶がないと怒る

ですが数年後、この挨拶回りが正解だったことを知ります。

 

向かいのおばさまに、「ちょっとあんた!」と呼び止められ話を聞くと、

「あのね、これから新築のあそこの家の人、挨拶なかった。気をつけて。もうここらじゃ評判悪いから。ダメよ。礼儀のなっていない人は。ここらじゃそういうのが一番大事なんだから。」

それを聞いて、私は過去の自分を褒めました。

 

危なかった。

嫌な思いをしたけれど、あの日、挨拶行っておいて良かったと。

近隣を牛耳るボスおばさま3人組

そして数年も住むと見えてきます。

このエリアには情報や地域の決め事を担うボス的な存在のおばさま3人組がいます。

近所の道路上に集まっては井戸端会議。

いつも楽しそうに談笑しています。

しかし、

この方達に嫌われたら終わりです。

 

私はせっせと贈り物やこまめな挨拶をしていたので、良くしていただいていますが、

「あそこの家はこうだ」

「あの奥さんはどうだ」

という噂話の多くが、ここから流れてきます。

情報が本当かどうかは別として、敵に回してはならない方達ということが知れただけでも幸いです。

危なかった。

SNSで近所の悪口を書き込みする人

最近このエリアに引っ越してきた家族。

奥様も旦那様もにこやかで、ご挨拶などもする普通の家族。

 

なんと、この奥様がSNSでは近所への不満をかなり強い言葉で発信していました。

 

私は例のボス3人おばさまに教えられ、少し内容を拝見したのですが、

普段の様子からは想像もできないような言葉遣い。

しかも顔写真ありの本名アカウント。

えー、こわ。

近所のSNSをチェックする人

そして、さっきの件でもうひとつ怖いなと思ったのは、

SNSで近所の悪口を言っている人を発見した人がいるということは、

近所の人のSNSをこっそりチェックしている人がいるということ。

近所の悪口を発信するのも怖いけど、近所の人のSNSを調べに行くのも怖くないですか?

私はこの一件のあと、個人名でやっていたFacebookなどの発信をやめ、過去にあげた家の中の写真や旅行写真、友人との写真なども少しずつ消していきました。

地主さんが変わった人

これまで何度か登場した地主さん。

初対面の時も強烈でした。

それは新築工事前のご挨拶。

ご挨拶は、私とハウスメーカーの営業さんの二人で行きました。

「これから新築工事で騒音などご迷惑をおかけします。」

その営業さんの言葉をさえぎるように、

「えー、建つの?」

と一言。

そして嫌そうな顔。

虚を突かれる営業さん。

私が即座にフォロー。

「すみません。私の家です。ご迷惑をおかけします。」

私の顔を一瞥し、

「ふーん。あ、それで、おたく会社どこ?」

と営業に話を戻す。

「〇〇会社でございます。」

「ああ、じゃあ、関係ないけどさ、あそこで工事やってる〇〇会社っているでしょ?」

地主さんが指差した先でも新築工事が行われている。

「あそこの会社の奴らさ、うちのここの道路も直すって言ったのになかなかやってくれないんだけど。」

「はあ。」

「ほら、ここ。ここのとこの修理ぜんぜんやってくれないんだよね。」

「はあ。」

別会社のクレームを言われ、どうしたらいいか困る営業さん。

私がフォローを入れる。

「それはその会社の方でなければわからないと思うんですけど、私たちはどうすればいいですか?」

「え?まあいいや」

といって家に入っていく地主さん。

 

なんてこった。

会話にならない。

 

ここに引っ越すのやーめよっかなー。

 

あ、もう後戻りできないんだった。

犬放し飼い

近所に犬を飼っている方がいて、普段はリードをつけて散歩をしているのですが、気が向くと犬のリードを外して自由に走り回らせます。

 

大きめの犬なので、娘がそれを怖がります。

難しいですよね、これ。

飼い主にとってはかわいい家族ですから。

 

それから、散歩の時にふつうに私の家のブロック塀におしっこをします。

ワンちゃんのマーキングスポットにされてしまいました。

難しいですよね、これ。

飼い主にとってはかわいい家族ですから。

 

相手がご近所の方で、これからもお付き合いがあるので、注意しづらい。

頼む!気づいてくれ!!!

これは立派なご近所トラブルだと思います。

こんな「人」のこと、土地を見ただけでわかる?

こんな「人」の近隣トラブル、土地を見ただけで調査できる?

ここまで書いて自分でも思います。

こんなんどうやって購入前に調べんの?

空き家は見ればわかる。

道路幅もわかる。

消防署も地図を見ればわかる。

夜の騒音だって、夜に来ればある程度わかります。

でも、

近所にどんな人が住んでいるか。

地域の付き合いが濃いのか薄いのか。

何が原因で近所同士が揉めているのか。

町内会にどんな空気があるのか。

数回土地を見に来ただけでは、さすがに限界があります。

 

だからといって購入前の私が一軒ずつ、

「すみませーん。この辺にヤバい人住んでます?」

なんて聞いて回れるわけもない。

仮に聞いたとしても、

「はい、私です」

と名乗り出てくれるわけでもありません。

ここは、自力調査が難しい部分だと思います。

トナリスクは、購入予定の土地・戸建て・マンションについて、近隣への聞き込みや現地調査などを行うサービスです。

もちろん、将来起きるトラブルまで100%予測できるものではありません。

ただ、

「家も土地も価格も気に入った。でも近所だけが最後まで怖い」

という人なら、調べられる範囲を一度確認しておく価値はあると思います。

私は料金、調査内容、デメリット、「調査していることが近所にバレないのか」までこちらの記事で確認しています。

トナリスクの評判・口コミは?料金・デメリット・バレる?宅建士が検証
トナリスクの評判・口コミを最新情報で検証。料金55,000~242,000円、デメリット、調査で何が分かるか、近所にバレる可能性、自分で行う近隣調査との違い、売買契約前に依頼するタイミングまで宅建士・FP2級が解説します。

トナリスクで購入前の近隣調査について確認する

持ち家になって地味に重かった町内会

持ち家になって地味に面倒な町内会

年会費の数千円を払うのは別にいいんです。

大変なのは、数年ごとに順番で巡ってくる理事の役割がかなり負担です。

  • 毎月1回の集会に参加
  • 年に2回以上地域行事の手伝い
  • 年に2回以上地域清掃への参加
  • 年に6回ほどの募金活動
  • 回覧板に表紙をつけて回す
  • 担当エリアへの報告
  • 担当エリアの要望吸い上げ

これが日々の予定に地味に影響してきます。

「じゃあ、入らなきゃ良いじゃん」

ともいかない。

少なくとも私が暮らす地域には、入って当たり前という空気・同調圧力があります。

ご近所のみなさんが順番に回しているのに、自分だけ逃げるという罪悪感。

仲間外れにされる可能性も気になる。

これからここで長く生活していくのです。

波風を立てたくないと思うのは自然です。

だからせめて、

町内会のないエリアの土地にすれば良かった。

そういうのも調べてくれる「トナリスク」を知っておけばよかった。

宅建士メモ
町内会・自治会は一般に任意団体で、加入そのものが法律上当然に強制されるものではありません。実際に自治体も「加入は任意」と案内しています。一方で、活動内容や地域での付き合い方は場所によって大きく異なります。「加入義務があるか」と「現実に断りやすいか」は別の話なので、気になる方は購入前に活動内容・会費・役員の頻度などを確認しておくと判断しやすくなります。

雪かき、落ち葉かき、草刈り

町内会の役割とは別に、ご近所の季節の困りごとも解決しなくてはなりません。

大雪の後には雪かき。

秋には落ち葉かき。

夏には雑草の草刈り。

そして10年もこの土地に住んでいると見えてきます。

 

あの家の人、ぜんぜん手伝わないなーって。

というか、

いつも私がやってるなーって。

 

言いたいことは、こういう横のつながりが強い土地を選んだ結果、私はいろいろなことを任されることになりましたということ。

これが社会と思える人はいい。

苦手な人もいる。

どちらが正しいとかじゃないんです。

自分と地域の相性。

これも土地選びなんだなと、今は思います。

家の裏に広大な畑

家の裏のそばにある畑が起こすいろんなトラブル。

我が家の裏には広大な畑があります↓

家の裏の広大な畑

ベランダから開放的な景色が広がります。

いいでしょう。

私もそう思いました。

 

ただ、写真は雨で土が濡れていますが、乾くとサラサラの土になります。

風が吹くと土埃が舞います。

 

洗濯物を干す予定だったベランダ、

終了のお知らせです。

 

うちは諦めて乾燥機付きの洗濯機を買いました。

少し想像すればわかったことだったのに。

土がある。

乾く。

風が吹く。

土が飛ぶ。

小学生でもわかる。

なぜ土地を買うときの私は、

「開放的でいいですねー」

で終わったのだろう。

おまけに農業のシーズンには、トラクターやら耕運機やらが爆音で畑を疾走します。

当然です。

畑なんだから。

農業するところなんだから。

あとから来たのは私。

畑、なめんなよ。

土地を購入するときは、こんなこともチェックしなければなりません。

宅建士になった今、10年前の自分に言うなら

宅建士になった今、10年前の土地を買った自分にアドバイス

いろいろありました。

でも、ここまで読んで、

「じゃあ近所に何の問題もない土地を探せばいい」

とは思わないでください。

そんな土地、購入前に証明できません。

10年あれば、人も変わります。

子どもは大きくなります。

高齢になる人もいます。

引っ越してくる人もいます。

空き家になる家もあります。

静かだった場所に何かが建つことだってあります。

未来は読めません。

それでも、10年前の私が目の前にいて、同じ土地を買おうとしていたら言います。

一回見ただけで決めるな。

昼に行ったなら、夜にも行け。

平日に見たなら、休日にも行け。

冬なら、夏を想像しろ。

道路は「車が通れる」で終わるな。

その道路が普段どう使われているか見ろ。

空き家があったら、

「へー、時代ですねー」

で終わるな。

畑を見て、

「開放的ですねー」

だけで帰るな。

町内会も聞け。

そして、

私道と言われたら、もっと食いつけ。

宅建士メモ
土地購入前に確認する内容には、自分で現地を見ればわかること、不動産会社から説明を受けること、周辺への聞き込みなどをしなければ把握しにくいことがあります。この3つを分けて考えると、「何をまだ確認できていないか」が見えやすくなります。

自分でできる近隣調査については、こちらでかなり細かくまとめています。

土地購入前の近隣調査は必要?隣人・騒音・自治会の確認方法を宅建士が解説
土地購入前の近隣調査で何を確認すべきかを宅建士・FP2級が解説。朝昼夜の現地確認、騒音・臭い・ゴミ集積所、自治会、不動産会社への質問、近隣住民への聞き込み、自分で調べても分からない場合の近隣調査サービスまで紹介します。

不動産会社が隣人や近隣トラブルをどこまで調べるのかはこちら。

不動産会社は隣人をどこまで調べる?重要事項説明・近隣トラブルの告知義務を宅建士が解説
不動産会社は隣人や近隣トラブルをどこまで調べる?宅建士が、重要事項説明・告知書・宅建業法35条・47条の違い、説明義務が問題になった裁判例、契約前に買主が確認すべきことまで分かりやすく解説します。

「結局、戸建ての隣人ガチャって回避できるの?」という方はこちらです。

隣人ガチャは回避できる?戸建て・マイホーム購入前にできる対策を宅建士が解説
隣人ガチャは完全に回避できませんが、戸建て・マイホーム購入前の現地確認でリスクは下げられます。宅建士が騒音・駐車・ゴミ・境界の確認方法、重要事項説明で分かること・分からないこと、近隣調査サービスを使う判断基準まで解説します。

私道については、実際の補修費や弁護士からの通知までこちらで詳しくまとめています。

私道の家に10年住んで実際に起きたトラブルを見る

土地ではなく「ここで10年暮らす」と考えてみてほしい

土地ではなく「ここで10年暮らす」と考えてみてほしい

私はこの土地を買ったことを、すべて後悔しているわけではありません。

良いところだってあります。

日当たりもいい。

交通の便も悪くない。

花火だって見える。

でも、

「購入前に今知っていることを全部知っていたら、それでもこの土地を買った?」

と聞かれたら。

もっと悩んだと思います。

もしかしたら、別の土地を選んだかもしれません。

家を買うときは、

駅まで何分。

土地の広さ。

日当たり。

価格。

学校。

スーパー。

いろんな条件を見ます。

もちろん全部大事です。

でも、家を建てたあと毎日付き合っていくのは、その数字だけじゃありません。

その道路を通る。

その音を聞く。

その人たちと顔を合わせる。

その町内会で暮らす。

夏も冬もそこで生活する。

だから土地を見るときは、

「ここに家を建てられるか」だけではなく、「ここで10年暮らせるか」まで想像してみてください。

自分で確認できるところまでは確認する。

不動産会社に聞けることは聞く。

それでも近隣だけがどうしても不安なら、第三者に調べてもらう方法もあります。

住み始めてから、

「えー嘘でしょーーー」

となっても、

家は簡単には動かせませんから。

当サイトが、人気ブログランキングの「戸建て部門」でランキング1位になりました!これからも丁寧に分かりやすく情報をお伝えしていきます。

この記事を書いた人

名前:早坂

プロフィール:不動産のプロである現役の宅地建物取引士(令和6年11月26日合格・令和7年5月7日宅地建物取引士資格登録あり)。また

  • マンション管理業協会 管理業務主任者
  • 賃貸不動産経営管理士
  • 国家資格ファイナンシャル・プランニング技能士2級
  • ファイナンシャル・プランニング(資産設計提案業務・生保顧客資産相談業務)
  • 日本商工会議所主催 簿記検定2級

など、その他の不動産に関連する国家資格も多数保有するだけでなく、FPや簿記などお金や企業経営、財務分析の知識も活用しながら、わかりやすく、公平かつ正確な情報の提供に努めています。

土地・物件探し引越し・入居計画・流れ

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