緑の柱とは?

「緑の柱」とは、国産のスギやヒノキなどに木材保存剤を加圧注入し、腐朽やシロアリ被害に強くした構造材です。
株式会社コシイプレザービングが展開する「ハウスガードシステム」の中核となる建材で、木材の表面に薬剤を塗る一般的な処理とは異なり、圧力をかけて木材の深部まで薬剤を浸透させています。

緑の柱を使えば、シロアリ対策はもう何もしなくていいんですか?

そこは分けて考えよう。緑の柱自体は塗り直し不要とされていますが、床下の防蟻処理や保証を継続するためのメンテナンスまで不要になるわけではないよ。
緑の柱には高い防腐・防蟻性能が期待できますが、「採用すれば家が永久に腐らない」「その後のシロアリ対策は一切必要ない」という意味ではありません。
費用や保証条件、どこまで緑の柱を使うのかも含めて判断する必要があります。
| 項目 | 緑の柱・ハウスガードシステムの特徴 |
|---|---|
| 主な目的 | 木材の腐朽・シロアリ被害を抑える |
| 処理方法 | 木材保存剤を加圧注入 |
| 主な木材 | 国産無垢材のスギ・ヒノキ |
| 使用薬剤 | マイトレックACQ |
| 緑の柱自体のメンテナンス | 原則として塗り直し不要 |
| 導入費用 | 建築費の約1~2%が目安 |
| 保証 | 2026年現在は仕様に応じて30年保証 |
緑の柱とハウスガードシステムは同じではない
「緑の柱」と「ハウスガードシステム」は同じ意味のように使われることがありますが、厳密には異なります。
緑の柱は、防腐・防蟻処理を施した構造材そのもの。一方のハウスガードシステムは、緑の柱に床下のシロアリ予防処理や錆びにくい構造用金物などを組み合わせ、住宅の耐久性を高める仕組みです。
そのため、「緑の柱を採用している」という説明だけでは、どの範囲まで緑の柱を使うのか、どの保証が付くのかまでは分かりません。
緑の柱はなぜ腐朽やシロアリに強い?
緑の柱の大きな特徴は、木材保存剤を表面に塗るだけではなく、「加圧注入処理」によって木材の内部へ浸透させることです。
加圧注入処理で表面から10mm以上まで薬剤を浸透させる
加圧注入処理では、木材を「注薬缶」と呼ばれる大きな設備に入れ、内部の空気を抜いたあと、木材保存剤を満たして圧力をかけます。
メーカーによると、一般的な塗布処理では薬剤の浸透が表面から約1mmなのに対し、緑の柱の加圧注入処理では表面から10mm以上まで薬剤を浸透させます。
ここで注意したいのは、柱の中心まですべて薬剤が染み込んでいるわけではないことです。メーカーのFAQでも、木材の芯まで浸透させるのは難しく、表面から約1cmの処理層によって木材を守る仕組みだと説明されています。

「加圧注入=柱の中心まで全部薬剤が入っている」という意味ではないんですね。

そうだよ。大切なのは、一般的な表面処理より深い部分まで薬剤による保護層をつくっていることなんだ。
なぜ緑の柱は緑色なの?
緑の柱が緑色に見えるのは、使用されているマイトレックACQに銅化合物が含まれているためです。
メーカーによると、処理後の銅は木材に定着して水に溶け出しにくく、触っただけで緑色が手に付くものではありません。
緑色に着色して商品を目立たせているのではなく、使用している木材保存剤の成分によって緑色になっています。
マイトレックACQという木材保存剤を使用
緑の柱には、株式会社コシイプレザービングが研究開発した「マイトレックACQ」という木材保存剤が使われています。
主な成分は塩化ベンザルコニウムや銅化合物などで、JIS K 1570「木材保存剤」に規格化され、AQ認証品やJAS製品にも使われています。
木材そのものを特殊な素材に変えるのではなく、国産無垢材に防腐・防蟻性能を持たせる処理と考えると分かりやすいでしょう。
緑の柱の耐久性は?29年間の屋外試験と施工実績
「薬剤を注入しているのは分かったけれど、本当に長期間効果が続くの?」と気になる方もいるでしょう。
メーカーが紹介している森林総合研究所の屋外暴露試験では、木材を土に挿して雨ざらしにする厳しい環境で試験を行い、緑の柱は29年間腐朽しなかったとされています。
また、2026年6月時点でハウスガードシステムの累計完工棟数は2.1万棟超、採用工務店は118社、施工対応エリアは47都道府県に広がっています。メーカー集計では、販売開始以降の腐朽被害は0件と公表されています。
ただし、屋外試験と実際の住宅では条件が違い、メーカーが公表する実績だけで将来の被害を完全に否定することはできません。
「29年間腐らなかった=すべての住宅で永久に腐らない」と考えるのではなく、長期耐久性を判断するための一つの実証データとして見るのがよいでしょう。
緑の柱に使われる薬剤は安全?人体への影響は?
緑色の構造材を見ると、「強い薬剤を使っていて体に影響はないの?」と不安になる方もいるかもしれません。
使用されているマイトレックACQは、JIS K 1570「木材保存剤」に規格化された木材保存剤です。
メーカーは、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドを含まず、有害なVOCを発生させる成分も含まれていないと説明しています。
住宅だけでなく公共土木構造物などにも利用されていますが、安全性が気になる方は、「安全と言われたから」で終わらせず、住宅会社に使用薬剤や安全性に関する資料を見せてもらうとよいでしょう。
緑の柱を採用する5つのメリット
1.シロアリ被害への備えを構造材そのものに持たせられる
木造住宅にとって、シロアリは柱や土台などの構造材を傷める原因のひとつです。
緑の柱は木材の表面から10mm以上まで防腐・防蟻成分を浸透させているため、構造材そのものにシロアリへの備えを持たせられます。
完成後には壁の中へ隠れてしまい、簡単に交換できない柱や土台だからこそ、新築時から対策できる点は大きなメリットです。
2.腐朽による構造材の劣化を抑えやすい
木材は、雨漏りや結露などによって水分の多い状態が続くと、腐朽菌による劣化が進むことがあります。
構造材が腐れば、新築時に確保した耐震性能を将来まで同じ状態で維持できるとは限りません。
緑の柱は、シロアリだけでなく腐朽にも備えられる点が特徴です。
3.緑の柱自体は定期的な塗り直しが不要
薬剤を加圧注入しているため、メーカーでは緑の柱自体を「メンテナンスフリー」としています。
完成後に壁を壊して柱へ薬剤を塗り直す必要はありません。
ただし、床下の防蟻処理や保証延長のためのメンテナンスとは別の話です。「緑の柱がメンテナンスフリー=家全体のシロアリ対策も永久に不要」ではありません。
4.耐震性能を長期間維持するという考え方につながる
耐震等級3の住宅でも、将来シロアリや腐朽によって柱・土台・筋交いなどが大きく劣化すれば、新築時と同じ構造性能を維持できるとは限りません。
家づくりでは「建てたときに何等級か」だけでなく、その性能を支えている構造材を長期間どう守るかという視点も必要です。
緑の柱は、そのための選択肢のひとつです。
5.シロアリだけでなく腐れも保証対象になる
現在のハウスガードシステムでは、仕様に応じて30年間の保証が用意されています。
シロアリ保証は建物全体が対象ですが、腐れやカビについては加圧注入処理木材など対象範囲が決められています。
「30年保証」という年数だけを見るのではなく、何がどこまで保証されるのか確認することが大切です。
緑の柱のデメリット・後悔しやすいポイント
緑の柱には魅力がありますが、メリットだけを見て採用を決めるのはおすすめしません。
1.建築費が高くなる
一般的な構造材や防蟻方法と比べて、導入費用が増えることは避けられません。
メーカーでは、ハウスガードシステムを採用した場合の追加費用について、住宅の大きさにもよりますが建築費の約1~2%を目安としています。
例えば建築費3,000万円なら、1~2%は単純計算で約30万~60万円です。
ただし、実際には住宅会社の標準仕様に含まれている場合もあれば、オプションになる場合もあります。採用する仕様によっても金額は変わるため、実際の追加費用は見積書で確認してください。
2.採用できる工務店・住宅会社が限られる
緑の柱は、どのハウスメーカーや工務店でも自由に採用できるわけではありません。
全国で採用されていますが、対応する工務店は限られています。
すでに依頼したい住宅会社があるなら、緑の柱を使えるかどうかだけで会社を変更するのではなく、その会社が採用している別の防腐・防蟻方法も確認して比較しましょう。
3.緑の柱だけで家全体の耐久性が決まるわけではない
緑の柱が腐朽やシロアリに強くても、住宅には雨漏り、防水不良、結露、地盤、施工精度、金物の施工状態など、ほかにも多くの劣化リスクがあります。
「緑の柱を使っているから、この工務店なら絶対安心」と判断するのは避けましょう。
耐震性能、防水計画、断熱・気密、基礎、施工管理、定期点検まで含めて住宅会社を見ることが大切です。
4.家中すべてが緑の柱になるとは限らない
「緑の柱採用」と説明されても、使用する範囲は仕様によって異なります。
基本仕様「HG-B」では1階の構造躯体に緑の柱を使用するのに対し、「HG-S」では土台から2階、屋根・小屋組みまで緑の柱を使用します。

「緑の柱を使っていますか?」だけ聞いても足りないんですね。

契約前なら「どこからどこまで使うのか」を確認して、できれば仕様書にも記載してもらおう。口頭説明だけで判断しないことが大切だよ。
5.保証を維持するには有償工事が必要
緑の柱そのものは塗り直し不要ですが、ハウスガードシステムのシロアリ・腐れ・カビ保証を維持するには、所定の保証延長工事が必要です。
現行仕様では、10年ごとの保証延長工事は有償となっています。
新築時の追加費用だけでなく、10年後、20年後にどのような工事が必要で、いくら程度かかるのかも住宅会社へ確認しておきましょう。
緑の柱はいくら高くなる?費用の目安
メーカーが示しているハウスガードシステム導入時の追加費用は、建築費の約1~2%が目安です。
とはいえ、1~2%という数字だけを見て高い・安いと決めるのは早いでしょう。
費用を比較するときは、次の内容まで確認してください。
- どこまで緑の柱を使うのか
- 採用するハウスガードシステムの仕様
- 床下防蟻処理の内容
- 保証期間と保証上限額
- 10年後以降の保証延長工事
- 住宅会社の標準仕様なのかオプションなのか
注文住宅では、構造材だけでなく耐震、断熱、窓、設備など予算をかけたい場所が数多くあります。
緑の柱に数十万円を追加することで、ほかの重要な性能を落とすのであれば、一度優先順位を整理した方がよいでしょう。
緑の柱は本当にメンテナンスフリー?
「緑の柱そのもの」と「ハウスガードシステム全体」を分けて考えると理解しやすくなります。
| 対象 | メンテナンスの考え方 |
|---|---|
| 緑の柱 | 加圧注入済みのため、原則として塗り直し不要 |
| 床下のシロアリ予防処理 | 効果を維持するため再施工が必要 |
| 保証 | 継続には所定の保証延長工事が必要 |
| 住宅全体 | 通常どおり定期点検や修繕が必要 |
「メンテナンスフリー」という言葉だけを見ると、家を建てたあと何もしなくてよいように感じますが、そうではありません。
緑の柱の塗り直しが不要であることと、住宅全体の維持管理が不要であることは別です。
緑の柱の30年保証|年数より「条件」を確認する
ハウスガードシステムにはHG-B・HG-S・HG-BE・HG-SEの4つの仕様があります。
| 仕様 | 主な緑の柱の範囲 | 保証対象 | 保証期間 | 保証金額 |
|---|---|---|---|---|
| HG-B | 1階の構造躯体 | 腐れ・シロアリ | 30年 | 最大300万円 |
| HG-S | 土台から屋根・小屋組みまで | 腐れ・シロアリ | 30年 | 最大500万円 |
| HG-BE | HG-Bを基本 | 腐れ・シロアリ・カビ | 30年 | 最大300万円 |
| HG-SE | HG-Sを基本 | 腐れ・シロアリ・カビ | 30年 | 最大500万円 |
シロアリ・腐れ・カビ保証を継続するには、10年ごとの有償の保証延長工事が必要です。
また、保証はすべての被害を無条件に補償するものではありません。保証対象や対象外となる条件もあります。
宅建士として契約内容を見る際にも、保証は「30年」という数字だけでなく、保証対象・保証上限額・免責事項・維持条件まで確認することが重要です。
住宅会社から「30年保証なので安心です」と説明された場合は、契約前に保証書や保証規定も確認しておきましょう。
緑の柱のリアルな口コミ・評判は?
緑の柱はキッチンや住宅設備のように毎日目にする商品ではなく、完成すると壁の中に隠れてしまいます。そのため、入居後の使い勝手を評価する口コミは多くありません。
一方、実際に緑の柱を採用して家を建てた方のブログを見ると、「なぜ採用したのか」という判断材料は見えてきます。
「シロアリリスクを考えて緑の柱を優先した」という口コミ
ある施主は、建築地が畑の中にあり、周囲に木や竹が多く、既存住宅でもシロアリを見かけていたことから、シロアリ対策を家づくりの優先項目にしています。
薬剤の表面処理、ホウ酸処理、防蟻シートなど複数の方法を比較したうえで、加圧注入材を採用する住宅会社を検討し、緑の柱を住宅会社選びの理由のひとつにしたと紹介しています。
この口コミから分かるのは、「緑の柱だから何となく安心」というより、土地や周辺環境からシロアリリスクを考え、その対策として選んでいる点です。
「交換しにくい構造部分だから対策した」という口コミ
別の施主ブログでは、「家を長持ちさせるには後から取り替えられない部分への対策が重要」と考え、ハウスガードシステムを採用した事例が紹介されています。
実際の建築時には、土台や1階部分の柱、筋交いに緑の柱が使われている様子も掲載されています。
内装や住宅設備は将来交換できますが、壁の中にある柱や土台を後から交換するのは簡単ではありません。見えなくなる部分に予算をかけたい人には、この考え方は参考になるでしょう。
口コミを見るときは「販売側の声」と分けて考える
インターネットで「緑の柱 口コミ」と検索すると、採用工務店や住宅会社の記事も多く表示されます。
工務店側の評価も参考にはなりますが、自社で採用・販売している商品への評価なので、一般の施主による口コミとは分けて見る必要があります。
また、緑の柱は構造材のため、「住んでみたら暖かかった」「使いやすかった」といった短期間で体感できる商品ではありません。
口コミだけで良し悪しを決めるより、試験データ、費用、施工範囲、保証条件を合わせて判断するのが現実的です。
普通の木材・一般的な防蟻処理との違い
| 比較項目 | 緑の柱 | 一般的な表面処理 |
|---|---|---|
| 薬剤処理 | 加圧して表面から10mm以上まで浸透 | 塗布・吹き付けなど |
| 防腐対策 | あり | 薬剤・工法による |
| 防蟻対策 | あり | あり |
| 構造材自体の再処理 | 原則不要 | 使用する方法による |
| 初期費用 | 高くなりやすい | 比較的抑えやすい場合が多い |
ただし、防腐・防蟻対策には緑の柱以外にも複数の方法があります。
「緑の柱が絶対に一番」と考えるのではなく、住宅会社がどのような方法を採用しているのか、その方法でどこまで対策できるのか、将来どの程度メンテナンスが必要なのかを比較しましょう。
宅建士が考える|緑の柱を採用する前の5つの確認ポイント
緑の柱は完成後に見えなくなる部分だからこそ、契約前の確認が重要です。
- 緑の柱をどの部位まで使うのか
- ハウスガードシステムのどの仕様なのか
- 追加費用はいくらなのか
- 保証対象・上限額・免責事項はどうなっているか
- 10年後・20年後に必要な点検や工事はいくらかかるのか
特に確認したいのが、「緑の柱採用」という営業トークと、実際の契約内容を同じにしておくことです。
1階だけなのか、2階や小屋組みまで含むのか。口頭で聞くだけではなく、可能であれば仕様書や見積書で確認してください。
保証についても同じです。「30年保証」という言葉だけで判断せず、何が対象になり、どのような場合に対象外となるのかまで確認しておくと、契約後の認識違いを防ぎやすくなります。
そして、緑の柱を採用していることと、住宅全体の性能が高いことは同義ではありません。
耐震性能、構造計算、防水、断熱・気密、基礎、施工精度、アフターサービスなども合わせて比較しましょう。
緑の柱がおすすめな人・おすすめしない人
| おすすめな人 | 優先度が低い人 |
|---|---|
| シロアリ被害への不安が強い | 緑の柱だけを理由に住宅会社を選ぼうとしている |
| 木造住宅を長く維持したい | 住宅予算に余裕が少ない |
| 構造材の腐朽対策を重視したい | 耐震・断熱など先に予算をかけたい部分がある |
| 交換しにくい構造部分に予算をかけたい | 依頼先に別の十分な防腐・防蟻対策がある |
| 初期費用より長期的な耐久性を重視する | 保証やメンテナンス条件を確認せず採用しようとしている |
緑の柱を採用しなければ、耐久性の低い家になるわけではありません。
住宅会社によって防腐・防蟻への考え方や工法は異なります。緑の柱を含めて複数の方法を比較し、自分が納得できる対策を選ぶことが大切です。
緑の柱に関するよくある質問
緑の柱は本当に腐らないのですか?
メーカーは「腐らない木」と表現しており、森林総合研究所の屋外暴露試験では29年間腐朽しなかったと公表されています。
一方で、これは住宅全体が永久に劣化しないことを保証するものではありません。雨漏りや防水不良、施工不良などへの対策は別に必要です。
緑の柱は木の芯まで薬剤が入っていますか?
木材の芯まですべて薬剤が浸透しているわけではありません。
メーカーによると、加圧注入処理によって木材表面から10mm以上まで薬剤を浸透させ、約1cmの処理層で木材を守る仕組みです。
緑の柱ならシロアリ対策は不要ですか?
いいえ。
緑の柱そのものには防蟻処理が施されていますが、ハウスガードシステムでは床下からのシロアリ侵入を防ぐ処理も組み合わせています。
床下の防蟻処理には将来的な再施工も必要です。
緑の柱は人体に有害ではありませんか?
使用されるマイトレックACQはJIS K 1570「木材保存剤」に規格化されており、メーカーはホルムアルデヒドや有害なVOCを発生させる成分を含まないと説明しています。
薬剤への不安がある場合は、住宅会社から安全性に関する資料を取り寄せて確認するとよいでしょう。
緑の柱は何年保証ですか?
現行ハウスガードシステムでは、HG-B・HG-S・HG-BE・HG-SEの4仕様はいずれも30年保証です。
ただし、シロアリ・腐れ・カビ保証を継続するには10年ごとの有償の保証延長工事が必要です。
緑の柱はいくらくらい高くなりますか?
メーカーでは、ハウスガードシステム導入による追加費用を建築費の約1~2%としています。
住宅会社の標準仕様なのかオプションなのか、採用する仕様や住宅規模によって実際の金額は異なります。
緑の柱を使っている工務店なら安心ですか?
緑の柱は住宅の耐久性を考えるうえで魅力のある材料ですが、それだけで住宅会社の良し悪しは判断できません。
耐震、防水、断熱・気密、施工品質、保証、アフターサービス、建築総額まで確認して比較しましょう。
まとめ|緑の柱は「採用しているか」より「どう使うか」を確認しよう
緑の柱は、国産のスギやヒノキなどにマイトレックACQを加圧注入し、腐朽やシロアリ被害への耐久性を高めた構造材です。
一般的な表面処理より深い10mm以上まで薬剤を浸透させることや、29年間の屋外暴露試験など、耐久性を判断する材料があります。
一方で、建築費が約1~2%上がること、採用できる住宅会社が限られること、仕様によって使用範囲が異なること、保証継続には有償の工事が必要になることも理解しておきたいところです。
家づくりで確認したいのは、単に「緑の柱を使っていますか?」ではありません。
どこまで緑の柱を使うのか、どの仕様を採用するのか、追加費用はいくらなのか、保証条件はどうなっているのか。ここまで確認して初めて、自分にとって採用する価値があるか判断できます。
また、家の耐久性は一つの建材だけでは決まりません。耐震、防水、断熱・気密、施工品質、点検体制まで含めて住宅全体を見ることが大切です。
そのうえで追加費用に納得でき、シロアリや木材腐朽への備えを重視したい人にとっては、緑の柱・ハウスガードシステムは検討する価値のある選択肢といえるでしょう。
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