
先生、最近Instagramで「ヌックのある家」という投稿をよく見かけます。
「小上がり」や「秘密基地みたいなスペース」がすごくおしゃれですよね。

そうですね。
最近の注文住宅では、
「広い家」よりも「居心地の良い場所をつくる」
という考え方が人気になっています。
その代表的な間取りが、
ヌック
です。SNSでも施工事例が数多く投稿され、注文住宅の人気トレンドの一つとなっています。
ヌックとは?


そもそもヌックって何ですか?

ヌックとは、
家の中につくる「こぢんまりとした居心地の良い空間」
のことです。
明確な広さの決まりはありませんが、
一般的には2〜3畳程度のスペースが多く、
- リビングの一角
- 階段下
- 窓際
- 廊下の一角
などを活用して作られます。
なぜ今人気なの?

昔は和室が人気でしたよね。

ライフスタイルが変わったことが大きな理由です。
最近は、
- 在宅時間が増えた
- 家族それぞれの時間を大切にしたい
- 個室ほど閉鎖的ではない場所が欲しい
という人が増えています。

ヌックなら、
家族の気配を感じながらも、
自分だけの時間を過ごせるのが魅力です。
小上がりとの違いは?

小上がりと同じようにも見えます。

似ていますが、少し違います。
| ヌック | 小上がり |
|---|---|
| こぢんまりとした居場所 | 床を一段高くしたスペース |
| 読書・昼寝・趣味向き | 和室やキッズスペースにも使われる |
| 「おこもり感」が特徴 | 開放感を残しやすい |
最近では、
「小上がりヌック」
のように、
両方を組み合わせた間取りも人気です。
ヌックのメリット

人気なのも分かる気がします。

主なメリットはこちらです。
① 自分だけのリラックス空間になる
本を読んだり、
コーヒーを飲んだり、
昼寝をしたり。
ちょっとした時間を過ごす場所として人気です。
② 子どもの遊び場になる
リビング横なら、
家事をしながらでも見守れます。
秘密基地のような空間になるため、
子どもにも人気があります。
③ デッドスペースを有効活用できる
階段下や廊下など、
使いにくい空間も有効活用できます。
ヌックのデメリット・注意点


いいことばかりに思えますが、注意点もありますか?

もちろんあります。
見た目がおしゃれだからと取り入れると、後悔するケースもあるため注意しましょう。
① リビングが狭くなる場合がある
ヌックを作るには一定のスペースが必要です。
限られた床面積の中で設けるため、リビングやダイニングが想像より狭く感じることがあります。
特に20坪台の住宅では、間取り全体とのバランスを考えることが重要です。
② 使わなくなることもある
最初は読書スペースとして使っていても、
- 荷物置き場
- 子どものおもちゃ置き場
になってしまうケースもあります。
「何のために作るのか」を家族で話し合っておくと失敗しにくくなります。
③ 冷暖房が効きにくいことも
壁で囲まれたヌックや階段下のヌックでは、空気がこもりやすくなる場合があります。
設計段階で、
- エアコンの位置
- 換気
- 採光
まで考えておくことが大切です。
④お掃除ロボット(ルンバ)が掃除できない
ルンバなどのお掃除ロボットはその場所を掃除できません。
後悔しないヌックの作り方

せっかく作るなら、長く使えるヌックにしたいですね。

そうですね。
後悔しないためには、次のポイントを意識しましょう。
① 使用目的を決める
まず、
- 読書スペース
- ワークスペース
- 子どもの遊び場
- ペットスペース
- お昼寝スペース
など、目的を明確にすると設計しやすくなります。
② コンセントを設置する
スマートフォンの充電やノートパソコンを使うなら、コンセントは必須です。
後から増設するよりも、建築時に設置しておく方が費用を抑えられます。

③ 照明計画も重要
ヌックは「居心地の良さ」が魅力です。
ダウンライトだけでなく、
- 間接照明
- ブラケットライト
- 読書灯
などを組み合わせると、より快適な空間になります。

④ 将来の使い方も考える
子どもが成長すると遊び方も変わります。
家族構成の変化を考え、
将来的には収納や趣味スペースとしても使える設計にすると無駄になりにくいでしょう。
よくある質問(FAQ)
Q. ヌックは何畳くらい必要ですか?
一般的には1〜3畳程度が多く採用されています。
用途によって必要な広さは異なります。
Q. ヌックと書斎の違いは?
書斎は仕事や勉強を目的とした個室に近い空間です。
一方、ヌックは家族と適度な距離感を保ちながらリラックスするための小さなスペースという違いがあります。
Q. 小上がりとヌックはどちらがおすすめですか?
どちらにもメリットがあります。
収納や和室としても活用したいなら小上がり、
「自分だけの居場所」を重視するならヌックがおすすめです。
FP・宅建士からのワンポイントアドバイス
最近は「広いLDK」だけではなく、「家の中にお気に入りの居場所をつくる」という考え方が広がっています。
ヌックは比較的小さなスペースで実現できるため、限られた面積でも暮らしの満足度を高められる可能性があります。
ただし、流行だけで採用するのではなく、「家族が10年後も使い続けられるか」という視点で検討することが、後悔しない家づくりにつながります。

まとめ|ヌックは「広さ」より「心地よさ」を重視した新しい住まいの形
SNSを中心に人気が高まっているヌックは、小さなスペースでありながら、暮らしにゆとりを生み出す間取りとして注目されています。
読書や趣味、子どもの遊び場など、多目的に使える一方で、リビングが狭くなったり、使わなくなったりする可能性もあります。
そのため、
- 使用目的を明確にする
- 家全体とのバランスを考える
- 将来のライフスタイルも見据える
ことが、満足度の高いヌックづくりのポイントです。
「広い家」だけが理想ではなく、「家族それぞれが心地よく過ごせる居場所」をつくるという考え方は、これからの家づくりにおいてさらに広がっていくでしょう。

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